
先日,ちょっと出かけた先に、日本庭園を見つけて入ってみた。
まるで、ちょっとした「小さな旅」気分だった。
そこはさほど広くない敷地に、ひとつの世界があった。
離れになってる茶室(?)もあれば、水琴窟もあった。
水琴窟に耳を近づけてみれば、楽器のような上品な音が聞こえた。
まるで、何かの曲で、効果音、もしくは瞬間的な楽器としても使えそうな気がした。
う~ん、風流な音とは・・このことだなあ・・・と、しみじみ。
日本庭園といっても、広いものもあれば、さほど広くはないものもある。
広い日本庭園は、ちょっとした観光名所になっていたりするし、訪れる人も多いし、入園料などもとられたりする。
だが、小さい日本庭園だと、無料だったりする。
日本庭園は、どんな規模の庭園であれ、それだけで独自の世界がある。
日本庭園のある家屋に住んでた人というのは、たいがい大物・・と言われる人だったりする。
私は、とてもじゃないが、日本庭園のある家に住んだことなどない。
日本庭園のある家に住む・・・というのは、どんな気分だったのだろう。
朝目覚めても、そこに庭園があり、暑い時も寒い時も、それはある。
夜中に目を覚ましてみても、そこに庭園があり、夕涼みの時にもそこにある。
きっと、その時々の時間帯や環境によって、日本庭園の感じ方って違うのだろうな。
縁側があって、縁側に座って、ちょっと夕涼みなどしながら、少し酒でも飲む・・・・こんなシチュエーションは、映画などでは、偉い政治家や財界人などが思い浮かぶ。そして、たいがいそういう家の主人は、老齢の人・・・そんなイメージだ。
庶民にとっては、日常の中に日本庭園があるという環境は遠い存在。
だからこそ、一度、たとえ短い間でもいいから、そういう家で暮らして、そういう世界での生活がどんなものだったのだろう・・などと思うこともある。
よく、鉄道模型などを走らせる鉄道ジオラマなどがあったりするが、日本庭園のある庭って、ちょっとした鉄道ジオラマの箱庭世界に相通じるものも、どこかで感じる。
いや・・ちょっと待てよ・・・すると、日本庭園のある大きな庭に、ごくごく小さな鉄道でも走らせたくなるのかな??
とてもじゃないが本物の鉄道を走らせるわけにはいかない(笑)。
だとしたら、鉄道模型を、日本庭園のある大きな庭に走らせ、鉄道模型に搭載したカメラで、映像を見てみたら・・・・これはもう、庭での旅・・になるね(笑)。
いやあ、それはそそられるなあ。
どこかでそんな企画、ないものかな???
↑私が池に近づくたびに、私の方に寄って来た鯉たち。きっと、餌をもらえると思ったのだろう(笑)。