
ちょっと前に放送されたテレビ番組「The 未科学ワールド」という特番。
見たのだが、中々面白かった。この手の番組では、久々に新鮮に感じた。
「未知なるものを科学で解き明かす」というテーマの科学系バラエティ番組だった。
テーマとして取り上げられたのは「宇宙人・UFO」「未確認生物(ビッグフットなど)」「心霊現象」など。
これらの現象を科学で解き明かすのだが、個人的に面白かったのは「心霊現象を科学で検証する」くだり。
アメリカで心霊現象が多発する古い建物に色んな科学機材を持ち込み、その館で起こったとされる心霊現象を、科学機材で解き明かし、それを科学的検証で再現してみせるくだりは、見てて楽しかった。
「オーブ」「霊の声」「以前訪れた来訪者が館内で目撃したという霊」「心霊写真」などが検証された。
はたしてそれらの現象は本当に心霊現象だったのか、あるいはそれらは科学で説明できるものなのか。
私個人的には心霊現象に関しては「半信半疑」である。でもそれが科学に説明できるなら、それに越したことはない。
科学的に説明できるなら、別に怖がる必要もない。
番組内で紹介された心霊現象は、普通の心霊番組なら「怖い」で終わってしまうかもしれない。
だがこの心霊実験で科学的に説明されると、いくつもの心霊現象が怖くなくなり、「こうすれば、その現象を科学的に再現できるのか」「こういう状況の中では、ああいう現象が起こるのか」と思うと面白かった。
例えば館内の気流の流れ、その時同時に館内や館の外でおきていた音や、スタッフの会話が、どう響いて、それが来館者にどう聞こえたか・・とか。
それと来訪者の心理的な状態なども検証。心霊写真として撮れた写真では、なぜそういう写真が撮れたのか、その原因の解明。
で、心霊現象と呼ばれた現象が、科学的に説明できるのは楽しかった。
とはいえ、その時の科学的な実験や検証では再現しきれなかったものもあり、その辺はまだ謎も残っていた。
案外、そのほうがいいのかもしれないね。
じゃないと心霊産業(?)は商売あがったりになるかもしれないから(笑)。
ただ、この趣旨の番組は、調査続行で今後も制作されてほしいなとは思った。
一味違う「超常現象番組」として。
案外、これまで民間伝承で伝わってきている怪談なども検証してくれたら面白いかも。
科学的に解明されて怪談の「夢」は壊れる部分もあるかもしれないが、その一方で「科学的に説明できない心霊現象」などもあぶりだされたら、かえって興味津々になりそうではある。
個人的には、それこそ知りたいし、見たい。
そういう意味では、一定の間隔をあけて、この番組の次回作も待ちたい。
あまり頻度が高すぎると、ネタ切れになりそうな気はするから。
この手の番組は好きです。
古くは、矢追純一ディレクターの木曜スペシャル。♪ジャジャ・ジャーーン♪
UFOの存在を、解明するTV番組の先駆けでした。
今時の番組だと、心霊スポットでの怪奇現象を電磁波のセンサーや
赤外線サーモカメラ、超高感度の暗視カメラで物理的に捉え
科学的に画像分析するといった手法が、取られています。
でも、センサーの警告音が、ピーピー鳴ってるのに
肉眼では、何も見えなかったら怖いだろうね。
撮影機材が、原因不明の故障したり、
霊能者の方も、確かにこの周囲に怨霊が数体、
見えますなんて言ったりするし、犬や猫などの
動物も異常な気配を、察知できるようです。
人間の脳が、創りだす幻覚のケースもありますが、
明らかに、人間の五感を超えた存在というか、
なんらかの未知のエネルギーの集合体が、関与する現象だと思います。
そういう番組は、昔から人気ありましたよね。
そうそう、心霊現象を検証する番組ではセンサーや、定点カメラなどもお馴染みです。
番組だけでなく、心霊ドキュメントビデオなどでも、そういう手法はよく見かけます。
今回取り上げた未科学番組では、色々なアイテムを駆使して、科学的に説明しようとして、心霊現象を再現しようとしてました。
再現できれば、科学的に説明できますからね。
で、心霊現象らしき現象の原因を究明する姿勢は楽しかったです。
霊能者の発言には、私は半信半疑です。実際には一般人に見えてないものを、霊能者だけが見えてるというのがどうも説得力が弱く思えて。
霊能者には。インチキな人もいると思いますし。
全てを否定するつもりはないですが。
科学では説明しきれない現象もありますしね。
そういう面もあるから、興味は尽きないのです。
以前外国の心霊屋敷に定点カメラやセンサーを取り付けた番組では、人間には何も見えてない空間に、屋敷に住み着いてた猫が反応し、警戒する映像がありました。結局猫が何に反応し警戒したのかはわからずじまいでした。
そんな現象は、なんとか科学で説明できたら、面白いでしょうね。
拍子抜けもあるかもしれませんが、興味は尽きないです。