時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

ギターライフという雑誌

2015年05月06日 | 音楽活動

本屋に行くと、音楽雑誌のコーナーには色々な音楽雑誌が並んでいる。

 

その様は今も昔も変わらない。

 

最近はあまり買わなくなったが、学生時代は私はさんざん音楽雑誌を買ったり、読んだりしたものだった。

 

私がよく買っていたのは、「ミュージックライフ」、「ヤングギター」がメインだった。

 

このうち「ミュージックライフ」は今では姿を消し、「ヤングギター」は今でもあるようだが、当時の同誌とは違う傾向の本に思える。

 

 

 

当時、両雑誌のベクトルは、洋楽ロックなら「ミュージックライフ」、邦楽フォークなら「ヤングギター」・・・・そういう感じだった。

 

洋楽と邦楽を同時進行で聴いていた私にとっては、どちらも大事だった。どちらの情報も知りたかったからね。

 

ただ、私のお気に入りの音楽雑誌は、それだけじゃなかった。

 

「ミュージシャン」という雑誌は、プロ志向な感じがして大好きだった。

 

そしてもう1誌。大好きな雑誌があった。それは「ギターライフ」という雑誌だった。

 

「ギターライフ」は月刊誌ではなく、季刊だった。なので、1年に4冊しか出ない。

 

なので、ギターライフの発売は、いつも楽しみでならなかった。散々待たされて、新作が出る・・・そんな印象だった。

 

「ミュージシャン」は、普通の本屋では中々売ってなくて、楽器屋などに行かないと買えなかった気がする。

 

その点「ギターライフ」は、普通の本屋でも買えたので、手軽だった。

 

これらの音楽雑誌は、どれも私にとってバイブルのようだった。

 

確か・・「ミュージシャン」は、発売日が不定期のようにも思えたので、買うのは苦労した覚えがある。

 

 

 

「ギターライフ」には、付録でソノシートがついていた。

 

そのソノシートには、ギター奏法などに関する音源が収録されていた。

 

今のギター雑誌にも付録でCDやDVDがつき、そこにギター奏法やギターメーカーに関する音源や映像が収められていたりするが、ギターライフは、そういうスタイルの音楽雑誌の「はしり」だったのかもしれない。

 

 

 

季刊・・ということもあり、出れば必ず買っていた。その雑誌がいつ廃刊になったのかはしらないが、創刊号からずっと私は買い続けていたので、かなりの量の「ギターライフ」が家にあった。捨てるなんてとんでもない・・・そんな大事な雑誌だったが、引っ越しなどの際にいつしかなくなってしまっていた。

 

もしかしたら、親に捨てられた可能性も高い(笑)。自分で捨てるとは思えなかったから。

 

 

 

以前、なにげに「ギターライフ」のことを検索してみたのだが、少し驚いた。

 

その時の情報では、かなりの高値がついていたのである。

 

ある意味、プレミア級だったのかもしれない。

 

それを見て、「くそ~、やはり保存しておくべきだった」と私が思ったのは言うまでもない。

 

掲載されてる表紙は、すべて覚えていた。実際に私は持っていたから。

 

「ギターライフ」の表紙を見るたびに・・・いやあ、懐かしい。

 

 

 

思えば・・・私がジャンゴ・ラインハルトというギタリストの名前を知ったのも、この雑誌のおかげだ。

 

今ではジャンゴは、私にとって「永遠のトップギタリスト」であり「永遠のギターヒーロー」であり続けている。

 

その他にも、ジョージ・ベンソン、ラリー・カールトン、ミシシッピー・ジョン・ハート、ドク・ワトソン、ビッグ・ビル・ブルンジー・・・などのギター巨人を知ったり、より深く知ることになったのも、この雑誌のおかげだ。

 

また、マーチンギターの歴史なども連載されていた。それを読めば読むほど、マーチンへの憧れが高まったものだった。その憧れは途切れることがなく、社会人になった時に月賦でマーチンギターを購入することに繋がった。

 

 

 

そういう意味では、相当大きな影響を私に与えた雑誌・・それが「ギターライフ」であったと言えるだろう。

 

 

 

 

 

つけられていた「高値」は、前述の通り驚きではあったけれど、それ相応の価値はあったと思えるし、心のどこかでその高値の価値が嬉しい気もしている。

 

 

 

もしかしたら・・・当時の私が一番楽しみにしていた音楽雑誌が「ギターライフ」だったかもしれない。

 

 

 

この雑誌をあんなに熱中して読んでなければ、今現在私の家にあるギターの本数は、もっと少なかったと思う。

 

そういう意味じゃ、この雑誌の影響は、今も私の状況に残っている・・・と言えるのかもしれない。

 

 








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