漱石先生の助言

思う所があって、

敬愛する夏目漱石が弟子の芥川龍之介に宛てた手紙を、

ここに載せたいと思います。

幾度ともなく、

心が折れかけたり

舵を失いかけた時

読み返してきました。

一字一句がずっしり心に響きます。

音楽家、演奏家として以前に

人間として成長する事が先ず大切だと。

　牛になる事はどうしても必要です。吾々はとかく馬になりたがるが、牛には中々なり切れないです。僕のような老獪なものでも、只今牛と馬がつがって孕める事ある相の子位な程度のものです。

　あせっては不可せん。頭を悪くしては不可せん。根気づくでお出なさい。世の中は根気の前に頭を下げることを知っていますが、火花の前には一瞬の記憶しか与えて呉れません。うんうん死ぬ迄押すのです。それだけです。決して相手を拵へてそれを押しちゃ不可せん。相手はいくらでも後から後から出て来ます。そうして我々を悩ませます。牛は超然として押して行くのです。何を押すのかと聞くなら申します。人間を押すのです。文士を押すのではありません。

ロックダウン中の動画

今週から新学期。

オンラインレッスンに忙しい日々が始まりました。

ウチは教えに使う部屋はひとつ。

旦那がオンラインレッスンしてる時は

私は教えられず、練習も出来ません。　

これは、結構痛い😅

我が物顔で寛ぐのは猫さんだけ。

オンラインレッスンには登場しませんが、

ほぼフルタイムの聴講者です😆

勿論、NHSの前線で働いている方達を思えば

自分の状況の文句など言えません。

先週までは時間にも余裕があったので

自分の心の支えに

動画を発信しました。

ウチでiPadで録り

私は編集する技術ゼロ。

ミスの無い納得出来るtakeを録るのに

2日半😅

14日のコンサート延期に因んで

当初演奏予定のプログラムから2曲。

チェンバロの音、

美しい曲に癒されたという感想に

私が癒されました。

もうひとつは、

今流行りの(？)遠距離コラボ。

去年ベルギー🇧🇪を一緒に演奏旅行した歌手

メゾソプラノのエロイーズ・マスさんと、

ブリテンのキャバレーソング集から、

カリプソを録りました。

歌詞に因んで、

可愛いミニ汽車ポッポも走ってます😆

音楽家の中には

動画発信に眉をひそめたり、

録音の質に疑問を発する方もチラホラ。

色々な考え方がありますね。

私は、このロックダウン、

様々な乗り切り方があり、

それぞれが自分の出来る形で

身体と心の健康を

維持していければ良いと思います。

もうひとつ、

バッハのパルティータ2番ハ短調のサラバンド。

晩夏にパルティータ全曲収録予定なので

目下さらいつつ、

時々演奏する機会を設けています。

来週の木曜日は

オンライン・ライブに挑戦。

パルティータ2番と4番を弾きます。

詳細はこちら。

クリックすると、無料で見れます。

https://www.facebook.com/groups/222503358940969/?ref=share

それでは音楽が

皆様の心の支えとなりますように❣️