お祭りが盛んに行われる季節。
お祭りのあの賑わいのなかの寂しさ・・・なんて感じるのは、甘酸っぱい中学の頃の思い出があるからかな?
高くあがる花火もよそに、好きな男の子が入っちゃ行けないお店の中に消えた! という情報を聞き、近くまで行くけれど・・その先には足が進まない。
友達には、あんな子、と言われながらも、いつまでも追いかけ続けていたなぁ・・。
今思えば、そんな子供の恋も、夏休みの大切な宝物。
楽しかったなぁ。。
真っ黒に日焼けした顔で、笑っちゃうょね。
お祭りなんて、そういう楽しみがあるからワクワク・ドキドキして良いのょね。
この年になって、お祭りをどう楽しむか・・なんて考えたら、人ごみの中、暑いのに出て行くスタミナが無い。
まして、嫁いできた、この町で、会って嬉しい人も居なければ、共に時間を共有したいと思える間柄の人もなさそう。
誘えば、良いのかも・しれないけど。
息子たちは、といえば、もう親にくっついて来るようなお年頃はすでに過ぎ去り。
懐かしいょね・・・・
お揃いの甚平を着て、ミニカー持って、カブトムシ捕まえて、たこ焼き食べて。。
ふっと、夕焼けが綺麗なとき。
自分の育った町がふるさとと言うのなら、今見上げた夕焼けをいつの日か遠い地で、ふるさととして思い出す日が来るんだろうか・・・
私がこんな風に、遠い遠い昔に思いを馳せているように。
郷愁・・なんて言葉が最近胸に染み入る。
若い頃は、自分の住む街が嫌いだった。もっと素敵な街があるはず、もっと幸せ一杯の街があるはず・・・なんて思っていたのに。
今は、住み慣れた・あの両親がいたころの・あの街が恋しい。
夏休み。
虫取り網をかついだ少年が何人も、横断歩道を渡る光景。
魚釣り竿をかついで、橋の上から釣り糸を垂れている光景。
そんなことができるこの町は、それはそれで良いのかもしれない。
学習塾がお盛んで、休みもなく必死に勉強している子供らもいるだろうに。
住む環境の違いで育つ子らの価値観や・学習能力や、躾が違ってくる。
どんな土地で育っていくのが良いのか・・なんて答えはないし、それほど選択できる親の力も無い。
ここで。
この井の中で。
それだって、いろんなことに悪戦苦闘している日々。
たった一度の人生なのに、一度しかできない人生なのに・・・
と、思う、今日このごろ・・・・
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