yokomizoの覚え書き

切手とSFと本が好きなおっさんのひとりごと。

人口の高齢化

2006-02-26 | 雑記(旧)
 最近、相次いで体調不良や入院が原因で、切手の仕事に滞りが出ています。こればかりは仕方ないので、次善策を考えていますが、つくづく、切手の世界は人口の高齢化が進んでいるんだなあと、改めて実感しています。
 もちろん、75歳を超えても元気に切手収集に取り組んで、切手展の作品を作ったり、「切手市場」にもご来場されている方も大勢いらっしゃいますが、一方では先日まで元気なお姿でお会いしたのに、数日後には訃報に接することが何度もありました。

 切手収集の人口高齢化に対し、なんとかならないものか、切手を仕事としている人間として、よく考えさせられます。そんな中、仕事の中で気を付けていることがあります。
 切手の記事を依頼する場合、私はできるだけ年代の若い方に登場してもらおうと努力しています。もちろん、記事を依頼するのであれば、収集経験豊富な高齢の方にお願いする方が、雑誌編集者としても非常にラクです。なぜなら、若い方の記事では長年の収集で培ってきた知識や情報が欠如しますし、原稿の内容にも充実感のようなものがあらわれません。結局、そうした部分は編集者が資料を収集したり、文章のイロハを教えたりしながら、支援していくことになるのです。そういう意味で、大家と呼ばれる高齢の収集家の方へ記事を依頼した方が、仕事がスムーズに進みますし、ネーム・バリューによる記事の信頼度も増すので、編集者としては仕事がラクになるのです。
 しかし、それでは10~20年後に記事の書き手が誰もいない、なんて状況になりかねません。現在、切手の世界では若い世代の人口が極端に少なくなってきています。それに比例して記事の書き手も極端に少ないのが現状です。しかし、そうはいっても切手収集のメディアの未来を考えると、若い人が活躍できる状況を作らないと、若い人はメディアを通じて集まってこないでしょう。ですから、私は編集者が苦労してでも、若い世代の収集家に記事を書いてもらいたいのです。良い記事を作るうえで、編集者が苦労するのは当たり前なのですから。

国際交流・親善

2006-02-25 | 郵趣(旧)
 3月1日(水)に発行される「国際交流・親善」のレビューをすっかり忘れてました。切手デザインコンクールの最優秀作品が切手の原画になっているわけですが、1枚1枚の切手はかわいらしく仕上がっていると思います。しかし、この切手、私には発行の意図にも必要性にも疑問を持っています。
 私自身、こうしたデザイン・コンクールで切手を発行することに否定的です。なぜなら、そのコンクールの応募者も審査員も、切手のデザインについて、必ずしも精通しているわけではないからです。今回の審査員の名簿を見ても、そのことを感じました。切手は印刷物ですし、大きさにも制約があります。たとえ、どんなに素晴らしい原画があったとしても、切手にすると陳腐に見えてしまうこともあるのです。名画といわれる絵画を切手にすると、オリジナルの絵画と切手とでは、違う印象を感じることが私の場合は多いです。おそらくそれは、人間の目に映る印象は、その大きさによって変わってしまうからでしょう。
 切手を作るデザイナー(技芸官)たちは、、良い悪いは別にして、その辺りのことに精通していて、切手をデザインする上でしっかり認識しているようです。例えば、昭和50年代後半に発行された「近代美術シリーズ」も、切手にする際には、わざわざ切手デザイナーが改めて切手原画を描いたものもあると聞いています。それはできるだけ原画が持つ雰囲気を、切手でも表現しようとした彼らの“仕事”だと思うのです。公募デザインの切手には、そうした“巧みの技”のようなものが抜け落ちているような気がしてなりません。
 もちろん、公募デザインの切手にも良い切手はありますから、全面的に否定するわけではありません。これはあくまでも私見ですので……。今回の「国際交流・親善」でもクマさんの切手と地球の上に動物が手をつないだ児童画の切手は好きです。

 

嫁の鉄槌

2006-02-24 | 雑記(旧)
 昨夜、引越以後、切手の入った段ボール箱がなかなか片付かないことにしびれを切らした嫁から鉄槌を喰らいました……

 片付かない段ボールの中身は、未整理のオフペーパーや整理途中の紙付切手、仕分け中のエンタイアなどなど……。切手を整理しながら片付けていたこともあり、段ボールの中身は、あまり減ることはなかったわけです。しかし、なかなか段ボールが片付かないので、昨晩は嫁の指示のもと、ちゃっちゃと片付けをすることになってしましました。まあ、原因は私の整理不足で、ストックブックやアルバムに整理されていない切手が大量にあることが問題なので、私に抵抗する権限はありません。


 とりあえず、未整理のもの、整理中のもの、「切手市場」で売ろうと思っているものに分類しながら、段ボール箱を次々と解体。4時間くらいかけて、大小さまざまな大きさの段ボール約10箱が解体されました。おかげで部屋はスッキリ。
 しかし、無理矢理部屋に積み上げられた切手やカバーを早く何とかしなければなりません。今日からもほぼ毎日、これらの整理をしなければなりません。とりあえず、手早くできる整頓方法を考えよう……

3月も新出店者登場 2

2006-02-23 | 切手市場(旧)
 昨日、3月の「切手市場」で新規出店者と2回目の出店者がいらっしゃるので、そのことをご紹介しましたが、管理人から「もっと紹介してあげてください」とダメ出しされました……

 という訳で再度、新出店者の「骨董屋」さんのご紹介を。
 本職は「骨董品」だそうですが、お持ちいただけるのはそうしたルートから集まった小判切手以降の日本切手(未・済)と、小判切手以降のエンタイアが主体だそうです。その他、外国切手・古銭・絵葉書などもお持ちいただけるとのこと。切手の即売は初めての経験だそうで、「値段の交渉は歓迎します」とのこと。また、骨董品売買の相談、ウォントリストも受け付けて下さるそうですので、探しているものがある方はご店主にお話してみてください。

 という訳で、「切手市場」へ初出店される方は「切手市場」のHPでも宣伝しますが、私のブログでもこのようにバンバン宣伝します! 出店に関するご相談にも乗りますので、「切手市場」のHPから管理人へメールしてください。

3月も新出店者登場

2006-02-22 | 切手市場(旧)
 多忙な管理人が時間を何とか作って「切手市場」3月の出店者リストをHPにアップしてくれたようです。お疲れさま。考えてみれば、3月の「切手市場」まであと10日なんだよな……。私も準備を始めなければ。

 今月は新規出店者として「骨董屋」さんが初出店。名前からしてそれっぽいですが、取扱品目欄をみると「日本切手 未・済・カバー」にチェックされています。管理人もよく分かっていないようですが、掘り出し物はきっとある! はすです。その他では日本の使用済切手をタップリお持ち下さっていた内田雄二さんが、2度目のご出店。充電期間バッチリですから、豊富な品揃えで出店してくださると思います。
 また、今回は出店枠もまだ余裕があるようです。まだ開催日まで10日あります(自分に言い聞かせるように……)! ご興味のある方、ご自分の重品を売ってお小遣いを増やしたい方、お早めに管理人へメールをお願い致します。

『武州路』切手特集

2006-02-21 | 雑記(旧)
 今日、2月の「切手市場」へ取材にいらした月刊『武州路』の編集部から、刷りたての月刊『武州路』三月号をいただきました。表紙には大きな文字で「特集・切手」とのタイトル。10ページにわたる特集記事の中、「切手市場」のことも見開き2ページでご紹介いただきました。本当にありがとうございました。

 埼玉県内で配布されているタウン誌とはいえ、雑誌でこんなに切手のことが扱われるのは嬉しい限り。また、ふるさと切手「大宮盆栽村」の原画画家・関根将雄さんのインタビューも掲載されていて、個人的にも楽しく拝見しました。
 私は埼玉県住民ではないので、すでに県内各地で配布されているのか、よく分かりませんが、お見かけの際はぜひお読み下さい。なお、この号だけの購入も可能のようです。詳しくは月刊『武州路』のHPからお問い合せ下さい。また、さいたま市浦和区の須原屋書店地階地方出版コーナーでも販売中とのこと。ちなみに購入の場合は一部315円だそうです。

手製の切手収集用品

2006-02-20 | 切手市場(旧)
 asahi.com郵趣サービス社のインターネット部門『たんぶる』の記事が掲載されていました。記事を読むと、千代紙を使った和風ストックブックが好評と書いてありました。
 このストックブックは小さめの黒台紙タイプで、うちの嫁もお気に入りの品です。若い女性を中心とした切手ブームが話題になっていますが、彼女(彼)らがどんな収集用品を使っているのか、非常に気になっていました。「切手市場」にいらっしゃるそうした収集家達を見る限りでは、ダフォ社のカラーピンセットは必携のようです。また、ストックブックは大きな文房具店で手に入るテージー社のポケットタイプが主流らしいです。
 ただ、彼女たちはそういったものに満足しているわけではなく、それしかないから仕方なく使っている雰囲気があります。例えば、ダフォ社のカラーピンセットも、現在手に入るのは赤・水色・黒などなのですが、ピンクやオレンジ、黄色といったバステル・カラーのものがあれば、欲しいはず。ストックブックもかわいい色やデザインのものがあれば、迷わず購入するでしょう。千代紙の和風ストックブックがネットショップでバンバン売れている状況を見れば、それは疑いの余地はありません。
 ところが問題もあります。そうした女性好みの収集用品を作るにしても、小さなロットでは単価が高くて、商売になりません。安い切手の中から、自分好みの切手を選んで買う収集家たちです、いくら自分好みだといっても、高い値段の収集用品など買ってくれません。しかし、大量に作って単価を下げようにも、どのくらい売れるのかは未知数。市場規模がどんどん縮小している切手収集界にあって、大量製造は非常に危険です。

 こういう状況で、うちの嫁は100円ショップなどで売っているカラースプレーを使って、ピンクのピンセットを作りたいと言っています。という訳で、うちの嫁が自分好みの収集用品を手製で作って、「切手市場」で売る日が来るかもしれません。

小判切手

2006-02-19 | 郵趣(旧)
 今年は小判切手が発行されて130年にあたります。小判切手は日本における近代的な印刷技術を導入した最初の切手で、その洗練されたデザインや近代印刷技術の黎明期におけるバラエティの豊富さに、多くのファンがいらっしゃいます。最近は熱心な小判切手収集家の方々が増えたせいか、切手収集の世界でも特に熱い分野になっています。
 そうした背景を考慮して、現在、『郵趣』では小判切手の特集を計画中。今日はその特集をどのような内容にするか、思案しておりました。私は小判切手収集家ではありませんが、使用済で日専のカタログ・コレクションを作る努力はしています。ただ、小判切手には珍品やカタログ価格の高い切手も多く、使用済とてカタログ・コレクションを作り上げるのは非常に難しい切手です。そこで自分なりに考えたのが、日本切手の違う分野を集めている収集家や、カタログ・コレクションを目指している収集家にとっての“入門編”的な内容。
 そう考えた経緯は、そもそも私のような小判切手初心者が小判切手を集め始めた場合、どのくらい集めれば“中級者”にランクアップできるのだろうか? という疑問です。
 日専の小判切手のパートを読むと、目打・用紙・色調の区別が事細かにリストアップされています。また、消印の種類もかなりあり、それらを理解しながら集めていくのは、非常に大変そうです。しかし、小判切手自体は「赤二」と呼ばれるU小判2銭切手をはじめ、切手商などでもよく見かけます。そこで、初心者でも楽しめる小判切手の遊び方があるのではないかと思い始めました。初心者のレベルで楽しめる小判切手の遊び方と、小判切手を集める初心者にとっての収集のゴールを示す、そんな特集にしたら面白いかなあ。

 なんて考えながら、今日も『郵趣』の編集者の仕事をこなしております。

一筆啓上・丸岡城

2006-02-17 | ふるさと切手(旧)
 4月3日に発行されるふるさと切手「一筆啓上・丸岡城」の報道発表がありました。今回の切手は初期のふるさと切手に通じる異色なデザインで、久しぶりにふるさと切手らしいふるさと切手が登場した、というのが率直な感想です。公募作品という“愛”という文字切手と、全く同じ構図の丸岡城の背景を変えた4連刷の5種の切手ですが、この丸岡城の4連刷はかなり実験的なデザインで、面白いと思いました。また、シート構成も実験的で、非常にユニークな切手だと思います。
 ところで、丸岡城には日本一短い手紙の石碑があることをご存知でした? 「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」という手紙なのですが、これは丸岡城城主・本多成重の父が成重が幼少の頃、妻に宛てた手紙だそうです。ちなみに手紙の中に出てくる“お仙”とは成重のこと。成重の幼名は“仙千代”なのです。ふるさと切手のタイトルに「一筆啓上」とあったので、この手紙が切手になるのではと思っていましたが、結局はこの手紙に込められた家族“愛”を切手にしたようですねえ(笑)

 ちなみに今回の切手、発行枚数な400万枚。うち、200万枚は北陸支社で販売されます。ということは、昨年暮れの「神戸ルミナリエ2」のようなことになる可能性もあります。しかも切手の額面が80円なので、一気に郵便に使われてしまう可能性も高いです。北陸以外の地域にお住まいの方、早めの購入をお奨めします。また、今回の5種切手のうち、丸岡城を描く4種の切手は1種あたりの発行枚数が40万枚。これはふるさと切手史上最も少ない切手になります(これまでは「四国八十八ヶ所の文化遺産」の1種あたり45万枚)。

集配局削減

2006-02-16 | 郵趣(旧)
 今朝、読売新聞のニュースを見ていたら、郵便局の集配局(郵便物の集荷・配達を行う局)が民営化に合わせて、現約4,700局のうち、1,000局ほどを削減するというニュースがありました。郵便局自体がなくなるわけではないのですが、これは「郵趣」的には大変なニュースです。
 
 それはなぜか? これを説明するには郵便局の消印について、説明しなくてはなりません。そもそも、郵便局は5つの種類に分けられています。それは集配普通局、無集配普通局、集配特定局、無集配特定局、簡易局の5つです。それぞれの局種の違いは今回割愛しますが、普通局と特定・簡易局の消印では大きな違いがあります。それは消印の局名表示です。具体的には、普通局にはなくて、特定・簡易局にはあるものがあるのです。それが「都道府県名」。
 原則として、郵便局名は所在地の地名が付けられることが多いのですが、日本全国には似たような地名がたくさんあるため、似たような郵便局名も当然あります。そこで、普通局を除く特定・簡易郵便局で使用する消印には、局名の前に都道府県名を入れているのです。つまり、集配普通局が無集配普通局なるだけなら良いのですが、無集配特定局となると消印の局名表示が変更されるわけです。今回の集配業務の廃止は郵便区(郵政では全国を市町村ではなく、郵便番号で区分しています)の統合によるものとのことですから、普通局が特定局に変更される可能性は大です。

 消印の表示が変わると、消印収集家は同じ局の消印でも別個の消印とみなします。分かりやすく言いますと、消印収集家にとって、集配局であるときの消印と、集配業務をやめた後の消印は別々の収集対象になるのです。来年1月頃までには集配業務をやめる郵便局が明らかになるとのことですので、今年の暮れは消印収集家にとって、大変なことになるかも知れません。くわばらくわばら……。

切手と郵便に見る1945年

2006-02-15 | 雑記(旧)
 職場での私のデスクの真後ろでは、日本郵趣出版の書籍・カタログのセクションの方々が、日々『切手と郵便に見る1945年』という豪華本のカラーページの色校正に追われています。この本、昨年のJAPEXでの同名企画展示内容を収録した本です。JAPEXを参観された方はご存知かと思いますが、いわゆる太平洋戦争末期の1945年とその前後の切手と郵便を、日本切手はもちろん、外国切手も含めて解き明かす展示内容になっておりました。
 展示作品には、1945年に発行された切手や原爆関連の作品、現存2通しか知られていない第3次昭和10銭勅額青の使用例(電話通話券)をはじめとして、昭和切手コレクターにはたまらない切手やカバーが展示され、私も食い入るように何度も展示作品を拝見しました。

 『切手と郵便に見る1945年』はそうした展示作品から、良いものを抜粋した豪華本です。私も色校正を少し見させてもらいましたが、乃木2銭や飛燕5銭など、切手の色調分類の面白い切手も、その収集の目安に利用できるくらい、ほぼ正確に現物の色調が再現されていると思います。また、昭和切手コレクター垂涎の切手やカバーがカラーページで掲載されるなど、昭和切手コレクターは必携の本だと思います。高い本ですが、是非お手元に! 私も買います!


 ちなみに『切手と郵便に見る1945年』は定価18,000円(JPS会員は16,000円、JPS正会員は15,000円)ですが、予約限定出版ですので、予約された冊数しか印刷されません。後から欲しくなっても、多分買えません。予約締切は3月3日となっております。ご興味持たれた方、申し込みたいと思われた方、(財)日本郵趣協会までご連絡下さい。

 以上、宣伝でした。

オークションで負けると悔しい?

2006-02-14 | 郵趣(旧)
 トリノ五輪が開幕して5日がたちましたが、日本選手は非常に苦戦しているようです。スキー女子モーグル、スノーボード・男女ハーフパイプ、スケート男子500mなど、メダルが期待されていた競技で、次々と有力選手が負けていく姿を見て、非常に胸が痛くなってきます。スノーボードの成田兄妹やモーグルの上村選手などは本当に悔しがっていて、次回のオリンピックでの活躍が期待できそうな予感もしました。一方で、スケートの清水選手がインタビューで非常にサバサバしているのを見て、ああ、清水選手の時代は終わったんだなと思いました。
 スポーツに限らず、熱中していることで負けたり、失敗すると非常に悔しい思いをします。私も昔、ある方に「悔しいうちは負けてもいい」なんて言われたのを思い出します。

 切手でもおそらくそうでしょう。オークションなどで欲しい切手があったとき、競り負けると非常に悔しいでしょうし、即売会など切手商の店頭で、探していた切手がタッチの差で売られていくを見ると、悔しいものです。そういった情熱を持つ人こそ、おそらく“大家”と呼ばれる収集家になるのでしょう。仕事柄、いろいろな収集家の方とお話しますが、名の知れた収集家の方々は、何かしら収集過程で悔しい思いを何度もされているようです。しかし、ある程度収集が進むと、欲しかった切手が他人の手に渡ったことを何とも思わなくなるといいます。その時点で、ご自分の切手収集の終焉を感じる方もいらっしゃるようで……。

 というわけで河童さん、ヤフオクの結果に一喜一憂するあなたは“大家”になる可能性があります(笑)
 頑張ってくださいな。

『郵趣』3月号

2006-02-13 | 雑記(旧)
え~、宣伝です。

 オーストラリアのメルボルン国際切手展「カワセミ」小型シートが表紙の『郵趣』3月号の特集は「<ヨーロッパ>切手50年」。複数国家の統一図案切手に始まり、現在では超国家トピカル・シリーズとして人気の高い<ヨーロッパ>切手を、歴史と変遷に触れながらご紹介します。記事及びレイアウトの下書きは今年から郵趣ブログを始められたHIDEN(日田有紀)さんに書いていただきました。
 今回の特集では現在<ヨーロッパ>切手を発行する59ヵ国のリストと地図、統一図案切手の図案全掲載、統一図案から統一テーマに変更された1974年以降のテーマ・リスト等々の資料も満載です。
 連載では銘版130年にちなみ、日本最初の銘版をご紹介する「日本珍品切手物語」、春の鳥としてメジロとウグイスをご紹介する「トピカルワールド」、グリコ切手ブームをご紹介する「プレイバック!JPS創立60周年」等々。もちろん、Wイノウエ「続・切手本放談」や「切手市場」管理人による「100均の鬼」も好調です。

 という訳で、『郵趣』3月号は2月下旬発売予定。切手の博物館の1Fショウルームでも販売しますので、よろしくお願い致します。

真剣なスタッフ募集

2006-02-12 | 切手市場(旧)
 先日、ここでも書かせていただいた「切手市場」の受付の件、私や管理人ともに多忙なため、まだ話し合っていませんが、いよいよ運営体制にメスをいれなければならない事態に発展しそうです。


 とはいえ、「切手市場」をなくすつもりはありませんし、毎月開催のペースを崩すつもりもありません。解決の早道は、運営業務に真剣に取り組んで下さるスタッフを探すこと。
 というわけで、改めて「切手市場」の運営スタッフ募集中です! 原則、毎月の開催日には会場にいらしていただきたいのですが、ご都合の良い時だけでも構いません。イベント運営に興味がある方、将来フリーマーケットのようなイベントを開催したいと思われている方はぜひ! ちなみに特典は開場前に各出店者ブースの覗き見ができること、かな? あんまり魅力的ではないな……

 というわけで、ご興味のある方、ぜひご検討下さいませ。

新しい炊飯器

2006-02-10 | 雑記(旧)
 我が家が引っ越した時、新たに買った家電製品のひとつに「炊飯器」があります。最近流行のIH圧力釜で、以前の炊飯器と比べるとさすが、ご飯がおいしいです。

 ところがこの炊飯器、米を炊いているときの音によく驚かされます。説明書を読むと、何でも炊飯時に蒸気を釜の中に閉じ込めたり、はき出したりすることで、ご飯をふっくらと炊きあげるらしいのですが、その蒸気の音が蒸気機関車の汽笛のような音なのです。「シュッシュッシュッシュ……」という音がもれ始めると、しばらくして「ピィーーーーーーーー!!!」という音が出ます。この音には本当に驚かされます。
 先日、夕飯の支度をしている最中、嫁と口ゲンカになりました。まさにそのケンカの真っ只中、

嫁:「
私:「

炊飯器:「ピィーーーーーーーー!!!」

嫁・私:「………………

 炊飯器の音が鳴った瞬間、2人で驚いて炊飯器の方を見てしまい、一瞬でケンカしていることすら忘れてしまいました。この炊飯器、夫婦ゲンカの仲裁機能も付いてるのか?