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 時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

男風呂の、おばちゃん。

2008年03月05日 | 

どこの温泉だったか忘れたけど、とにかくある宿の風呂の脱衣所で。

私は男だからして、男湯に入る。
温泉に浸かりポカポカ暖まり、風呂から出る前に、座ってタオルをゆすいでいた。
ふと、何かの拍子に横を向いた。そこにはドアの向こうに脱衣所が見えた。
で・・脱衣所に、妙な人影がある。うごめいている。
なにやら、女性のようにも見えた。
でも、世の中には男性みたいな女性がいるように、女性みたいな男性もいる。
だから私はさして気にしなかった。

で、風呂からあがった。脱衣所はブロックに分かれるような感じになっており、死角もある。
死角の向こうに誰がいるかは、普通特には気にしない。
体をバスタオルで拭いてたら、脱衣所の死角になってるブロックから、風呂に入っていくために私のブロックを横切って、風呂場のドアに向かって歩いてゆく人がいる。
でもそんなのよくあること。

でも・・・なんか、妙な違和感を感じた。
で、チラッと横を見たら・・・。

なんと、裸のおばちゃんが歩いてるではないか!!
年齢的には、60才ちょい・・あたりだろうか。

「は??」
私の目は点になった。頭の上にはクエスチョンマークが出た。


おばちゃんったら、風呂のドアを開けて、中に入って行ってしまった。後ろ姿は隠してないので丸見えだった。やっぱり、さっき脱衣所で女性らしき人の姿を見たような気がしたのは、間違いではなかったのだ・・ということがはっきりした。
とりあえず、見ては悪い気もしたので、すぐに「見て見ぬフリ」をした私。
バツが悪かった・・というのもあったし。


で、すかさず私は自問自答する。

「え??ここ、混浴だっけ??」・・・一瞬、迷う。
「いや、違う。男女別に別れている内湯だ!」 ・・・自分に言い聞かせる。
「もしや私は、間違って女風呂に入ってしまったのか?」・・・一瞬、青ざめる。
「いや違う。中には男性客ばかりだった」・・・やっと安堵する。

そんな流れで考えを巡らし、ポカ~~ンとしてたら、なんと!
今ドアを開けて風呂に入っていったばかりのおばちゃんが、笑いながらすぐに出て来たではないか!
その笑いったら、テレ笑いのようでもあり、ばつが悪そうでもあり。

しかも!
その時!

ああ、なんということであろう、私とおばちゃんは一瞬、目が合ってしまったのだ!
おばちゃんは下半身だけタオルで隠してた。でも、私はおばちゃんの全体像を見てしまった・・。
また、おばちゃんも私の裸を見てしまった・・。


どうやら・・・このおばちゃんは・・・男風呂を女風呂と間違えて入ってきてしまったのだ~!

せめて・・脱衣所で私が使ってるカゴのある場所と、おばちゃんの使ってるカゴのある場所が、別ブロックでよかった・・。

だいたい・・・仮に混浴だったとしても、宿の内湯の場合は、脱衣所だけは男女別になっているものだ。貸し切り風呂ならともかく。
だから、見知らぬ男性が着替えてる脱衣所で女性も着替えるなんてことはない。

死角に戻ったおばちゃん、ブロックの向こうでシ~ンとしている。いや、よく聞くと、何か小声で独り言を言ってるような気配もある。
聴力を倍にして耳をすます私も私だ(爆)。
相手の出方を窺っているのだ。

たまたまその時、脱衣所には男性は私しかいなかったからよかったものの、おばちゃんが裸でいる時に、団体客で男性がゾロゾロ入ってきたら、どうなってしまっただろう???
そのおばちゃん、どうしただろう。何と言っただろう。

その意味じゃ、おばちゃん、ツイていた・・のかもしれない。

ともかく、おばちゃん、とっとと着替えて私よりも先にここを出てくれ。で、隣の女風呂に早く逃げ込んでくれ。
私の位置からは死角で貴女のことは見えない。
私が先に出るということは、貴女のいる場所を通って出口に向かうことになる。
そうすると、私と貴女は鉢合わせすることになる。それは恥ずかしいでしょ??


このおばちゃん、一人旅だったのだろうか?
もし連れがいたのなら、間違って男風呂に入ってしまった・・ということを連れに話したのだろうか。
で、その際「さっきさあ、間違って男風呂に入っちゃったのよ。そしたら、ヒゲの変なオジさんがいて、参っちゃったわよ」とでも話されていたのなら、私は可愛そうだ(笑)。
私、な~~んにも悪いことはやっていませんし~~。

それとも、このおばちゃん・・・この失敗談は、秘密にしているのかな。
だとしたら・・・見ず知らずの私だけは、この見知らぬおばちゃんの秘密を握っていることになる(笑)。

ともかく、その後、このおばちゃんがどうしたのかは、定かではない。


今思うのは・・・これが、もし若い女性だったら・・・その女性はどうしただろう・・・ということだ。
で・・・もっと思うのは・・・今回のケースがもしも逆だったら、一体どうなったのだろうということだ。
つまり・・・おじちゃんが、間違って女風呂に入っていってしまったら・・。
おそらく、宿中大騒ぎになりそうな気が・・。

そういう意味じゃ、男風呂におばちゃんが間違って入ってしまったのは、逆じゃなくてよかった・・・ということにしておこう(笑)。



こんな時、女性の皆さん、男性の皆さん、貴方ならどうしますか?
私の立場だったら。あるいはこのおばちゃんの立場だったら。

ところで、私・・この時、何か間違った対応をしたと思いますか???

もう・・#♭○×△■$%&?←変換ミスではありませんので、念のため。










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