教材

生徒たちに習った曲で好きなのは？？
と聞くと、ギロックの作品、ブルクミュラー、ソナチネ、中にはインヴェンション、、
大きい生徒は，ハイドンやモーツァルト、ベートーヴェン、ショパンやドビュッシーの曲等
とってもオーソドックスな曲を答えてくれる。

なぜか今いる生徒の中では、バスティンの曲もピアノランドの曲もいなかった。
ちょっとビックリだった。１曲だけ答えるのではなかったから・・・

数年前までは，湯山昭さんや平吉毅州さんなど邦人作品が好きと言う生徒もいたのだけど、
私なりにいろいろ考える事があって，レッスンで使用する曲のバランスを考え，
オーソドックスな曲（私たちが子供のころから慣れ親しんだ曲）中心で，
時々，邦人曲や，近現代曲を使っている。

ココ数年、生徒たちがよく練習をしてくるように感じる。
憧れの曲も、幻想即興曲や熱情ソナタ等，具体的に言ってくれる子も増えた。

導入教材もいろいろあるけれど、始めから色々な事を平行して教える教材はとっても魅力的だけど、
長くその教材で育てる事が出来ればいいけど，中途半端になってしまったとき（転勤等）、
期間の割に理解出来ている事の少なさに唖然とする事もある。
逆に，バイエルのようなワンパターンと言われている教材で育った子たちは、
知っている事と知らない事がはっきりしているから，低年齢でもある部分の基礎を固めやすい。

内容豊富な教材の場合、何をどの年齢でまず固めるかは指導者の技量かもしれないな。
結局，手を広げすぎると何もわかっていなかったという事にもなりかねない。。



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