日本代表のジーコ監督が4年前の就任時の公約通り、練習を完全公開してワールドカップ(W杯)への最終調整を行っている。
合宿地のSSFボン競技場のスタンドには、国内外の報道陣、ファン、地元住民も出入りが自由。W杯出場国が続々とドイツ入りし、調整を進めているが、ほとんどのチームでは情報漏れや選手への影響を配慮して練習公開には日時、場所の制限をつけている。大会組織委がまとめた資料でも、出場32カ国中「オール・オープン(完全公開)」と記載されているのは日本だけだ。
「サッカーに秘密にできることはない」がジーコ監督の持論だ。フランス人のトルシエ前監督が、非公開練習を好んだことから、オープンな「ブラジル流」と受け止められたが、必ずしもそうではないようだ。
ブラジルを率いて前回W杯を制覇し、今大会はポルトガルを率いるスコラリ監督もブラジル人監督ながら、練習公開は2日に1度。戦術練習は必ず非公開の中で行われる。
日本代表の練習には、1次リーグ同組のオーストラリアやブラジルの報道陣も訪れ、戦術練習でも撮影制限はない。日本サッカー協会は、セットプレーの図解などはしないよう日本の報道陣には求めているが、情報漏れを防ぐ効果は期待薄。ジーコ監督はまったく動じる様子はないが、この「丸裸」の状態は少々気になる。(共同)
合宿地のSSFボン競技場のスタンドには、国内外の報道陣、ファン、地元住民も出入りが自由。W杯出場国が続々とドイツ入りし、調整を進めているが、ほとんどのチームでは情報漏れや選手への影響を配慮して練習公開には日時、場所の制限をつけている。大会組織委がまとめた資料でも、出場32カ国中「オール・オープン(完全公開)」と記載されているのは日本だけだ。
「サッカーに秘密にできることはない」がジーコ監督の持論だ。フランス人のトルシエ前監督が、非公開練習を好んだことから、オープンな「ブラジル流」と受け止められたが、必ずしもそうではないようだ。
ブラジルを率いて前回W杯を制覇し、今大会はポルトガルを率いるスコラリ監督もブラジル人監督ながら、練習公開は2日に1度。戦術練習は必ず非公開の中で行われる。
日本代表の練習には、1次リーグ同組のオーストラリアやブラジルの報道陣も訪れ、戦術練習でも撮影制限はない。日本サッカー協会は、セットプレーの図解などはしないよう日本の報道陣には求めているが、情報漏れを防ぐ効果は期待薄。ジーコ監督はまったく動じる様子はないが、この「丸裸」の状態は少々気になる。(共同)