オークランド憂国日記

祖国を離れ米国人になった元日本人がアメリカ、日本を憂う日々を綴る

2000年11月から始まったディナイアル期間は終わった。

2005-09-23 12:48:05 | Weblog
昨日の更新でJETBLUE機をDC10と書いたのは間違いでした。エアバスでした。ごめんなさい。今日の日本のTVニュースであの映像が日本でも放送されていたと知り訂正しました。(いい加減なことはいえない)ついでにといえばなんですが、ヒューストンにいちばん近い海岸は45キロくらいははなれているようですね。。これも訂正。。アメリカのニュースはRITAで持ちきり。昨日は飛行機の緊急着陸があったけど、今日からきっとまた1週間くらいはRITAなんだろうな~。CNNは津波のときから、、天災の報道テーマソングがあってCMの前後に流れるんですが、こういうの携帯の呼び出し音にしたいなと思ったり。。。。
昨日はかなりブッシュの件でエキサイトしたけど。冷静に考えてみて、最初はまさかとは思ったけどやはり彼が大統領に選ばれた時や911の時によく耳にした本当の大統領はチェイニーだというのはほぼ間違いないのだろう。如何考えてもチェイニーは大統領選ではゴアに勝てるわけ無かった。デブ、はげ、心臓病、前ハリバートン会長、如何見ても悪人面。彼等一味が大統領に当選可能と見たのは人のよさそうな中肉中背ののんきで気のいいテキサス野郎、知性も教養も思考力もほとんど養われていない元大統領の息子。彼をバカ殿に祭りあげあとは一味のやりたい放題、自分達の計画通りに米国の国力を落とし(=国民の暮らしのレベルをさげ)、世界経済の中で自分達とお仲間とその子孫だけが未来永劫よい生活ができるような利益の配分(お金儲け)をしていくのが目的のようだ。。。数年間、ブッシュが二度も大統領になり、対米国に否定的な事柄が次~次へと発生しても、米国の大統領はじめ政府はこの国の国益は維持していかざる得ないであろうと思っていた。しかしここに来てそれが現実を直視したくない現実否定だったと目が覚め始めた。彼等はとっくの昔に自己利益のために米国を売り飛ばす計画を立てていたようだ。9・24DCをはじめ大都市で行われるイラクから米軍を撤退させるデモはRITAの為にまったく報道されない可能性がある。しかし、チェイニー一味やそのお仲間に勘定されない私達はその動向を見守ったほうがよいかも知れない。

カトリーナの後はリタ。。発音はリーダッというかんじ

2005-09-22 12:42:59 | Weblog
1時間ほど前LAからJFKに向かうJET BLUE機(西と東をつなぐ格安エアライン)のランディングギアが故障のため3時間LAXの上をぐるぐる回り燃料を使い果たしたあと(DC10には燃料を廃棄する機能がない)CNNが中継のなかエマジャンシーランディングを行った。着陸は大成功し、久しぶりのよいニュースにやれやれというところ。南ではハリケーン・リタがカテゴリー5に巨大化し今度はテキサス州のメキシコ湾沿岸を直撃するらしい。自身の勤め先のヒューストン支店は海岸から40キロほどは離れているといえ備えと避難で本日より上へ下への大騒ぎとか社員はとりあえず仕事をまとめてそそくさと家路に着き各自で北にある友人宅などに避難ということらしい。リタは米国時間で土曜日の午前2時ごろ上陸をする予報。本当に運の悪い大統領のいる国には悪いことが続く。私の聞き違いでなければ、今日あの大統領どこかで“ハリケーンのような災害で人が苦しむのをテロリスト達は大好きなんだ、ハリケーンとの戦いはテロとの戦いだ!!”といった内容の発言をなさったようだ。運転中の私は噴出してしまった。ブッシュはincompetent、ブッシュの政府はincompetent(役に立たない、無能である)という言葉が毎日連呼されている。カトリーナで苦しむ黒人貧困層の人たちがテレビを通して米国民の目にさらされ政府の多くの無策があらわになったのでブッシュを支持してきた米国人も少しづつ目が覚めてきたのかもしれない。イラクでもまったく同じ苦しみが毎日行われているのはテレビには映らないが断片的に入る情報で想像できる。自分の隣にゲイ夫婦が引っ越してこないようにブッシュに投票した米国民はその付けがどんなものだったかようやく判りかけてきたのかも知れない。。。。昔昔、知性や教養を得る努力をせず、その能力に磨きをかけない、金持ちバーバラーアントワネットの息子で気のいいおにいちゃんが一国のリーダーになった時、その国は悪い魔法使いやら、地獄のプリンス、守銭奴界の重鎮達に乗っ取られてしまいました。その国の人々はテロ攻撃、恐慌、戦争、疫病、嵐、水害などに立て続けに教われましたが悪い魔法使いの仲間達は気のいいおにいちゃんにあること無いことを吹き込みながら回りを取り囲み、恐怖心を利用し国民を扇動したうえ、人災戦争天災を利用し錬金術に励みどんどん私腹を肥やし増長し国民達の命おろそかにしていました。。。 こんな昔話がハッピーエンドになる展開って何かあるのでしょうか?9・24はDCでイラクから兵隊を連れ戻すデモが開かれます。でもね、ブッシュを相手にまじめにデモって何か影響あるんでしょうかね?マジに最近、このブッシュという人は少しハンディキャップなのではないかと思うようになりました(まじめにそう思いはじめてます)そういえば数日前の国連でもトイレに行きたくなっちゃたブッシュ君はメモで後ろに座っているライスに、“先生、今トイレにいってもいいでしゅか?”とたずねていました。あぁ。

ブッシュ一家の悪夢

2005-09-17 14:07:18 | Weblog
ブッシュ政権は人気巻き返し作戦にでたつもり。ブッシュ本人がニューオリンズにまたまた出向き演説をした。内容はいつかどこかで聞いた事のある、“。。。。復興には長い時間と膨大なお金のかかります。。。。”なんだそうである。さて、ニューオリンズのホテルは今週の週末は予約不可でも12月の予約は受けてくれるようだ。すでにそれらのホテルはあのイラクで有名になった民間軍事サービス会社ブラックウォーターhttp://www.blackwaterusa.com/の兵士たちが荒らされないよう見張っている。精油施設もしかりである。(なんでもかんでも民営化の悪いお手本)政府が出す膨大な復興費用はイラクと同様ハリバートンに飲み込まれるのか?膨大なお金の財源は?民主党は年収100万ドル以上の人の減税措置を撤廃しそれに充てるように申し入れている。最近こんな話を耳にした“ブッシュはもう大統領業をやめたくなってきている。イラクにつぎ込むお金も使いはたした!イラクに送る兵隊もう集まらない!そして最後にしなくちゃならないのは被災した貧乏な人々を助けるというブッシュ一家の悪夢だから”

いろいろな思い

2005-09-13 13:53:04 | Weblog
ハリケーン、誕生日、総選挙と続きあまりのめまぐるしさに更新する気力も時間もありませんでした。自民党の大勝利で選挙が終了し、あまりの強さに当の小泉自民党も唖然とする始末のようです。なんとなく判っていたとはいえ民主党もがっくり。かえってこの逆風で現行議席を維持できた社民、共産のほうが明るいですね。。今後、当分自民党の一人舞台は続くので、米国のまねはせず、謙虚に国民の公平を考え、セーフネットおよび危機に強い国づくりをしていただきたいものです。外交的には対外的にはっきりと自国の主張をできる人材が多くいるので外務省が腰抜けならばそこを補助してもらいたいですね。ただ、一国主義ではこのアメリカだって泥沼にはまるのだから、そこは読み誤らないで。。。小泉氏が育てたいポスト小泉は阿部さんでなくて多分小池さんだと思います。元日本女性としてはそれがたのしみです。そして米国の次はヒラリークリントンになれば、もっとうれしいんですが。。さて今日私が遭遇したアメリカの現実は、ちょっと嫌なかんじでした。3人の白人が盛り上がって、そろそろ解禁モードに入ってきた被災者批判開始し、“ニュースで見たけどさ、なんで2000ドルしかもらえないって怒っているの?あれは一時的な処置なのにね。。”“どうせ被災者のほとんどは福祉の金で生活しているんだから仕事がなんかしないわよ”“どんな政府だってあれ以上のことはできないし、黒人の被災者が多いから救援が遅れたという批判はまとはずれだわ”そこに黒人女性が一人現れ、それらの会話は申し合わせたようにピタリと終了した。救援が遅れたのは被災者の人種のせいだけではないと私は思う。他にも数々の理由があった。しかし人種はそのひとつの要素だと思う。米国の白人の約2割は救援の遅れは被災者の大半が黒人だからだと思っている。そして黒人の6割以上は救援の遅れが被災者の大半が黒人だからどと思っている。奴隷制というのは心底罪深い制度だと考える。

マイケル D ブラウン 通称ブラウニー fema代表

2005-09-08 12:48:17 | Weblog
“首長の働きの善し悪しを決定するその要因のほとんどは運である。”といったのはマキャベリ。そう考えると小泉さんはついてるし、ブッシュは本当についていない。このブッシュのつきの無さにはハリケーンまで呼び込んでしまうのか。ハリケーン・カトリーヌは政府がどう取り繕おうと災害予防と災害発生時の危機管理動を何一つまともでき無かった政府機関の起こした米国史上最大の人災という様相がはっきりしてきた。娘の友人の曾祖母につづいて、私の友人の二人の叔父とその家族が被災していることが判った。二人とも一時はニューオリンズがら避難できたものの、一人は市内に戻りそのまま連絡を絶った。6千人が命をおとしたサンフランシスコ大地震が1903年、それ以来の被害者の大さになるのかも知れない。世界貿易センターで3500人、カトリーナで数千人(?)。どう弁護してみても私にはブッシュに原因があるようにしか思えない。FEMAのトップスリーは危機管理の経験まったくないブッシュのお友達サークルから選ばれているし。トップで挙動不審で目の泳ぎっぱなしのマイケル・ブラウン代表はブッシュにfema代表を任命され数年で辞任しハリバートンのロービーストになった前任者の大学時代のルームメイトで元アラビア馬協会長、この職は会をうまく管理できなかったという理由で解任になっているという人だ(因みにクリントンの時はfemaの地方支部で30年以上の危機管理の経験を持つたたき上げがトップにいた。)100歩譲ってブッシュがお人よしで自分の選挙のときに一生懸命お手伝いしてくれた人などに差しさわりのないポジションをあげたがる人のいいおっさんだとしても、相等に運の悪いおっさんである。お金持ちらしいので家族ぐるみでたまには食事に付き合ったり、野球観戦に行ったり、バーベキュー大会に招待されれば出席してもよいが、こんなに運の悪いオッサンと飛行機に乗ったりするのは遠慮したいし、もちろん自国のリーダーにもなって欲しくないのである。

これらの不手際はわざとなのか?

2005-09-07 12:25:40 | Weblog
今朝から頭の中を本当に嫌な考えがくるくる回っている。2000年の11月、あの不正な選挙でブッシュが大統領とされてからというもの、911、イラク攻撃、そしてニューオリンズと嫌な考えが増幅される件が続く。さらに細かく言えば、カリフォルニア電力危機、ガソリン高騰など。簡単に考えるため最初の3つを見てみよう。911ではニューヨークで絶対に発生すると思われ一番標的にされる確立の高いワールドトレードセンターでFBI、CIAが目をつけていたATTAをリーダするグループに自爆攻撃をされた。あの攻撃を生で見ていた私はベッドから立ち上がり、FBIはCIAはなにやってたのよ!!空軍の戦闘機はどこなのよ!何のために税金払ってるのよ私達は!!!!と一人で声を上げた。そしてイラク。。ショックアンドオウのバグダット攻撃を見ながら。。力なく、、アメリカはいったい何をやってるんだか?と肩を落としMISSION ACCOMPLISH(作戦成功)から1000人以上のアメリカの子供達(兵隊)がイラクで命を落としていくのに、ブッシュはまたの不正選挙で再選され。米国の対イラク泥沼状態から抜け出せない。キャンプケーシーでシンディー・シーハンが5週間の休暇中に息子の死の大儀を聞き出そうと努力する中、ハリケーン・カタリナがニューオリンズをはじめとするメキシコ湾岸の州に猛威を古いその結果発生した被災者たちの救助に信じられないような不手際をつづけた。“こんなのありえないよ、3州向うにあるアメリカで!!州兵は?陸軍は?海軍の空母は?神戸の時には直ぐにオファーを出してくれた空母は??どこにいるの?”とまたまた一人で吠えた。とりあえずブッシュの頭の中に少しばかり空洞が多いのは周知のことだが、世界の超大国、GNP第一位。ビル・ゲイツも国民の米国でこんな不手際が5年の間に続くのはおかしい。この国には世界一金のあり、統制の取れた軍隊や、お金稼ぎのうまい証券会社や、コンピュータ会社や想像力のある映画人や理論的思考のできる弁護士や政治家達がいるはずなのにたったブッシュが大統領になってからたったの5年間の間にこんな不幸が重なるのは偶然なのか?そういえばまったく姿を見せない副大統領は今日この時点でまだ休暇中らしい。私の頭の中をめぐる嫌な考えとは、もしかしたらもしかしたら、911も、イラク泥沼化も、ニューオリンズの災害救援失敗もこの政府をつかさどる数人とシンクタンクが綿密に練った謀略ではないのかということだ。911は3千数百人。イラクは今のところ千数百人、(と多分、勘定に入れられていない数万人のイラク人)そして一万人にも達するとされるカタリナの被害者(多分黒人は勘定に入れられていないはず)この人数はコラテラル(目的達成のためには死んでもしょうがないと考えられる)な命だったのかもしれない。そしてその政府をつかさどる数人とシンクタンクは限られたオイルと自然資源を世界人口のごく少数が自由に楽しみそれ以外の大多数の人口を恐怖と貧困で操作するような世の中を構築するのがその最終目的だとしているのかも知れない。そんなに遠くない昔、米国では一端、商人から購入すれば生かそうが殺そうが何をしてもいい奴隷をアフリカからつれて来て米国の経済発展の基礎を作ることに成功している。だからこそ私の頭の中に嫌な思いが巡るのだ。

民営化すべき物とそうでない物を選別する英知を下さい。

2005-09-05 16:08:25 | Weblog
カトリナ被災者の救出も少しづつ軌道に乗ってきたようである。しかし今日のCNNではっきり誰かは聞き逃したのだがミシシッピのどこかの町の消防所長かだれがが、電話インタビューでアンカーマンにFEMAのリスポンスはいかがですか?と効かれて“FEMA? なんだいそれ? 聞いたこともないね”と強い口調で返答があった。FEMAとはhttp://www.fema.gov/ 米国内に災害等の非常事態が発生した際に緊急対応をする政府組織である。(2001年、ブッシュ政権が成立すると、米連邦緊急事態管理局(FEMA)の各部門は続々と民営化された。災害予測も被災地救援も、ビジネスとして市場に売りに出された。災害対策機能が分割された結果、コスト削減のために救援資材の迅速な入手がより一層困難になった。それが今回のハリケーン災害の悲劇を長期化させている原因のひとつとなっている。ーー暗いニュースより抜粋)10年前フロリダ南部がアンドリューにより大きな被害を受けた時多少の遅れはあったもののFEMAは的確に運営された。民営化できる組織とそうでない組織の判断を誤ると国益を大いに損ねることが今回はっきりした。日本も米国のカトリヌの災害対応をはっきりと見据えこれからの日米関係および災害対策、小さな政府の国づくりにの研究材料にして欲しい。ニューオリンズ 市http://www.city-data.com/city/New-Orleans-Louisiana.htmlのハリケーン上陸(最低3日前にお知らせ済み)の対応にこんなにてこずり、自国民を守れず数日にわたり動物のような生活しいる米国が、安保条約を結んでいるとはいえ、100%黄人の日本が某国から攻撃された際に迅速的確に対応し外国人である日本人を命をかけて守ってくれるのかどうかというリアリティチェックも必要だ。

被災5日目4万人の師団は未着。地の果てニューオリンズ

2005-09-03 13:47:34 | Weblog
予定では、今頃は選挙10日前で盛り上がっていたはずなのに、カタリナのおかげで選挙に対しての興味を失った。今朝のラジオでニューオリンズ市長の怒りで声の震えるほどの悲痛なスピーチを聞き、一日中怒ったり落ち込んだりしていた。友人の沿岸警備隊員は今すぐにでも助けに行きたいが命令が出ないだろうと言った一昨年フロリダからバグダットに派兵された元州兵。もう一人の友人は私の“被災者が黒人だから助けが遅いという”怒りに、“今に始まったことじゃないよ。彼等は前からずーっとこういう扱いをうけてきてるんだよ。今回のことで世界中に米国で彼等がどう扱われてきたのかが白日の目にさらされたってわけだよ。ロドニー・キングのビデオとおんなじだよ。過去から現在に渡って継続して行われたている黒人への差別がテレビの前で皆に知れ渡ったというだけの話だよ。”裕福とはいえない黒人からこういう冷静な説明を受けるとまったくそのとおりなのだと同意した。“ニューオリンズの黒人被災者たちは驚いてないよ。アメリカに住む黒人にとってこれは驚きでもなんでもないよ。。俺達にとってはこの扱われ方はほとんどいつもどおりなんだよ。。” TOO POOR, TOO BLACK, TOO BAD..  私はこの状態を憂いているだけでいいのだろうか。。アメリカ赤十字に寄付をするだけでいいのだろうか?

人助けにきた組織に銃を向ける?イラクの話ではない。

2005-09-02 12:09:53 | Weblog
昨日に引き続きカタリナの被害をテレビやラジオで見ていると本当にたくさんのことが思い浮かぶ。私にとっての不安は多くの被害者が黒人であるということである。公共の放送では直接人種のことについては触れないが、被災者が黒人であるということで政府が救助に手を抜くのではないか、一般から多くの助けを得られないのではないかというような不安だ。一部の人々が略奪を始め、TVで放映されると多くの視聴者が略奪をしている人たちを非難し質のよくない人たちだと思い始める。。そしてそのような思いを多くの被災者に対して抱く気持ちを正当化する理由にすりかえていく。被災者達は超大国アメリカにの最弱レベルの弱者達だったことは否めない。しかし世界中の目が見つめる中でこの国の政府はこの状況を如何に収拾していくのか。。バグダットでフセイン像が倒された日、町中で略奪、強盗が始まった。フセインというビンのふたが抜け、治安をつかさどるものが消え、それまでの抑圧に押しつぶされていた人たちはまるでそれまでの恨みを晴らすのかのように前後の見境なく略奪をした。被災地も多くの警察官は逃げた市の上層部も逃げ治安をつかさどる人々は消えた。ラムスフェルドは記者会見でその状況を“イラクに自由が戻った象徴だ”と言い放ったことを思い出す。アメリカのいろいろなことを思う数日だ。週末は3連休、これにて正式にアメリカの夏は終了。そしてまもなくあの日から4年目を迎える。

ハリケーン・カタリナ改めハリケーン・アルカイダ

2005-09-01 13:00:12 | Weblog
昨日から怒り心頭に達している。ニューオリンズの状況が私を怒らせいるのだ。いいですか?このジャズやジャンバラヤで有名なフレンチクオーターのあるニューオリンズ市は海抜0メートル以下にあるので、今回のカタリナハリケーンで高波に襲われ市の80%が水につかった。このハリケーンの予報を聞いて、北に逃げられたのは生活に余裕があり車がある住民。貧困層、病人、老人は逃げるずべも無く水に襲われた。現在、この地域は電気もなく交通も寸断され、病院でさえすでに水も電気も使えなくなっている。フットボールで有名なスーパードームは何十万人という人が避難しているが、電気が無く、トイレも使えないような状況だという。私が怒り心頭しているのは主に2つのことである。明らかに津波とは違い数日間も避難の期間があったにもかかわらずまったく手を打たなかった行政。そして被害を受けたあとにまったくといっていいほど政府の助けが送られていないということ。被害の3日後にやっと休暇から戻った大統領の言葉は唾棄するに等しかった。米軍の物資を積んだ船が現地まで届くのは4-5日後、災害の時に活躍するはずのこの町のあるルイジアナ州の州兵の半数近くがイラクに派兵されている。ここはタイでもスリランカでもインドネしアでもない。北アメリカ大陸にある米国合衆国の中にある大都市なのである。ホームランドセキュリティーがなんだ、イラクの民主主義がそんな大事か?今この瞬間に電気も通信手段も交通手段も無く助けを求めいるアメリカ人が何十万人もいるのだ。見えないテロリストと戦争をし続けるのもいいが、そちらの業界ばかりに税金をつぎ込んでニューオリンズを囲む土手と排水システム管理のつかるための合衆国政府からの補助金はここ何年も下りていなかったそうである。さらに被害の映像を見ているとこの国のこの大統領の政府が描いてる世界像がさらにはっきりしてくるその事実が私をさらに怒らせる。今回も私はたまたま乾いた側に立てた。目の前には水におぼれてたすけを求めるイラク人、アメリカ黒人、インドネシア人たちがいる。そして後ろを振り返れば、スーツにみを包んだブッシュとそのお友達等がはるか遠くの高層ビルのエアコンの効いた快適な部屋でヘルシーフードの会食をしながら高笑いしている姿が見える。ぎりぎりで乾いた側に立てた自分は子供の手をひいて車に乗り込み家路についてほっと胸をなでおろす。そしてそんな自分を嫌悪する。オークランドを出身とする黒人の多くがルイジアナ州出身の両親をもつ。娘の友達はこの災害で曾おばあさんを亡くした。“コートニー泣いていたよ。。かわいそうだった。お母さんがニューオリンズに行くって行っているらしいよ。ママもうあそこ安全なの?”と愚娘。そして“ね、もし私達だったら逃げられた??”私は“車もお金もあるから逃げられたと思うよ”そして心の中で思った“今はね。。まだ逃げられるよ。でもこのままこの方向にこの国が進んでいったら次はどうなるか判らないよ”