最近、相次いで体調不良や入院が原因で、切手の仕事に滞りが出ています。こればかりは仕方ないので、次善策を考えていますが、つくづく、切手の世界は人口の高齢化が進んでいるんだなあと、改めて実感しています。
もちろん、75歳を超えても元気に切手収集に取り組んで、切手展の作品を作ったり、「切手市場」にもご来場されている方も大勢いらっしゃいますが、一方では先日まで元気なお姿でお会いしたのに、数日後には訃報に接することが何度もありました。
切手収集の人口高齢化に対し、なんとかならないものか、切手を仕事としている人間として、よく考えさせられます。そんな中、仕事の中で気を付けていることがあります。
切手の記事を依頼する場合、私はできるだけ年代の若い方に登場してもらおうと努力しています。もちろん、記事を依頼するのであれば、収集経験豊富な高齢の方にお願いする方が、雑誌編集者としても非常にラクです。なぜなら、若い方の記事では長年の収集で培ってきた知識や情報が欠如しますし、原稿の内容にも充実感のようなものがあらわれません。結局、そうした部分は編集者が資料を収集したり、文章のイロハを教えたりしながら、支援していくことになるのです。そういう意味で、大家と呼ばれる高齢の収集家の方へ記事を依頼した方が、仕事がスムーズに進みますし、ネーム・バリューによる記事の信頼度も増すので、編集者としては仕事がラクになるのです。
しかし、それでは10~20年後に記事の書き手が誰もいない、なんて状況になりかねません。現在、切手の世界では若い世代の人口が極端に少なくなってきています。それに比例して記事の書き手も極端に少ないのが現状です。しかし、そうはいっても切手収集のメディアの未来を考えると、若い人が活躍できる状況を作らないと、若い人はメディアを通じて集まってこないでしょう。ですから、私は編集者が苦労してでも、若い世代の収集家に記事を書いてもらいたいのです。良い記事を作るうえで、編集者が苦労するのは当たり前なのですから。
もちろん、75歳を超えても元気に切手収集に取り組んで、切手展の作品を作ったり、「切手市場」にもご来場されている方も大勢いらっしゃいますが、一方では先日まで元気なお姿でお会いしたのに、数日後には訃報に接することが何度もありました。
切手収集の人口高齢化に対し、なんとかならないものか、切手を仕事としている人間として、よく考えさせられます。そんな中、仕事の中で気を付けていることがあります。
切手の記事を依頼する場合、私はできるだけ年代の若い方に登場してもらおうと努力しています。もちろん、記事を依頼するのであれば、収集経験豊富な高齢の方にお願いする方が、雑誌編集者としても非常にラクです。なぜなら、若い方の記事では長年の収集で培ってきた知識や情報が欠如しますし、原稿の内容にも充実感のようなものがあらわれません。結局、そうした部分は編集者が資料を収集したり、文章のイロハを教えたりしながら、支援していくことになるのです。そういう意味で、大家と呼ばれる高齢の収集家の方へ記事を依頼した方が、仕事がスムーズに進みますし、ネーム・バリューによる記事の信頼度も増すので、編集者としては仕事がラクになるのです。
しかし、それでは10~20年後に記事の書き手が誰もいない、なんて状況になりかねません。現在、切手の世界では若い世代の人口が極端に少なくなってきています。それに比例して記事の書き手も極端に少ないのが現状です。しかし、そうはいっても切手収集のメディアの未来を考えると、若い人が活躍できる状況を作らないと、若い人はメディアを通じて集まってこないでしょう。ですから、私は編集者が苦労してでも、若い世代の収集家に記事を書いてもらいたいのです。良い記事を作るうえで、編集者が苦労するのは当たり前なのですから。