ZENJIN

  「いのち」を輝かそう!

ウォータームーン

2011-01-01 | シネマdeダキニ

「生きて生きて生きまくれ。俺の命は、生きるためにながれている。」

そんなキャッチフレーズに引か見てしまった
長渕剛が原案・音楽監督・主演と一人三役をつとめる異質の映画だ。
監督は「必殺!III 裏か表か」の工藤栄一、撮影監督は「キッチン」の仙元誠三がそれぞれ担当。

人の世は、天国と地獄のはざまなり。生きるは苦しいが、死ぬは愚の骨頂なり。
と続く謎の禅僧の生きざまを描く作品である。

全体の出来がどうとかこうとか評価はするつもりはないが
長渕流の男の血潮みたいな感じかしらん?とおもいつつも、
意外な展開に、ついつい見てしまったのです。

1956年、長野県X地点に謎の光が夜の闇を裂いて天空より降りた。
一部マスコミは謎の物体と報じたが、政府調査隊は巨大な隕石の落下とだけ発表した。
そして1989年、ある山寺の秋、禅の修行に励む若き僧・竜雲の体に異変が起こり始めていた。
そんな時、竜雲は東京に出た。人間的な感情などなくなってしまった都会に竜雲は
“あたり前の人間"を探しに出たのだった。その頃、国家公安部調査官が竜雲を追っていた。
竜雲は“R"というコードネームで国家の最重要機密事項として扱われていたのだった。
突然、ストリートギャングに襲われて負傷した竜雲は、旅館で女中をしている盲目の女、
鹿野子に助けられた。そんな鹿野子に惹かれてゆく竜雲。しかし・・・・、

いろんなどんでん返しがありSF映画っぽくもあり、ロードムービーな感じもあり
まあ、B級映画娯楽作という氣持ちで見れば楽しめるんではないか

カードなら、《61番サバイバル》だろうか?
山寺の修行僧として満たされない竜雲が、俗世に何かを求め都会にでて、
そこで見つけたものは、人を愛するということだったのではないかな?それでその愛のために
命がけで生きるということ、それがいのちを輝かせることだと言おうとしているのかも。
だから、《22番マザーズミルク》的な見方もいいかも。



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