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ロシアンブルーのネコパンチ

いたずら好きロシアンのハナ(メス1歳)の暮らし。得意技は肩乗り。気が向いたら更新、リンクフリー、コメントのお返事遅れがち

【子宮筋腫手術】手術当日(手術前)

2006年08月01日 | 子宮筋腫手術
※入院時、ノートに書いていたものを退院後アップしたものです。なるべく原文のまま。


 昨日寝る前に飲んだ便を出やすくさせるという薬は効果てきめん。朝5時ごろ目が覚め、早速出る(笑)。
 せっかく起きたので、顔を洗ったり歯磨きをしたり荷物の整理をしたり。


 そんなことしてたらあっという間に6時。

 看護婦さんがやってきて浣腸をされる。これがもう恥ずかしい。
 どうやってされるのかと思ったら、トイレのドアを開けて(すぐやばくなると困るから)パンツをずり下げて、中腰、お尻を高くあげる。


 きゃーこんなのお嫁に行けなーい!(もう行ってるけど)


 これがまた大量で350mlくらいは入れられるのですよ。トイレの中でなんとか2分ほど我慢するも、3分なんて無理無理。
 一度出してしまっても腸の中がぐるぐると気持ちが悪く、10分くらいは便座に座ったままでないとほんとにやばい。

 少し休んで2度目の浣腸(涙)。

 でも朝一度便通があったことを伝えていたので、「これはほんとに念のためだから。すぐに出してもいいよ」と言われ、ほんとにすぐ出した(笑)。


 その後手術着に着替え(パンツだけ自分のもの)、血栓防止用ストッキングをはく。
 
 ベッドに寝て点滴。昨夜から水分を取ってないので、手術前にできるだけ点滴で水分を入れておいたほうが手術中、血圧が低下せずいいらしい。

 この点滴の針を入れるときがめちゃめちゃ痛い。

 どうも普通の点滴と違い、手術前のは針が太いのだそう。しかも看護婦さんに一度失敗されて(「ごめんねごめんね。いつもはすごく上手なんだけど」と言っていた。ほんとに気遣いのよくできるいい看護婦さんだったが、このときはさすがに泣きたかった)、挿しなおし。


 9時ちょっと前に移動用ベッドに寝転んで手術室へ。
 エレベーターに乗るときなど段差がちょっとがたごとする。看護婦さんに「ここだけは段差がどうしてもあるから、ごめんね。手術後にここを通ったらちょっと痛いかも」と言われる。


 母のつきそいは手術室前まで。

 手術室に入るとドラマのセットみたいで感動して思わず笑いそうになるが、これから腹を切られるのだと思いちょっと気をひきしめる。

 
 移動用ベッドから手術台に移る際に、もう手術着ははずされほぼ裸。(手術着は前身ごろと後ろ身ごろが簡単にはずれるようになっていた)
 お情け程度にバスタオルがかけられるが、おいおい男の研修医もいるじゃん。もうほんとにどうにでもして、という気分になる。


 横向きにひざを抱えるように寝て、これから背中に硬膜外麻酔の麻酔(ややこしい)。
 
 左手には点滴されてて痛くて曲げられないが、前に立った年配の看護婦さんに肩と足をがしっと掴まれて動けないようにされる。

 背中の真ん中あたりに針を奥までキューっと入れられる。これが痛くて「いったー!」と言ったら「動かないで!」と怒られる(動いてはなかったんだけど)。そこから1回下側へどろりと何かが広がる。2回目に上側へ。それがまた痛い。
 なんで痛いのかはわからないけど、とにかく痛い。

 その後硬膜外麻酔の管を入れたようだけど圧迫しか感じない。でも気持ち悪い。
 「足しびれてない?」と何回も聞かれた。


 研修医のやつが割とデリカシーのないやつで、点滴のコードをぐいっと引っ張ったりするのですごく痛かった。


 全身麻酔を点滴で入れるときも、液体が入っていく腕がすごく痛くて「痛い痛い」と言ったけど「もれてるわけではなさそう」と言われてそのまま。

 麻酔は5秒くらいで効いてきた。



後日談
  はっきり言って、入院中一番痛かったのがこの硬膜外麻酔の痛み止めでした。
  手術が終わったときには、履いてきたパンツではなくT字帯(ふんどしのようなもの)をされ、入院着に着替えさせられていたので、意識の無いときに足を持ち上げられたり履かされたりしたかと思うと恥ずかしくて。
  もうお嫁に行けません(行ってるけど)。

【子宮筋腫手術】入院当日

2006年07月31日 | 子宮筋腫手術
※入院時、ノートに書いてたものを退院後アップしたものです。なるべく原文のまま。


 入院当日。
 13:30までに受付へということだったので早く行ったつもりが、保険証を忘れて(自分の財布を持っていかなかったから)母に取りに帰ってもらう。



 案内された個室は6畳くらい。窓も大きくソファもある。トイレ・シャワーつき(バスタブは無い)。



 はっきり言って手術前日にはそんなにすることが無い。



 が、毛剃りはある。


 母は個室から外に出され、看護婦さんにぞりぞりとやられる。あっという間に終わって母も「もう終わったの!?」と驚いていた。

 その後、シャワーに入ったときに見てみると。



 なんじゃこりゃーーー!

 毛剃りってこんななの!?
 もっとつるつるにされるのかと思ってたら、かなりいいかげんな感じで微妙に何ミリか残ってる。ちょっと生えてきたような長さだ。
 しかも何というか下の方だけちょろっと残されて、例えるとあごの先からひょろっと長いひげが生えている感じ。

 何これ!超恥ずかしい!!

 やはり自分で剃ってくればよかった。しかし今さらどうにかしようにもカミソリなんて持ってこなかった。


 17:00ごろ主治医が来て手術の説明をしてくれた。
 術後、癒着したりするのかと聞いたら、今は癒着しないよう傷の上にオブラートのようなセロファンを置いておくのだと言う。それは癒着しやすい期間は体内にあって、やがて溶けてなくなるんだって。
 
 医学の進歩って薬だけじゃないんだ。


 夕食後は絶飲食。
 窓から見えるラーメン屋の黄色い看板がうらめしい。そこまで腹は減って無くても食べられないと思うと欲しくなるもんだ。

 寝る前に便を出やすくする薬をたくさんの水で飲まされる。


 明日は午前9時から手術。

本屋の罠

2006年07月31日 | 子宮筋腫手術
 今日はもう更新ができないだろうと思ってたのですが、思いのほか時間が空いてしまいました。


 うちが入院用に「魍魎の匣」を買ったことはすでに書きましたが、その後の話をひとつ。



 昨日、飛行場に早く着いたうちはまたしても本屋をぶらぶらと。以前から読みたいと思っていた本を2冊見つけ、さらに探そうとしていたそのとき。

 思わずぶはっと吹き出しました。

 そこには「魍魎の匣」の上中下巻が並んでいたのです。


 そうです、うちが買ったのは上下巻。以前本屋に行ったときはそれしか無かったため、てっきりそれだけだと思ってました。


 危なかった。ここで見つけなかったら、病院のベッドの上で下巻を読み始めしばらくして気づき中巻を誰かが買ってきてくれるまで数日もきゅもきゅしながら待ってなければいけないところでした。

 うちはそこで「魍魎の匣 中巻」を買い、その本屋はまたしても上下巻セットのような顔をして並ぶことに。

 
 
 皆様もどうぞお気をつけください。

 本日午後入院です。

入院前日

2006年07月30日 | 子宮筋腫手術
 ぐあ~、もう明日かよ!
 まじっすか!大丈夫かよ!

 今日実家に帰ります。(ことりさん、うちはお昼過ぎに羽田ですよ~)

 本屋に行ったのですが、皆様に教えられた本をほとんど探すことができませんでした。すみません。
 いろいろな方から勧められた京極夏彦は「魍魎の匣」を買いました(最高傑作との声も高い、とあるところに書いてあったから)。実は京極作品初めて読みます。楽しみですが入院前に読んでしまいそうで困ってます。あと、登場人物が多いそうなので頭がちゃんと使えるかどうか微妙です。

 他はメモして帰って、入院中に妹に探すよう頼もうかと(面倒は人任せ、笑)。



 それでは。
 3週間ほど行ってまいります。

もうすぐ手術

2006年07月27日 | 子宮筋腫手術
 日曜に実家に帰って翌日入院、さらに翌日手術になります。
 さながら10泊11日入院ツアー、子宮筋腫手術のオプション付といったところか。

 でも旅行準備は大好きなのだけれど、この入院準備は全く楽しくない。訳の分からない痛そうなことが最初に待ち構えているからなのだろうけど、これが調べても調べても全然不安がなくならないときたもんだ。


 ネットで調べれば「麻酔の副作用で吐くわ吐くわの連続だった」、うげっ、うちは吐くのが大嫌い&苦手なんですけど。「のどに管を通したせいで咳が異様に出るが腹筋を使えないのでものすごく辛かった」だの、「子宮筋腫の核を7個も取ったが、その後子宮が癒着し子宮筋腫も再発。結局子宮全摘出に」とか「麻酔で体の奥にしびれが残った」。
 本を開けば「出産後1ヶ月たってようやく帝王切開の痛みも和らいできた」まじっすか!そんなに長く痛むんですか!

 あああ、なんでうちはこんなに怖い体験談ばかり見つけてしまうんだ。


 そもそも痛い経験があればあるほどこれからくる痛みに対して強いように思われる。

 オットもかつて(高校生の頃?)痔の手術を経験していて、その術後最初の排便に4時間(!)かかり、それがオットの痛みの上限となっている。だからこれから手術を受けようとしても「あれよりは痛くないだろう」と思うことができるらしい。

 うちはといえば、そんなに痛いことの経験が全く無く、今でさえ注射が怖かったりするくらい(点滴すら恐ろしい、血液検査はほんとになんとか終わった)。


 あああ、どうすりゃいいんだ。いや、どうにもならないんだけど。


 こんなに怖いのは、今全く自覚症状がなく、したがって手術の緊急性がなく、今なら「手術すんのやーめた」と言っても通りそうなところにもあると思う。
 うちが「手術怖いよー」と言うとオットは「じゃあ、するのやめる?」と毎回言うし・・・。


 
 とりあえずは術後にベッドの上で安静にしてる間、どんな楽しいことをしようかと、そちらに意識を向けているしかない。

 体験談によると、
  ・肌のお手入れ(うちは普段からあまりしないので興味がない)
  ・パズル雑誌(いかにも入院、という感じ)
  ・懸賞に応募(当たると思えない)
  ・ノートパソコン(うらやましい!)

 などがいいらしい。
  
 ああ、何か楽しいことはないものか。
 本は持っていこうと思ってるので、お勧めの文庫本とかあれば教えてください。

8月の更新のお知らせ

2006年07月16日 | 子宮筋腫手術
 5月にふと思い立って行った病院で子宮筋腫が見つかりました、しかも2個も。

 うちのそれはまだ小さく、手術が必要になるのは1年後か5年後かそれとも10年後かってとこなんですが、くよくよ悩まないのがうちのポリシー!とのごとく、もう手術して取っちゃうことに決めました。

 そんで休日しか見舞いに来られないオットしかいない千葉で入院するよりは、家族のいる実家の近くで入院しようと考えました。今回帰省してたのも、入院前検査を受けるためだったのです。
 
 
 手術の予約を取ってきたので、7/31から入院することになりました。
 10日間の入院と10日間の自宅安静です。

 なので、8月はたぶん20日ごろまで更新ができないと思います。自宅安静の期間につつきたくなるかもしれませんが、まだ実家なので猫の写真はないです。

 猫画像がごらんになりたい方はどうぞ8/20過ぎてからおいでください。



同年代の女性の方へ
 最近診察とか受けてないって方はぜひ一度検診を受けられることをお勧めします。うちは自覚症状は全くありませんでした。なので本当にびっくりしましたよ。
 子宮筋腫ならばほっといてもそんなに急激に悪くなるものじゃありませんが、他の病気もたくさんあります。

 また、その際は保険に入ってから3ヵ月後に診察を受けることをお勧めします(笑)。たいていの保険は入ってすぐに病気が見つかっても保険がおりません。そのへんちょっと気をつけて。

 うちはたまたま去年の誕生日に女性特有の病気に対する特約とかつけた入院保険に入ってました。それは出産のときに帝王切開になっても保険がおりるやつです。
 そしてそのときは全く考えてなかったのですが、今回子宮の外側を縫う手術になるので「いつか出産となった時に子宮の壁に薄い部分ができて危険なので、できるだけ帝王切開で」と言われました。

 ああ、保険に入っといてよかったと思いましたよ。