株式会社イートレックの代表取締役社長の自称・田村康治さん(本当は田村貢治さん)」は、5月4日に「英会話イートレック ☆ 世界を歩く」というブログで、生徒Yさんの短期語学留学レポートを掲載しています。留学レポートという名前の自社宣伝ですが、ツッコミどころ満載の茶番劇です。
まず、社名が株式会社イートレックになったのは2019年で、それ以前は株式会社ランドマーク・ポストでした。社名変更に伴い、田村さんの名前が「康士」から「康治」になりました。本名は「貢治」なのですが、会社のウェブサイトでは「偽名」を使っています。これだけも十分すぎるほど胡散臭いですね(苦笑)。
「Yさんの短期語学留学レポート(1)」によると、30歳女性Yさんは企業・正社員で、有給休暇等を使って3か月の短期語学留学を終えたそうです。まず、企業の正社員が3か月も続けて休めるでしょうか。30歳といえば働き盛りです。たとえ公務員でも、お盆休みと有給休暇を合わせて3週間が限度でしょう。営利企業の正社員なら最長2週間ではありませんか?産前産後は例外ですが、皆さんは3か月間も続けて休んだことがありますか?
Yさんはカリフォルニア大学リバーサイド校の3か月短期語学留学(エクステンション・プログラム)に参加して、大学授業料が25万円弱だったそうです。念のため、University of California, Riverside ExtensionのIntensive English Programの授業料を調べてみると、10週間(3ヵ月弱)で4000ドルでした。1ドル106円なら42万以上です。25万円弱という数字はどこから?
「イートレック・短期語学留学(3)」の内容が本当に酷い茶番です。
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イートレックの方が、“もしアメリカで寂しい思いをしたら、これを開けなさい”と、言われて持たせてくれたものがあったんです。それを思い出して開けてみると、箱と思っていたのは何とスキヤキ用のお鍋。そしてその中にいろんなものが入っていたんです。
手紙が入っていて、「困ったちゃんへ」と書いていました。(笑)今日のパーティでは私が食事を作りますといい、スキヤキだと言えと。(笑)英文と日本語の両方で書いてくれていました。ジャックの奥様と買い出しに行き、スキヤキです。
皆さんは、海外旅行に「すき焼き鍋」を持って行きますか?来客があっても賄える直径30cmの鍋なら重さが2~3kgぐらいありますし、箱に入れたら本当にかさ張りますよ。しかも、ホームステイ先に着くまで、他人から貰った箱の中身を確認せずに持って行きます? 浦島太郎の玉手箱か!
ホストファミリーと仲良くなるために料理をするのは構いません。でも、「すき焼き鍋」持参でカリフォルニアまで行きますか?冗談でしょう。実は、この内容は株式会社イートレックのウェブサイト「S.S.さん (30代・OL) ロサンゼルス 3か月間・短期留学」とほぼ同じです。違う箇所は、生徒のイニシャルが「S.S.さん」で、すき焼きを作るキッカケはイートレックの代表からの電話でした。
でも、鍋を持参したとは書いてありません(当たり前だ)。電話といっても、留学コーディネーター(アドバイザー or カウンセラー)からのアドバイスではなく「指令」がきたそうです。軍隊か!
そんな時、代表から電話が。「今日のパーティでは私がスキヤキを作る」と言え、との指令でした。
私が留学アドバイザーなら、日本を離れる前に、スキヤキ等の日本食レシピを英語で言えるよう、留学予定者に練習してもらいます。YouTubeに無料動画が色々ありますよね。鍋を持たせるような無茶なことはせず、料理酒・みりんを持って行くよう勧めます。醤油(soy sauce)はアメリカのスーパーでも入手できるでしょう。スキヤキは「すき焼き専用鍋」が無くても、普通のフライパン(frying pan or skillet)があればできますよね。そして、生徒に「指令」を出したりせず、あくまでアドバイスにとどめます(笑)。
鍋の中に「ビデオテープ」が入っていたそうですが、今時ビデオテープ?それはいつの話ですか?ちなみに、株式会社ランドマーク・ポストが株式会社イートレックになったのは2019年です。百歩譲って「鍋持参」が事実だとすれば、それはイートレックではなく、ランドマーク・ポストの頃でしょう?
さらに、日本人(田村貢治さん)が話す英語も分からないようでは、大学でアメリカ人講師が話す英語は聴き取れないでしょう。これも作り話、ウソ、茶番ですね。会社の公式ウェブサイトに「偽名」を載せている人ですから、ブログの信憑性は推して知るべし。。。
こういう歯が浮くような「留学レポート」を自作自演する人をご覧になりたい方は、当ブログ左上の「タッキーブログ」バナーをクリックしてご覧下さい。60歳前後の男性の写真が数枚掲載されています。それにしても、偽名を使ってラジオ番組に出演するとは、一体どんな神経をお持ちなのでしょうか。