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有松鳴海絞大須賀彩の【日常彩り日記】

名古屋文化短期大学

7月25日、名古屋文化短期大学工芸コースの学生さんの絞りの授業が無事に終わりました。
2年目となる非常勤講師は2022年は45コマを受け持ちます。

当初、家族大反対からスタートした大学での仕事。でも自分が、やってみたいと言う気持ちが強く押し切りました。

結果、想像通り大変だったのですが、学生さんと向き合う中、楽しさの方が多く、毎回笑顔が耐えない充実感のある時間でした。

授業評価としては辛口でいきます。

去年と比べ時間のかかる技法をデザインに当てはめこだわる子が多かったのですが、工夫して、総柄に見えてもかっこよく、時間内に完成させるようなデザインにすることも課題だと感じました。
自分の能力に見合ったデザインを選択してその中でこだわる事も大切ですね。
デザインを優先したばかりに時間がかかり、時間内に完成しないなんて事があってはいけません。

また話をよく聞いていないシーンが目立ちました。わからないままの見切り発車や友達に聞いて間違ったまま進めたりですね。

絞り技法は、それぞれに手順が違います。
手が違えば仕上がりは全く異なります。
友達から聞いただけのその情報が本当に正しいのかよく考えなければいけません。

必ず使うものを毎回忘れたり、机の上に置いたままの提出など初歩的なミスが去年なかった新たな問題点です。

学年により傾向はバラバラです。

私はこの2年間で大学職員は契約満期ですが、繰り返しこなしていくと、より良い教育ができるのでは?と思っています。

設備0からのスタートですが、ずっとやりたかった絞りの授業が行えてよかったです。

前回よりもより良い授業ができた事は、授業についてくださった助手の先生のサポートがあったからこそ成し得た事だと感じます。人数は少ない工芸コースの学生さんですが、よくついてきてくれました。

学生さんは、辛い半分楽しい半分でしたでしょうか?
後期は別の授業で、今回染めた浴衣をお仕立てします。
手仕事ですからまたさらに時間はタイトで厳しい作業にはなりますが、それらと併用し絞りの授業は後期もございます。引き続き作品が見られる事はとても嬉しいです。

後期は15コマ。さて、一山乗り越えた成長した彼女達のどんな作品が見られるでしょうか、また楽しみです。


授業でまとめた1冊の絞り技法サンプルファイル(最大41ページに渡ります。)は一生の宝です。就職し、引っ越しし、結婚し、出産しても残せるよう作っています。
実際私がそうだからです。
家族や友人にも見せれるようなそんな宝のような、ファイルを作り残したかったと言う気持ちがあります。
なのでこの授業はただの反物制作だけの授業じゃないのはそのためです。これほどまでに戦ったファイル捨てられないでしょう。
いかなるときも学びは宝です。努力は宝です。
ずっと自分の財産として残していって欲しいと思います。















設備0の学校での絞りの授業ができたと言う経験が私には財産です。
どこに行っても私は授業ができる自信がつきました。私を大学に呼んで下さった先生、本当にありがとうございます!
引き続き後期もより良い授業を行なっていきます。

後期は当初卒業制作展にむけてのテキスタイル展示で絞りテキスタイルを用いたインスタレーションを予定していました。コロナで卒業制作展は中止との事で絞りを用いたオリジナルテキスタイル制作及びそれらを使った商品提案までを最後はプレゼン形式で発表と言う形にしようかな?と思っています。どんな作品に出会えるか楽しみですね。この授業内容は実は経験済み。名古屋市立大学で行っていた授業です。
なんかいつか大学院生とか授業やってみたいですね。
院生あがりなのでどんな授業したらよいかとかよくわかるのです。
例えばレザーカッターやイラストレーターを用いた絞りの授業や建築の学生さんだったり映像の学生さん、グラフィックやプロダクトのデザインや舞台衣装、コスチューム的なファッション分野のさんなどもっとコードな絞り授業をやってみたいですねー夢膨らむな〜
絶対大変なのですが、絶対楽しいのです。

さらなる夢を抱いて、、、
まずは前期授業お疲れ様でした。


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