スーツ姿の年配の人と若手の人。何かしら取引関係にあるようだ。年配『もう、実業家やな】若手【いや、何をおしゃいますか…失業家ですよ…』うむ、これ大阪イズム。
某デザイナーズの路面店。流石に平日のこの時間帯は空いてる。店内はボウズだ。なので4、5人いると思われるスタッフが各自掃除をしている。ウィンドを拭いてる人。表でホウキかけてる人。店内ではレイアウト変更しながら普段は掃除が行き届いてなさそうな所を丁寧に床モップをかけてる。
デベロッパー側の規則で営業時間内に掃除をする事は出来ないだろうが、融通が効く店舗、路面店は暇なときに掃除をするってのが、無駄な服のたたみ直しとか、無駄なVP変更作業するよりよっぽど店にも経営者にもスタッフにも良い。カウンター廻りや什器、ハンガーをモップやコロコロかけるだけでも。
って事を、今はもう無いが、三信衣料の社長さん達からよく聞いてた。店が暇な時に営業に行くと、社長は話しながらも床モップかけてたなぁといった事を思い出す。
滋賀のボーンフリーさんもまだ彦根の路面店と平和堂のインショップしかない時代、まだ自分は駆け出しで同行営業やった時、スタッフの方は、自分の先輩と営業の話しながらも、ひとつひとつハンギングされてるパンツのハンガーを雑巾で拭きながら話されてたなあといった事を思い出す。
某社長さんから、『あんな、ドラマのシーンで、バーのマスターが暇そうやけど、グラスをひたすら磨くシーンあるやろ?あれって見てて全く不快感ないやろ?』って問われて、そりゃそうやなと思った。客がいたら埃は立てられないが、出来る範囲で掃除をする姿は美しいと言う事を仰りたかったのだ。
カーゴパンツもペインターもベイカーパンツもブッシュパンツも所詮作業着やから、ワークマンで買おうがコーナンで買おうが見た目そんな変わらんしむしろ作業着屋の方が生地と縫製しっかりしてるかもよって言ったら奴は納得してへんかったけど俺は作る側やからあながちそれは間違いではない
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