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あゆどんのつれづれなるままに

ここは、木の花での子ども達の遊び風景の断片を綴る「園長日誌」。木の花幼稚園での様々な場所で、子ども達が織り成す情景の随想

3月20日 社会見学の旅

2018年03月31日 | 日記
 強風のため延期になった年中さんのお別れ遠足にこの日は便乗。一年間、新聞を遊びや活動で使いこなしてきたさくらさんなので、年中最後の遠足は新聞社の見学に・・・。

 金沢駅から富山駅まで行き、乗り換えで高山方面に電車を乗り継いで富山の北日本新聞社さんまで。これまた初の場所でちょっと楽しみ。
 富山駅から高山方面の電車への乗り継ぎがわずか5分・・・というシビアなタイム間隔。普段はのんびりムード漂うさくらさんもこの時ばかりは真剣にダッシュ(とまでは行かないけれども小走りに・・)。無事全員車中の人になり一安心。しかも乗り込んだ列車は観光の外国人客がいっぱい。さくらさんもそれぞれオリジナル英語?を駆使して笑いの絶えない国際交流親善を列車内で行い、さくらさんも南国系か?とこちらも笑わせてもらう。(スマホでの通訳アプリもあって、これをツールに結構会話している姿に驚き・・・今どきですねえ。ちなみに片言ながらあゆどんも知ってる限りの英語を駆使して聞くとインドネシアのツアー仲間とのこと。幼稚園で英語を教えているの?と訊かれて、「ナッシング!」と言うと驚いていた。英会話はしてないけど、色々な人との出会いを体験して異文化交流には長けている木の花っ子たちだもんね。)

  

 さて駅を降りるともう新聞社とその工場の建物らしき施設が見えていて、強風に煽られながらも無事到着。荷解きをして和室の研修室?に通されて、早速新聞ワーク。
 好きな写真を切り取って台紙に貼りつける単純な作業ではあるが、どの写真を選ぶかでそれぞれの子のキャラが出るようで面白い。子どもたち、どの子も他の子に合わせたり、迷うことなく自分で新聞からこれは・・・と選んでいたのが頼もしい。(相撲、広告、小学生や子どもの写真、4コマ漫画、天気予報に国会風景の写真まで・・・)

    

 続いて施設見学へ・・・。
 工場の中を案内してもらい、新聞が出来る工程をちょっと触れて、またお楽しみにスタンプや印刷のお試し体験もさせてもらい、至れり尽くせりのさくらさん。

    

 和室に戻ってランチを楽しんでから後は、新聞工場の庭園で遊ばせてもらい、これまた泥沼にはハマるなど、さくらさんらしい動き方に笑わされるも、係りの人には申し訳なく、長靴をしっかり洗いながら気づくと、庭遊びに代わる代案としてシャボン玉を用意してくれたのには、ほんとに気を遣わせて申し訳ないところ。富山の風に乗せて金沢まで届け・・・とばかりシャボン玉を飛ばすさくらさん・・・というよりも、シャボン玉のぶくぶく遊びが面白く、カップに乗ったあわあわの玉を飛ばすことに夢中な子どもら・・・。係りの人もこれには爆笑。

      

 そんな親切な新聞社さんにお礼を言って強風に押されるように最後に芝生広場でおいかけっこで無人駅まで。強風のため下り列車(高山方面)に遅れが出ています・・・という電光板表示にびびりつつ(だって単線だもんねえ)、定刻やや遅れで上り線が到着。デジャブ―のようにまたも富山駅での乗り換えでダッシュのさくらさん。富山駅の複雑な回廊を短時間の乗り換え時間の間でしっかり一団で乗り切り、もうまつくりさんになるぞ!という風情をたっぷり印象付けて、さくらさん最後のお別れ遠足を終える。

    


3月19日 空間・モノ・ひとを締め括る卒園の旅・・・

2018年03月31日 | 日記
 一日置いてもう再会・・・笑。

日本晴れの卒園式から一転冷たい雨の降る卒園遠足は、富山の太閤山ランドで園として初めての場所ではなかろうか? 天候がちょっと残念ではあるものの、行ってしまえば施設の中。「仕掛け」風の建物がずいぶん面白いという評判も聞き楽しみな気分で、金沢駅からまつくりさんたちに連れて行ってもらう。

  

 小杉駅を降りると公共のフラットバスの他になんとそこにはジャンボタクシー。バスに人数が乗りきれずやむなくバス+タクシーとなった次第。これまた初の試み。慎重に厳正なるくじ引きを行いタクシーに乗るメンバーを厳選。(引率の先生もくじ引き。残念ながらあゆどんは外れ・・・)満面の笑みでタクシーに乗り込むメンバーを見送り、口惜しい思いでバスに乗ればほぼ貸切状態で、これはこれで悪くない。親切な運転手さんに案内されて太閤山ランドまで。バスを降りてこども未来館までは合羽を着て途中の噴水広場で遊びつつ、園内を回るSLトロッコをこれまた恨めしく眺めつつも、子ども未来館に元気いっぱい到着。

    

 荷物を置かせてもらい、まずは工作教室へ。迷路風のカードに代表のまつくちりいさんがサイコロを振って出た目の色を付けていく・・・というステンドグラスでも出来るのかな?とちょっと期待させるプロローグ。しかし、実際は単純な塗り絵的な作業で終わり、この子らからするとちょっと物足りない気分だったかも・・・。でも子どもたちは嬉しそうに大事にカードを仕舞うと、いざ仕掛け館内への冒険の旅立ち・・・。

    

 登ったり、潜ったり、トラバース(横移動)したり、網網を渡ったり、細いトンネルに入ったり、枝道の分岐で友だち同士分かれたり・・・。アスレチック気分で仕掛け風の迷路のような館内を存分に遊ぶ。子ども向けのサイズなので、あゆどんはついていくのが精一杯。腹を凹ませないと・・・と雪かきダイエット不足を実感・・・・笑。

              

 全館の空間がまた広く子どもたちを信頼するからこその館内自由探険。お昼になり放送をかけると汗びっしょりかいたまつくりさんたちは全員しっかりと集合。ランチを工作室で取らせてもらい、午後からは場所を移動して展望台へ。ここがまた不思議な直方体を組み合わせた空間で、空間を使いこなすまつくりさん好みかも・・・。階段チームとエレベーターチームと別れつつ、この3次元的建物を回遊(横周り)と垂直移動(縦)で楽しむ。展望が良ければ雪の立山も遠望できたかも・・・この点はつくづく残念。

                  

 帰路は同じく厳正なるくじ引きで再度、タクシー乗車メンバーを選出し(よっしーが当たって大喜び、やったね)、小杉駅から電車に乗り換えて金沢まで。帰路の電車は他のお客さんでやや混み合う中、相変わらずまつくりさんらしい遊び方で時間を有効活用。しりとりに始まり、おせんべいやけたかな、手叩き、指相撲、あっちむいてほい、そして指足しゲーム?・・・(これ足し算に割り算も入る結構数学チックな遊び。小学校5年生のお姉ちゃんから教えてもらったまつくりさんが広めたそうな・・・) こういう空間でもモノがなくてもとことん遊び尽くせるのがまつくりさんだよねえ・・・。時間を忘れるほど遊び尽くし金沢へと到着。

      
(疲れてすぐ寝てしまう人もいれば、とことん遊びまくる子どもたちもいる・・・)

 幼稚園時代を締めくくる卒園の旅、これにてお開き!


3月17日 旅立ち・・・

2018年03月31日 | 日記
 36人の子どもたちが巣立っていく別れの日。それぞれの想いを胸に自らの「紙飛行機」に乗って・・・。

 園の空間を遍く使いこなし、様々なモノと対話しながらくりかえししつこく多様な活用を試し、工夫し、楽しみ、響き合いながら友達と繋がりを深めて協同的な取り組みを数多く積み上げてきた、その集大成が最後の卒園式の舞台、「おもいでドミノ」。残念ながら熱でお休みの子がいて舞台に全員はそろわなかったけれども、その子の分も含めて、途中失敗ややり直しもあったけれども、まつくりさんらしく、自分たちでやりくりしながら乗り越えて最後の年長らしい姿をさくらさん、うめももさんに見せてくれた。

 来賓で来られた小学校の先生もとても喜んで見守って下さり、学校も頑張らないと・・・と感動された想いを率直に言ってくれたことが何よりもうれしい。まつくりさんが一人一人それぞれの学校でこうした新たな先生たちと居心地のいい学校空間を創り出して、幼稚園にはない新たなモノを活用して学びを深めて、新しい友達と新しい物語を紡いでいってくれると願っています。そんな願いを込めて、またそのままの心で再会できるように、まつくりさんを忘れぬための証として贈る歌・・・。

  また会える日まで~まつくりバージョン

C  G  Am Em  F         G
まつくり~ドミノは~ びっくり仰天 仕掛けがいっぱい ♪
C   G    Am Em  F   G    C
積み木 ボールに マジック  色んなモノ  飛び出す~♪
F       G   C    Am
部屋の~ロッカーも  自在に 動かし~♪
Dm   D7        G7
まつくり劇場~   今から 始まるよ~♪

C                 Am           
階段 廊下 キャットウォーク ベランダ 物置 絵本コーナー ♪
F          G
色んな場所で~ 色んなモノと~♪
C                Am
やり直し 失敗~ 繰り返し~  モノ替え 場所替え 考えて~♪
F               G
めげずに続けるまつくりさんを  忘れはしない~♪  <園内チームからのエール>       

C Am F G

C  G    Am Em    F      G7
竹ドームに ロープ伝って~  木の上でも 絵本が読めるよ ♪
C   G    Am  Em   F    G   C
ツリーハウスから 流しそうめん カナブン  大発見~♪
F    G    C    Am
カメコ~当~番  いつ終わるの~♪  
Dm   D7     G     G7
入れ物~入らない  人間ドミノで 押すぞ~♪

C                Am
うめももプチちゃん さくらさん ドキドキワクワク 見てる~♪
F          G 
色んな場所で~  色んなモノと~♪
C                 Am
試して 工夫して 閃いて~    友だちとぶつかり 繋がって~♪
F               G
楽しさ拡げるまつくりさんを  忘れはしない~♪ <園庭チーム>

C                Am
また会える日まで~♪(先生)   また会える日まで~♪(まつくり)
F                G 
また会える日まで~♪(在園児)  また会える日まで~♪(まつくり)
C                Am
また会える日まで~♪(卒園児親) また会える日まで~♪(まつくり)
F                G 
また会える日まで~♪(園内全員)  また会える日まで~♪ (まつくり)

 今回先週不慮の事故でけがをした早苗先生がたたき側のピアノから式を見守ってくれ(身体面を考慮して離れた場所からの参列)。すると今まではずっと当事者サイドでの参加だったものが、今回客観的な情景が俯瞰して見えてよかった、とのこと。(卒園児たちの姿、在園児たちの姿、子どもたち同士の交感、交流、バトンの引き継ぎの儀式というようなコミュニケーションの感じられる式なんだ、と当事者サイド(園児席・卒園児席側)で保育する環境にあって気づきにくいところが、改めて見えてきたそうで、これも怪我の功名ってやつだよなあ。

 うめももさくらさんも1時間20分に渡る長丁場、しっかり見届ける役を果たし責務を全う。そしてトンネルを作って見送り、一つの「儀式」を終える。それは卒園するまつくりさんに対してと同時に自分自身が次のステップに上がる確認のための儀式でもありました。

 さよなら、まつくりさん。そしてまた会える日まで・・・・。


3月14日 ECEQ報告を兼ねて・・・

2018年03月31日 | 日記
 今日は自由遊びのビデオトークの2回目で、今年の秋に行ったECEQ公開保育の報告を兼ねた「木の花暮らし 発見してみよう!」という特別企画。
 これは先般の保護者会の「カフェ」開催にあたっての打ち合わせのときに、役員さんに一人からECEQの公開について訊かれ、なおかつ以前の公開保育のとき(H23特別支援をテーマに実施)、長土塀交流館で報告会を開いたことをよく覚えていてくれた方から、あれよかったし、折角だからそんな機会を持てませんか?という投げ掛けが今回ビデオトークのこのテーマでのするひとつ大きなきっかけ。

 ECEQの開発に一応多少なりとも参画した一人としては、ECEQの宣伝にもなるし、なによりも今年度スタッフが園の重点課題の一つとして園庭チームと園内チームとに分かれて取り組んできた園の環境構成の工夫と子どもの学びについて、普段はなかなか「見えない」スタッフの努力を知ってもらう機会にもなれば、という想いもあっての、初のおのこり時間帯での実施であった。
(ECEQは、文科省の委託研究事業で、全日本私立幼稚園連合会・幼児教育研究機構が開発中の「公開保育を活用した幼児教育の質向上システム」Early Childhood Education Quality SystemをECEQと略称で呼んでいます。)

 おのこり時間帯での初実施の他にも色々と「初物尽くし」のビデオトークの中、残念ながら参加者は予想よりもぐっと少なく準備したスタッフ一同は当初は残念無念という胸中でしてが、やってみてすごくよかった・・・という感想も。アットホームな雰囲気で緊張せず、ファシリテーターできたし、各スタッフが考案した「問」に対する議論が盛り上がり、出てくる中身も満載(付箋がポスターにぎっしり!これもECEQ参加者に一歩も引けを取らず!)、またECEQ参加者にはない思い付かない答えや気づきだったり(親の強み、子どもたちをよく知ってるし、遊び心も満載!)、付箋に記すキーワードが図解やイラストというのは、ほんとにさすがやなあ・・・と木の花母らの表現力にも感涙・・・笑。

  

 外の視点ってやっぱりすごく大事。スタッフたちの視野を広げ、さらなる向上への原動力。参加の皆さま、本当に有難うございました。


3月12日 小っちゃい子でもよし、年長さんでもよし・・・

2018年03月31日 | 日記
 まつくりさんたちの協同、自立の姿についていくように年中、さくらさんも年明けから一日入園に向けてクラス全体で奮闘中。小っちゃい子をおもてなし、出迎える準備を考えて、試行錯誤で創り出して、当日実践。様々な小さい子に合わせて責務を全うし、そして今度はその「木の花街」の道具類を用いてまつくりさんをおもてなしするお別れ会。まつくりさん用にルールを諸々子どもたちが考えて(高さを替えたり、距離を伸ばしたり、回数減らしたり・・・・・)、本日実践。まつくりさんたちも嬉しそうにさくらさんの「木の花街」を楽しむ。ルールが小さい子用バージョンでもきっと喜んでくれたね。

                 (がちゃがちゃのゲーム機の中では・・・)

3月10日 ほろ酔い 冬編

2018年03月31日 | 日記
 おやじの会の活動の締めは恒例のほろ酔い、冬バージョン。今回はよっしーが参加する最後のほろ酔いということもあり、卒園生の父たちも多く参戦。遠く神戸や福岡からも・・・(よっしーも感激)。
 在園+卒園父たちの、「子どもたちに伝えたいこと」などのグループ討議あり、映像等を駆使した各学年の父レク報告や節分などの秘話もあり、そして年長おやじ役員から新たな年中さんの新役員への引き継ぎ式あり・・・・寒さを吹き飛ばす熱い熱いほろ酔いと相成る。
 
 おやじの会創設時の卒園父は今回久々に参加して、益々進化を遂げているおやじの会の姿に熱く感動・・・。まいた種がここまで育っているとは!?と感涙の様子。

  

 よっしーもこれまでのお礼に・・・と感謝の品を惜しげもなく?振りまきながら、これまでの父たちとの長いお付き合いの談笑に花を添える。



3月9日 まつくりドミノが進化中・・・

2018年03月31日 | 日記
 年長さんの意向を汲みつつ、買い揃えたバザー収益での購入物の最後の品、カラー積み木各種が届き、子どもたちの人気。身の回りにあるものを組み合わせて作るのが得意なまつくりさん。そこにさらに新たなモノを組み合わせて「まつくりドミノ」はさらに進化中・・・。(単にその積み木だけで遊ぶのではないところがまつくりさんらしい・・・)

 

 部屋を飛び出して渡り廊下でも、さらにホールに目を転じるとここでも椅子やらケンパープレートを使い、ドミノ遊びが年長に時には年中さんも加わって、進化中・・・。

        

3月7日 文集印刷、製本

2018年03月31日 | 日記
 今週に入り恒例の文集印刷。なので職員室は出入り禁止・・・。

 普段は比較的子ども達に対してもオープンな職員室も、この期間だけは集中力が必要なのと、印刷原稿をそのまま製本まで置いておくので、子どもたちに触られるのがちょっと心配。そこで鍵を閉める非日常の期間。子ども達はなんで入れんの?と怪訝な子も、まつくりさんたちから説明を受けてなんとなく「まつくりさんのだいじなえほんみたい・・・・」と納得。モノを取りにくる先生たちのほうが大変だったりする・・・。

 文集作りはすでに発表会明けから始まっており、子ども達で様々な視点、角度から幼稚園時代を振り返る、そんな話し合い、エピソード発掘作業が連日続き、そのうちの1エピソードを子どもが選び、文集の本番原稿の作製に至るが、今回は「モノ」を媒介にしたテーマでタイトルは「まつくり・おもいで・ものものえほん」。印刷をしながらじっくり読めるのは園長特権の一つ。子どもたち一人一人の想いとその背景にある情景も目に浮かび、ちょい感傷的な気分になるひとときでもある。幼稚園で共に過ごすカウントダウンも10日を切り、卒園式に向けて最後の階段を昇り詰める子どもたち・・・。

 印刷、製本が終わった頃を見計らって年長さんたちが職員室に来て、文集はどこにあるの?としおらしく尋ねてくるので、そこにあるよ、と応えると、早速貪るように読み耽る姿が印象的。自分たちの歩みを噛みしめるが如く・・・。


  

 まつくりさんたちの木の花暮らしの証としてのこの一冊が、幼稚園時代を締めくくる最後の大仕事でした。お疲れ様でした、まつくりさん。じっくり今読んで、そして何年後にあるいは成人になってからまた見返してくれるとうれしいなあ・・・。

3月2日 ひなまつりですが・・・

2018年03月31日 | 日記
恒例の桃の節句、ひなまつり。舞台に飾ったひな人形と共に各学年で作製した桃の節句に因む製作物と共にお祝いするお祭りだけれども、今回はオプションのクッキングボランティアの母たち&特別出演のよっしーの劇場で大いに盛り上がる。ランチに付いていた母らの手作り駒も子どもたちには大人気。お雛様も笑ってくれたかな?

          

2月28日 オープンカフェ

2018年03月31日 | 日記
「これからカフェ会議・・・移行後の保護者会を考える」として保護者会さんが企画。通常の役員会議をオープンにして他の保護者にも気軽にお茶を片手にざっくばらんに話し合いの場に参加してもらおう・・・という優れた企画。残念ながらインフルの余波もあり、申し込みよりも参加者が減ったものの、20名ほどが集まり、2年後の移行後の木の花幼稚園の保護者会のありようを親御さんたちが語り合いながら探っていく風景に、園長としては有難い想いでいっぱい。
    
 こども園についての様々な質問や木の花の場合は?・・という質問からスタートして、なんとなく移行後のイメージを持ってもらいながら、その後、具体的な保護者会活動やボランティア、親同士の繋がり、木の花らしさ、連絡網のこと、あるいは写真やアルバムの話や会計など多岐に渡る議論が続き、時間があっという間に流れていく貴重なひと時。皆さんの想いを受け止めつつ、すぐに答えは出ないものもあるけれど、来年度も引き続きこういう場が持てるとうれしいなあ。(きょうだい組の小っちゃい子らが母らの議論の真ん中で戯れている情景というのもよかったねえ・・・。)

 保護者会役員の皆さま、参加したお家の方々、お疲れ様でした。

2月14日 木の上から眺めてみれば・・・

2018年03月31日 | 日記
 おのこり自粛をお願いしている理由のひとつは豪雪による危険性。特に園庭の被害は木々が一番受けていて、夏みかんは雪囲いのお陰でなんとか無事ながら、枝垂桜、栗、李、椎・・・ずいぶん太い枝すら雪の重みでやられている。尚も雪がブロック状に不安定に乗っているので、下にいてもしも落雪や枝が折れたときは結構危険。二階ベランダの積雪量も半端なく簡単に柵を超えられそう・・・。雪かき以上に庭の雪遊びの安全確保のためにスタッフも手分けして連日対応に追われる。ベランダにたまった雪を下に落とす作業、庭側のフェンスともほぼ同じ高さまである雪の除雪、そして埋没しそうな庭に道をつけること・・・(ハマると子どもだと身体がすっぽり埋まってしまうほど)。雪かきダイエットもいけるんじゃん・・・・と笑いも満載のチームワークの良さが木の花スタッフのほんとに誇れるところ。

 とはいえ、木々の上の世界はそうは問屋が卸さず、ロープで子どもたちがそのエリア(植え込み周辺)に「規制線」を張る一方、屋根雪下ろし(ツリーハウスの屋根雪もこれで二回目の雪下ろし作業)ならぬ枝雪落としをこの期間敢行・・・。しかしこれが結構怖い。

 先ず登っていく木の枝に乗っている雪落とす際に自分も雪をかぶらない様にする位置取り。雪を落とすため、折れかけで不安定に残る枝を切り落とすためのスコップや鋸を持って木に登ること。遠い位置の雪だまりにスコップを手を伸ばして振るう態勢の保持・・・(これ相当きつい)。まるで北アルプスの後立山の五竜あたりの雪稜、雪壁、きのこ雪(オーバーハングしてせり出したマッシュルーム状の雪壁のこと)を崩して進む感じ・・・。

 翌日はヘルメット、ロープ、ハーネス、ユマール(登高器)、8環(下降器)などを持ち込みフル装備で決行。下界にして冬山気分が味わえるという木の花幼稚園の庭・・・笑 





2月9日 年長発表会、危機一髪!

2018年03月31日 | 日記
 大雪休園の後、開催自体が危ぶまれた年長発表会。延期するならどこに入れ込むことが可能か?職員間でも様々議論のあったここ一両日。豪雪休園明けの日の練習風景は通常保育ながら当然雪のためお休みの子が半分を超える中、これはホンマに延期したほうがいいかも・・・?と思わせる沈滞ムード漂う幼稚園であった(弱気になった年長の先生の気持ちの表れかなあ・・・笑)。しかしその迷いを払しょくしたのは他ならぬ主人公たるべくまつくりさんたちだった・・・。

 前日まつくりさんが全員揃ったので休園日に予定していた全体でのリハーサルを敢行。年長母たちの朝の自主お列などの見事な親さんたちの繋がり、協力もあり、まつくりさんが全員揃うと、昨日までの沈滞した雰囲気とは空気が一変。このときの気合がまつくりさん全然違っていたねえ・・・。ぼくらのはっぴょうかい、やるんだ!・・・という本気モードが昨日までのホールの空気、下の学年の姿をも一変させた、と思う。うめももさん、さくらさんのまつくりさんを見る目が全然違っていたもんねえ・・・。

(前日の練習日にて・・・)

 思えば運動会の時もそうだった。前々日、前日と雨降りの最悪のロケーションの中、まつくりさんが寝転がったりする態勢のある演技の真剣な姿にはうめももちゃんも窓越しから目が釘付け状態だった。お客さんを迎えてする当日よりもそのときの姿のほうに、ものすごく心揺さぶられる自分がいたが同じような光景がこのときも展開・・・。いや、もっと子どもたちみんなの心に共振、共鳴を引き起こすような風景に、十分すぎるほどまつくりさんたちの存在感の大きさを知る。

      

 子どもたちの気迫、想いがこもった発表会の開催。豪雪に打ち勝ったその心意気にあっぱれ!(お家の方々にも改め感謝!)

  


2月6日 『けいてぃー』の如く・・・

2018年03月31日 | 日記
『ちいさなおうち』で有名なアメリカの絵本作家、バージニア・リー・バートン。そのバートンの絵本の一つに『けいてぃー』というものがあって、幼少期から大好きな絵本の一つ。なんでかなあ?雪国育ちではないので、きっと雪に対する渇望があったのかもしれない。今でも記憶に残っている大好きなこの絵本の主人公は、キャタピラのついている赤いトラクターの除雪機で、雪の少ないうちは全く出番のない『けいてぃー』。でもある日町は大量の雪に呑み込まれてゆく・・・。ほかの雪かきトラック、雪かき列車は全く動けず、学校も店も休み、病院も消防署も電話局も大変な事態・・・。真っ白に染まった町の情景のページが印象的。そんなときに『けいてぃー』がぼこぼこ・・・と雪をかき分け登場して雪をかき分けかき分けどんどん進み、町の人たちを救っていく・・・。

 まあ、あの絵本に近い情景がここにあるかなあ・・・というほどの白い光景が眼前にあり、『けいてぃ』と違うのはこちらは人力除雪車?ブルーシート隊だ。除雪距離はわずかに幼稚園の前面道路と駐車場、さほど多くの人を救うこともなく、木の花『ケイティ』は息も絶え絶えで奮闘・・・。でもなんかいいなあ。自分が『けいてぃ』になった気分に浸った一日は、木の花では珍しい雪による唯一の休園日となった。
(職員すら朝は出てこれない状況。午前中は三々五々なんとか出勤の職員で雪かき。午後は今後の作戦会議。さあ年長発表会、どうなる!?)

    

2月2日 鬼退治・・・

2018年03月31日 | 日記
 今年は3日が土曜日で幼稚園が休みだから大丈夫かも・・・?という甘い予想はものの見事に外れ、今年も3匹の鬼が午後から襲来。当初は今年は5,6匹という今までにない大軍団の襲来の噂もあったが、やはり鬼さんも節分となればあちこちへと忙しいのだろう、去年と同じく3匹で安堵していいやら悪いやら。だってねえ、疾風怒涛の勢いの鬼の剣幕に阿鼻叫喚の子どもたちの泣き声・・・。木の花版の「ナマハゲ」風の鬼とはいえ、今年の鬼も怖かったねえ(いやいや、見事な変身にあっぱれ!鬼も年々進化しているよなあ・・・。)

 鬼が怖ければ怖いほど、子どもからすると地獄絵図の様相になんとか打開を打つべく立ち上がる子どもたちの姿もあり、ここらへんが普段強気な子どもとは異なる子らの姿が見えてドラマチックな面白いところ。この日の情景でビデオトークしたら結構参加者いるかもしれないねえ・・・笑。「実録、鬼退治!木の花バージョン」(怖さに向き合う子どもたち・・・・。もっともこの情景を平静に撮れるスタッフはおらんやろなあ・・・。)




1月26日 年少発表会アフターは木の花スキー場へ・・・

2018年03月31日 | 日記
 年少発表会が近づくにつれ駐車場をどう確保するか?に腐心。しかし結局、庭は完全に無理なので正面駐車場を広く確保することに力点を置いて除雪に力を入れる。お家の方々の雪かきのお手伝いに加え、当日は車で来られるお家の方々の連携プレイも見事でうまいこと車も収まり無事開催と相成る。(徒歩や乗り合わせ、近くのパーキング等に止めて来る保護者も多く、本当に感謝。)

 発表会も始まってしまえば、もう半分は終わったようなもの・・・。ホントにそんな気にさせる空模様。それぞれに自己発揮する年少さんたちの姿を階段後方から眺めつつ、安堵感に浸っているのも今までにない感覚。なんかいつにも増して子どもたちの一挙一動が愛おしく思えるから不思議だ・・・。

          

 初めての主役での発表会を満喫した年少さん・プチちゃん。じっくり集中して取り組んだ期間が長かったのもあってか、発表会後の午後の自由遊びは、園内、園庭とも弾けていたような子どもたち・・・。特に雪山のある園庭はここぞとばかりに年少さんが繰り出し、そり遊びに、雪のおままごと、雪のもちつき、かまくら作り・・・雪と存分に戯れていた。

 出勤で活躍のスキーも置きっぱなしはスキーに申し訳ないので折角なので庭の「木の花スキー場」で滑走させて頂く。傾斜は緩いけど道路の雪を入れるトレースを子どもらがバンバンそりで滑っているお陰で、この庭の中心の山を基軸にきれいなスロープになっていてああ~これまた楽しいひと時。子どもたちは目を丸くして「すご~い」と追いかけてくる子も・・・笑。そして子どもたちの中には人間国宝でもある卒園生の魚住為楽氏から頂いた「竹スキー」で滑るも、これがなかなか難しい。スキーというよりは下駄、スケートだな。魚住氏曰く、子どもの頃、裸足で履いて滑っていたよ・・・とのこと。さあ、頑張れまつくりさん。歳を重ねたおっさんは長い板で十分です・・・・笑