やまがた好日抄ーⅡ

低く暮らし、高く想ふ! 
山形の魅力を、日々の関心事を、気ままに…。

最上三十三観音 三日目

2022-09-13 | やまがた抄
最上三十三観音の三日目のコースを回ってきました。

来週から我が家ではリフォーム工事が始まるので、まだ少し暑いのですが、忙しくなる前に済ませてきました。

どの寺も山形県内陸部の端部にありますので、四寺を回るのに半日以上かかりました。
御開帳中ですので、平日ですがどの寺も多くの人が参拝してゐました。

第三十二番太郎田観音





ひなびた集落の山すそにある小さな観音堂。意外にも、龍の彫り物が素敵です。


番外世照観音

一応、最上三十三観音、置賜三十三観音、庄内三十三観音の百番目の場所になってゐます。

この寺は本堂、観音堂ともにあまりにも現代的で、以前伺ったときも早々に立ち去った記憶がありますが、意外にも、今回は山門に素敵な石仏がおかれてゐるのを発見!







第三十一番富沢観音





明治クーデターの名残りの神仏習合の姿!













でもまあ、素朴で素敵な馬頭観音像でした。




そして、 結願(けちがん)の寺、第三十三番庭月観音
この寺で満願になります。
「満願の方は、鐘楼の鐘を三度ならしてからお参りください」との告知紙があり、小生も、三度鐘を衝いて観音堂へ向かひました。













なんと、威風堂々とした観音堂でせうー!



そして、面白い細工もありました。









山寺 垂水遺跡

2022-08-30 | やまがた抄
10月にフラメンコの公演があるので、チケットを貰ひにきてー、と知人から連絡があり、コロナ禍、久しぶりにお会ひしました。
朝取りした野菜を持ってのお邪魔でした。

久しぶりの邂逅に話の花が咲き、ふとしたことで、翌日に三人で山寺の垂水遺跡へ行くことになりました。
以前から気になってゐた場所で、3か月ほど前の観音巡りの時も足を延ばしたかったところです。

裏山寺ともいはれ、尾根伝ひに山寺とはつながってゐます。
山寺の開祖、慈覚大師円仁が修行をし、山寺の構想を練った場所だとされ、かなりのパワースポット、らしいです。

有名な山寺とは違ひ、杉木立の山道をしばらく歩くとその場所に着きます。





風化した異様な姿の巨石の下に、その修行の痕跡が点在してゐます。



5メートルほどのニッチの奥に、不動明王像が祀られてゐます。
ズームで写真をとり、PCでみて、見事な顔つきに感動しました。






遺跡巡りのコースはまだ続きがあるのですが、それは紅葉の時期にのこすことにし、蔵王でお茶でもと蔵王温泉へ向かひました。
小生の気に入りの山の中の一軒家のカフェや、温泉街にある小さな小さなカフェを訪ねたのですがいづれも休みで、
仕方なく、豪雨で店の土台部分が破壊され、別の場所に移転した蔵王温泉の土産ものでは定番の稲花餅(いがもち)の店に行き、新しいお店はテラスにテーブルの場所があり、美味しく稲花餅を食べることができました。






ざわ線

2022-08-12 | やまがた抄
孫の子守りを頼まれ、彼は鉄道ファンのため、今回は左沢線を乗ってきました。

前回は、山形新幹線での新庄行きでした。



近くの駅から、山形駅まで行き、寒河江を通って終点の左沢までです(ちなみに、先日最上川の氾濫で水害が発生した折、ニュースでひだりさわ、ひだりさわと云ってゐたアナウンサーがをりましたが、あてらざわ、です)。
地元では、ざわ線として愛されてゐる路線です。

山形駅からは40分ほどー、普段は車で行きなれた街々を単線の列車に乗っての時間は、起伏に富んだ景色と相まって、孫ともども楽しい時間を持てました。

ただ、残念なことに、久しぶりに訪れた左沢の駅周辺は以前にも増して閑散とし、駅前にはコンビニのひとつもなく、数日後の花火大会には歩くのも大変なほどの人で賑はふ街は、息をひそめたやうに静かで、駅舎にある屋台の展示館も確か、以前は土産物店やファストフードの店もあったやうに記憶してゐますが、今日は、地元の山車が寂しく展示されてゐるだけでした。





恒例のキャンプ

2022-08-04 | やまがた抄
天候は下り坂でしたが、毎夏恒例のファミリー・キャンプへでかけました。

去年は月山の麓の志津のコテージ、一昨年は今回と同じ大江町の大山自然公園で、その前の夏は面白山高原でテントでのキャンプでした。

いつも借りてゐる棟がとれず、隣のやや小ぶりの棟でした。







子供達や孫達と騒ぎ、飲み、花火をして愉快な時間を過ごし、夜にはカブト虫を探しにでかけ、カブト虫やクワガタを6匹ほど捕まへ、孫たちも嬉々として楽しんでゐました。

孫のひとりが加茂水族館へ行きたいと云ひだし、翌日は予定を急遽変更し、日本海を目指し、けれどすでに朝から雨が降り出し、月山の山岳道路を抜けるときは空は線状降水帯で凄まじい雨でしたがなんとかたどり着いた海は存外に穏やかで、磯にはカニがあふれ、なかなか水族館へたどり着けないほどー。



水族館の周辺は車であふれ、第三駐車場まで行く始末で、県外ナンバーもかなりありました。



定番のクラゲの大水槽も見て



せっかく庄内へ来たので、酒田まで足を延ばし、それぞれが海鮮の食事をいただきました。



帰ってきたら、ニュースで山形県の豪雨の模様を伝へてをり、近いところをウロウロしてゐたので、家人も”本当に一寸の時間差だった!”と胸をなでおろしたところでした。

コテージが続いてゐるので、来年は、やはり、テントを張りたいですなぁー。


蔵王、馬の背

2022-05-25 | やまがた抄
果樹園のバイトもひと息つき、たまってゐた雑用や畑の作業に追はれてゐましたが、好天の予想なので、半年ぶりに蔵王の馬の背を歩いてきました。



例年のやうに五月の下旬には行くのですが、今年は途中の山岳道路にもかなりの雪が残り、この冬の雪の多さを知らせます。
平日ですがかなりの観光客や登山者もあり、小生は一目に馬の背へー。

今年は、ミネザクラの姿もなく、馬の背には強い風が吹き、一枚羽織るほどでした。
でも、まだ十分な残雪をみせる蔵王のお釜は圧倒的で、しばしの休息の一日になりました。