さて、これまでの私の<JAPEX>出品作品に関するコメントは、日本切手分野ばかりだった訳ですが、競争展では外国切手の伝統郵趣部門にも、テーマティク部門にも作品は出品され、住野賞や小倉賞の受賞作も出ております。当然、審査員の方々からも、きちんと<名品展>向けのマテリアルをあげていただいてはいるのですが、私自身が真剣に集めていないこともあって、外国・テーマティク作品についてはコメントをすること自体、やってはいけないことのように感じております。
というわけで、以下に書かせていただくのは、門外漢が見た、愚かな感想文としてお読みいただければと思います。
撮影マテリアル その14
「台湾(中華民国)」
・飛雁加刷一版 20圓
・飛雁加刷二版 50圓
・飛雁加刷三版 50圓
作品自体は初期台湾切手のカタログ・コレクションなのですが、審査員の方にあげられた上記切手のカタログ価を見てビックリ! 切手の状態も良く、オーソドックスな印象を受けつつも、見応えのある作品だったと思います。
撮影マテリアル その15
「ロンバルディ・ベネチア1850-54」
・15センテシミ セント・アンドリュース・クロスの一部付き
オーストラリアが実質支配していたロンバルディ・ベネチアの最初の切手をまとめた作品。これもある意味カタログ・コレクションとのことですが、カタログはカタログでも、斎藤さんのこの作品は「専門カタログ」のカタログ・コレクション、ベネチアの切手などほとんど知らない私が見ても、この作品がスゴイことは分かります。
外国切手の伝統郵趣作品はこう作るんだというお手本のような作品で、『郵趣』の連載でオーストリアの伝統郵趣に挑戦中の中原嬢が、この作品の前でN先生からレクチャーを受けてました。
撮影マテリアル その16
「ドイツ インフレ 1922から1923」
・切手105枚貼書状カバー
第1次大戦後、通貨が天文学的な数字になるような激しいインフレに見舞われたドイツ。その時期の郵便料金の移り変わりを、カバーで紹介するこの作品は、ある意味、ものすごく衝撃的でした。その当時のドイツを描いた映画や本などで、街の至る所で失業者があふれ、ガリガリに痩せた子供たちがたった1枚のビスケットに群がるシーンなどを見ましたが、そういったことを私に信じさせるだけの説得力が、この作品にはあったように思います。
撮影マテリアル その17
「鉄道-19世紀から20世紀への軌跡」
・パンアメリカン博覧会2セント 機関車逆刷りエラー
・鉄道図案1番切手5枚貼カバー
・米・1869年シリーズ 再版 3セント切手
・中国塩阜解放区・火車図郵票
・ペルー 世界最初の記念切手5枚ストリップ
この作品は鉄道図案のあらゆる珍品が収められた作品で、今回の『郵趣』の特集では中心的な作品になりそうな予感がしていました。鉄道というよりも、世界の珍品マテリアルが目白押しでしたね。特にアメリカの機関車逆刷りエラーは、しばらくじっと眺めていたくらいです。ただ、あまりにもそういったマテリアルが個性を発揮しすぎていて、作品全体の流れが非常に悪くなっているように感じました。悪く言えば、そう言ったマテリアル以外、あまり印象に残っていないということでしょうか。
というわけで、以下に書かせていただくのは、門外漢が見た、愚かな感想文としてお読みいただければと思います。
撮影マテリアル その14
「台湾(中華民国)」
・飛雁加刷一版 20圓
・飛雁加刷二版 50圓
・飛雁加刷三版 50圓
作品自体は初期台湾切手のカタログ・コレクションなのですが、審査員の方にあげられた上記切手のカタログ価を見てビックリ! 切手の状態も良く、オーソドックスな印象を受けつつも、見応えのある作品だったと思います。
撮影マテリアル その15
「ロンバルディ・ベネチア1850-54」
・15センテシミ セント・アンドリュース・クロスの一部付き
オーストラリアが実質支配していたロンバルディ・ベネチアの最初の切手をまとめた作品。これもある意味カタログ・コレクションとのことですが、カタログはカタログでも、斎藤さんのこの作品は「専門カタログ」のカタログ・コレクション、ベネチアの切手などほとんど知らない私が見ても、この作品がスゴイことは分かります。
外国切手の伝統郵趣作品はこう作るんだというお手本のような作品で、『郵趣』の連載でオーストリアの伝統郵趣に挑戦中の中原嬢が、この作品の前でN先生からレクチャーを受けてました。
撮影マテリアル その16
「ドイツ インフレ 1922から1923」
・切手105枚貼書状カバー
第1次大戦後、通貨が天文学的な数字になるような激しいインフレに見舞われたドイツ。その時期の郵便料金の移り変わりを、カバーで紹介するこの作品は、ある意味、ものすごく衝撃的でした。その当時のドイツを描いた映画や本などで、街の至る所で失業者があふれ、ガリガリに痩せた子供たちがたった1枚のビスケットに群がるシーンなどを見ましたが、そういったことを私に信じさせるだけの説得力が、この作品にはあったように思います。
撮影マテリアル その17
「鉄道-19世紀から20世紀への軌跡」
・パンアメリカン博覧会2セント 機関車逆刷りエラー
・鉄道図案1番切手5枚貼カバー
・米・1869年シリーズ 再版 3セント切手
・中国塩阜解放区・火車図郵票
・ペルー 世界最初の記念切手5枚ストリップ
この作品は鉄道図案のあらゆる珍品が収められた作品で、今回の『郵趣』の特集では中心的な作品になりそうな予感がしていました。鉄道というよりも、世界の珍品マテリアルが目白押しでしたね。特にアメリカの機関車逆刷りエラーは、しばらくじっと眺めていたくらいです。ただ、あまりにもそういったマテリアルが個性を発揮しすぎていて、作品全体の流れが非常に悪くなっているように感じました。悪く言えば、そう言ったマテリアル以外、あまり印象に残っていないということでしょうか。