台風サンサンは九州に上陸して北上
しています。伊勢湾台風クラスの強
い勢力で、此方も雨が強くなってい
ます。こんな緊急事態なのに病気の
愚痴を言っても仕方ないのですが、
それでも妻や親しい友人にはつい
ついこぼしてしまいます。話すと
楽になります。病気の治療は医師
に任すしかありませんが、医者が
出来るのはその程度です。主治医
は入院中は欠かさず顔を見に来て
くれて、色々と病状説明してくれ
て人間的に信頼はしています。
親身に心配してくれるのは妻です
が、入院中は物凄く元気づけてく
れました。退院後は口うるさく感
じる事もありますが、体の事を心配
しの事ですから素直になるしかあり
ません。友人も時々電話をくれ体調
を気遣ってくれます。一月近く入院
していたので相当体力が衰えたと思
われているのですが、疲れたとか苦
しいとか痛いといった症状があった
訳ではないので、本人は病気だとい
う意識はありませんでした。胆管癌
で父親を亡くした友人の話しでは黄疸
症状が出て入院して数ヶ月後には食欲
もなくなり急死したそうです。抗癌剤
を飲んでいた別の友人の父親はもう少
し余命があったそうですが、強い薬は
年齢的に避けたと聞きました。私も
入院した時は肝門部胆管癌で手術適応
もないと言われましたが自覚症状と言
えば黄疸程度で体力的な衰えは皆無で
した。ちょうどその頃に結婚29周年の
記念日があったのですが、お祝いも当然
出来ずに病室で妻が持参したブーケを
持って自撮り写真をスマフォで撮影し
ました。退院後にそれをプリンターで
印刷して写真立てに入れてみました。
黄色い顔をして妻と並んで微笑む自分
の写真を見ると、来年はもう出来ない
なと思っていた気持ちが蘇ります。
妻とは節目節目の色んな記念日には
外食を楽しんでいましたが、4年前の
コロナ禍以来、一度も外食していま
せん。私は1年半位前からダイエット
を始めて、お酒も控えるようになりま
した。今回の病気で主治医から禁酒を
言い渡されていますが友人とのお付き
合いもご無沙汰ですが、少しは友人と
交流しないと体も心も駄目になるよと
忠告されます。せめてプレドニン服用
量が1錠になるまでは我慢してもらう
よう話しています。こういう行動が
ストレスとなり、私の病気ような免疫
異常が起きるのだと言う友人すらいま
す。台風サンサンのせいで週末は外出
も出来なくなりました。こんな事態で
ステントが入ったままだったらと思う
と恐ろしいです。