時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

日光・戦場ヶ原に置き忘れてきた思い

2022年10月06日 | 

 

日光と言えば、日本でも有数の観光地である。

日本の観光地ランキングみたいなものがあれば、ベスト10には定番のように入ってくる観光地だろうと思う。

そんな日光には、私はこれまで2~3回行っている。

そのうち2回は今でも覚えているが、もう1回はちょっと記憶がおぼろげだ。でも、行ったのは・・確かだったと思う。あるいは少し立ち寄っただけだったのかもしれない。

 

で、はっきり覚えてる2回というのは、1回は小学校の頃の修学旅行だった。

で、もう1回は20代の頃に友人と車で2人で行った。男同士だったので、色気はなかったけどね(笑)。

 

修学旅行で行った時は、おそらくその旅行は親以外の人と一緒に行く初めての旅行だったと思う。

だから、かなり印象深かったのだろう。

日光の定番スポットといえば、陽明門と華厳の滝。その2か所にはもちろん行った。

それ以外では竜頭の滝と、湯滝。あと、戦場ヶ原、中禅寺湖などなど。

 

友人と二人で行った時は、竜頭の滝と湯滝に行ったかどうかはよく覚えていない。

また、2回とも中禅寺湖には立ち寄ったとは思うが、遊覧船に乗ったわけでもないし、湖畔で過ごした時間は短かった。なので、印象度はあまり高くない。

 

修学旅行で行った時と、友人と二人で行った時の計2回で、共通した思いは持った点がある。

それは戦場ヶ原に関する思い。

 

その2回では戦場ヶ原にも立ち寄ったのだが、現地で過ごした時間は短かった。

たしか修学旅行では、バスでトイレタイムで少し停車しただけだったような気もする。

で、その2回で感じた共通の思いとは、「もっとこの戦場ヶ原に居たいな。できれば1日居てもいいぐらい、たっぷりここで時間を過ごしたい」という思いだった。

 

友人と2人で行った時は車で行ってたから、その気になればもっとその場で時間を過ごすこともできたが、時間的に夕方に近い時間帯になっており、その日泊る予定だった宿へのチェックインが気になって、あまり長時間戦場ヶ原には居れなかったのだと思う。

 

それでも、戦場ヶ原に降り立った時のあの広がりのある空間や景色にはかなり魅せられた覚えがある。

 

中禅寺湖湖畔で過ごした時間も短かったが、なぜか戦場ヶ原で感じた「もっとここに居たい。」という感覚ではなかった。

なぜ戦場ヶ原には、思いが残っているのだろう。宿題みたいな思いが。

 

思えば・・その後私は湿原と呼ばれる場所に旅行した時に、かなりの開放感を感じた覚えがある。釧路湿原しかり、尾瀬しかり。

釧路湿原も尾瀬湿原も、あの広がりが大好きだった。

私が戦場ヶ原に行ったのは、釧路湿原や尾瀬に行く前だったのだが、だだっ広い湿原に魅力を感じるようになった「草分け体験」が私にとっては戦場ヶ原だったのかもしれない。

 

戦場ヶ原に大きな魅力を感じながらも、あまりその場に長く居れなかった無念さが、その後釧路湿原や尾瀬湿原で滞在時間をしっかりとる旅プランにつながったような気がしている。

 

だが、その「草分け体験」になったはずの戦場ヶ原には、まだその後行けていない。

 

これは私が日光に置き忘れてきた思いであり、宿題みたいなものなんだと思う。

 

次回日光に行く機会があれば、戦場ヶ原ではしっかり時間をとりたいと思っている。

戦場ヶ原の宿に泊ったほうがよさそうだ。

で、しっかり戦場ヶ原のルートを散策したい。

 

ちなみに友人と二人で戦場ヶ原に立ち寄った時、あの広がりのある景色を見ながら私の心の中で鳴っていた音楽があった。

当時私はファミコンバージョンの光栄のシュミレーションゲーム「三国志(ファミコン版の初回作)」にハマりまくっていたのだが、そのゲームのBGMが、戦場ヶ原の山や空や湿原に鳴り響いてこだましているような気がしていた。

不思議な感覚だった。

 

また、修学旅行で日光に行った時は、初めて友人たちと過ごす旅の夜、宿で「まくらぶつけ」や「怪談話大会」になったのも忘れられない。

その時互いに披露しあった怪談話はどれもオリジナルだったと思うが、友人が創作したオリジナル怪談が妙に印象深かった。

なにせ、舞台は、その日私たちが泊っていた宿の敷地であった。

宿には広い庭があり、その庭の先には裏山みたいな山がいきなり迫っていた。

で、級友は・・宿の広い庭の「ある地点」から東へ100歩、北に50歩歩いた場所に遺体が埋められている・・・そんな話だった。

東へ100歩、北に50歩・・・という設定が妙にリアルだったので、今でも覚えているのかもしれない。

 

その級友にはもしかしたら、怪談トークの才能があったのかもしれない。

その級友は大人になって、どんな道を進んだのだろう。

 

今ではそれを確かめるすべは・・・ないままでいる。

 

 

ともあれ・・日光と言えば、一般的には前述の通り「陽明門」と「華厳の滝」がメインポイントだろうが、私にとっては・・やはり戦場ヶ原が一番気になる場所だ。

そしてその思いは・・ずっと続いている。

 

今度戦場ヶ原に降り立った時、私の心の中にはどんな音楽が鳴っているだろう。

 

 

  写真ACからの写真                            


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