倫敦 とっかあた

ロンドン在住チェンバロ、ピアノ弾き のブログ。同居人は、不良猫と宇宙人かもしれないチェリストの旦那。

宗次ホール・ランチタイム・リサイタルのお知らせ

2019年03月15日 | 音楽
風の強い3月。
メリーポピンズはこんな日に来たのよね、
という毎日。
あっという間に過ぎて行きます。
うかうかしているうちに
随分先だと思っていた日本での演奏会が
近づいて来ました!
という事で、ここで宣伝させて頂きます。




この前にも千葉にて、ひとつ。
こちらはチェンバロで。


両方とも大好きな曲ばかりのプログラムです。
自分の言葉で語れる、歌える曲達を選びました。

チェンバロからピアノへの切り替え、調整に
今回も何かと気を使います。

演奏会ってなぜかドドっと重なる傾向にあります。
スケジュール帳を眺めて
クラクラ。

先ずはロンドンで
3月〜ピアノのプログラム

伴奏の仕事、ベルギーツアー

4月〜チェンバロのプログラム

4月〜千葉のチェンバロ演奏会
→ 2週間調整
5月〜宗次ホール、ピアノ演奏会


今迄に幾度か
有名無名なアーティストに関わらず
この人のこの演奏一生忘れないという様な
体験をしました。
そんな風に
誰かの心に深く響く演奏となるよう
ひとつひとつのステージを大切に
弾いていきたいと思います。








心と身体のメインテナンス

2019年03月07日 | 日記
最近猛烈に忙しい。
チェンバロとピアノの間を
行ったり来たり。
演奏活動が忙しいのは
非常に有難い限りで
本望に尽きる。

でも
演奏の仕事は
集中豪雨みたいに来たと思えば
しばらくの間乾季になって
飢饉みたいな事もあるので、
週に4日近い教えをこなさねばならない。
生徒に対する責任もずっしり。
気づいた時には
首や肩がパンパン!

行きつけの魔術師的マッサージ師無しでは
とっくに動けなくなっていたと思う。

ヘンデルコンペティションの後も
ベルギーから帰国後も
マッサージ直行。
この魔術師の所には
え!?あの人も!?みたいな音楽家が
来ている。
筋肉モリモリっぽい男性鍵盤奏者なども
来てるのを知るにつけ
結構みんな影でメンテに苦労してるのね、
っと慰められたりする。

かと言って
毎週行くわけにもいかず、
故障の予防が大切。
ラッキーにも御近所に
トレイナーがいて、お世話になり始めた。

何でも効率良くしたい性分なので、
ついついエクセサイズの時間に
身体を動かしながら
語学の勉強や
暗譜なども出来ればいいな、とか
思ってしまう。

ダメだそうだ。
急がば回れ。

友人から勧められて
米麹で甘酒を作ったり


生姜をすって胡麻油に混ぜて
マッサージしたり、
食べ物にも以前より気を配っている。
いつ、何を練習するか
何度もスケジュール帳と睨めっこ。

身体のメンテだけでなく
心のメンテも大事。

他の演奏家が気になったり
自分の演奏が無意味に感じたり
歌手が他の伴奏者と比較してきたり
理不尽な親がいたり
音楽以外の事が心に引っかかっていたり
色々あるある。

最近改めて気づいたのは(遅い?!)

他人の成功や演奏は自分のコントロール外。
自分がベストを尽くす事しか出来ないという現実。
当たり前なんだけど
これを悟る迄に
結構誰でも紆余曲折ある気がする。
そして一度悟っても
見失うこともある。
でも結局は
自己との闘い。
きっと何でもそう。
自分をしっかり見つめながら
誠実に音楽に向かいたい。