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BlueMooN

|д゜)辺鄙なblogへ訪問感謝。韓国版『美男』の二次創作中。うなレポは気が向いた時だけ|д゜)注;概して不定期更新。

originalText&Music

     

星の住人と天使の囁き―祝福をあなたに―5―

2011-08-12 | OSTparallel─星の住人と天使の囁き
ふわふわしている雲の並木道を抜けると、 山のように積み重なった高い雲の真ん中辺りから、 霧が湧き出て下へと注がれている。 滝壺というのか、霧雨の飛び散る空間で 小さな天使達が裸ではしゃいでいた。 ミニョたちに気付くと、手を振って挨拶してくる者もいる。 そこをぐるっと回り込んで暫く行くと 雲で出来た大きな4本の柱が見えてきた。 その中央に真っ白なテーブルが置かれ、 その上に顎だけを . . . 本文を読む

星の住人と天使の囁き―祝福をあなたに―4―

2011-08-03 | OSTparallel─星の住人と天使の囁き
緑の絨毯の中に降り立った天使は、大きく両手を広げて空気を吸いこんだ。 『おはよう!みんな!』 目を閉じて深呼吸をする。 空を見上げると、満面の笑みを浮かべて、くるっとその場でターンをした。 腰に手を当て左右を見渡すと、小さな動物達が木陰から覗いている。 そちらに向かって手招きをすると、ミニョの周りに集まってきた。 『ふふ。今日も一緒に遊んでね』 足元を確認するように動物達に向かって言 . . . 本文を読む

星の住人と天使の囁き―祝福をあなたに―3―

2011-08-03 | OSTparallel─星の住人と天使の囁き
『・・・ふわぁーぁー!!』 大きく両手を上げて伸びをしながら、ミナムが空を見上げた。 辺りはすっかり暗くなっている。 黒いキャンパスに、白く輝く星がたくさん煌めいているのが見えた。 一際輝く大きな星が、辺りを薄く照らしている。 雲に反射して白い光を一面にもたらしていた。 首を横に向けると、隣で同じ顔がすやすやと寝息を立てている。 組んだ腕の真ん中に顔を乗せていた。 『なーんだ!ミニ . . . 本文を読む

星の住人と天使の囁き―祝福をあなたに―2―

2011-07-28 | OSTparallel─星の住人と天使の囁き
何故、この先に進めないのかと、テギョンは悩んでいた 鍵盤を叩く指が動かない。 じっと指を見つめては、何度も同じ曲を弾きなおす。 決まって、同じところで、指が、止まる。 小さな子供の手だから、指が届かないというのではない。 片手で弾く分にはリズムは取れる。 気持ちのいい音階を刻んでいた。 しかし、両手で弾こうとすると音が、乱れる。 思っているような和音を引き出せずにいた。 それが気 . . . 本文を読む

星の住人と天使の囁き―祝福をあなたに―1―

2011-07-26 | OSTparallel─星の住人と天使の囁き
真っ白なふわっふわの雲の上で、寝転がる少女がひとり。 両手を頬にあてて、肘をつき、曲げた膝で足をばたつかせている。 『あぁー!? また間違えた!』 首を傾げて残念そうな顔をした。 『うーん!?何故でしょうか!?前は、そんなこと全然なかったです!』 何かを見下ろしながら、ひとりぶつぶつと言っている。   ☆ ☆ ☆ ☆ ☆   『ミーニョ!何してるの!?』 頭 . . . 本文を読む