Athletic Club de Fukuoka

アスレチック福岡

奇襲

2009-04-27 | 随想09

【第10節】●0-3湘南ベルマーレ(H)

〔パビー〕
元五輪代表監督を意識しすぎたのかなあ。
ジョーゴの左、キヨの先発なんて奇襲じゃない?
〔スビー〕
ジョーゴはジュンとのコンビで右が形になってきた。
左のヒデヤはウエリと相性がよかった。なのにね。
〔パビー〕
キヨはチャンスにポジションを崩して前に出る。
でも、崩せるほどの段階には至ってないでしょう。
〔スビー〕
まだバランスを保つのに精いっぱいだからなあ。
崩してパスミスすればカウンターの餌食になるよ。
〔パビー〕
もちろん、リスクを冒さないと点は獲れないけどね。
キヨに期待した狙いなんだろうけど、試合勘が…。
〔スビー〕
最近は、守れても点が獲れなくなってきてたから。
次のステップに進む時期だという判断だったのかもね。
〔パビー〕
かといって、なにも湘南相手に試さなくていいでしょう。
〔スビー〕
相手がいろいろと対策を練ってくるだろうと思って、
やり方を変えてチャレンジしにいったということでしょう。
〔パビー〕
元五輪代表監督を意識しすぎちゃったのね。
昔から、対戦のたびに、いろいろ指摘されてきたから。
〔スビー〕
今回は、あんまり指摘されなかったね。
湘南も自分たちの戦い方で精いっぱいなのかも。
〔パビー〕
相手を意識するには、まだ早すぎました。
うちも自分たちのサッカーに集中しましょう。■


地盤固め

2009-04-20 | 随想09

【第9節】●1-2徳島ヴォルティス(A)

〔パビー〕
1週間で3連戦。しかも最後は不便なアウエー。
前半が悪かったのは仕方がないかもね。
〔スビー〕
疲労を考えてスタメンをいじる手もあったけど。
でも、ゼロに抑えて勝ったメンバーだからなぁ。
〔パビー〕
難しい判断ね。それでも粘って後半勝負に持ち込めた。
早めの交替で流れもつかんだし、惜しかったなあ。
〔スビー〕
クロスが直接入っちゃったとき、キヨは傷んでたし、
さすがのウエリも疲れからか足に違和感を抱えてた。
〔パビー〕
最後のジャンボのシュートも入らない方がおかしいし。
不運といえば不運よね。やっぱりサッカーって難しい。
〔スビー〕
湘南もセレッソも3連戦の最後は苦戦してるしね。
気温が高くなってきたのもあるし、息が切れるころ。
〔パビー〕
だからこそ、苦しい中で勝ったミッドウイークの白星を
つなげたかったよね。でないと、なかなか追いつけない。
〔スビー〕
ただ、まだまだ「一気に」とは行けないと思う。
もう少し同じメンバーで戦って地盤をしっかり固めたい。
〔パビー〕
その点、しっかり守れるようになってきたのは大きいね。
次は、2点目をどうやって獲りにいくか、でしょう。
〔スビー〕
そのために不可欠なのはリスクとチャレンジ。
次の湘南戦はぶつかっていける相手だから、
積み重ねてきた良い面が出るかもしれないよ。
〔パビー〕
ソリマッチが堂々と相手をしてくれれば、だけどね。■


禁断の実

2009-04-18 | 随想09
雑観(H/愛媛戦)

禁断の果実を口にしてしまったかも…。
ダイキのボランチ起用のことですが。

待望論のサポーターからすると、
愛媛戦の頼もしさは「やっぱりダイキ」。

確かにまだバランスを模索している現段階なら、
ダイキを中盤に置くと勝つ確率が上がるだろう。
ただし、攻撃面では怖さが半減してしまう。

ダイキには元代表と堂々と渡り合ってほしい。
安定感を増すマコさんを超えてのスタメン。
でないと、ダイキにとって中途半端だ。

もちろん、中盤で存在感を増すジュンにとっても。

シノさんは「この日は勝負に徹した」と話している。
ダイキのアンカー起用は、あくまでスクランブル。
禁断の実を口にして「次は先発」とはならないと思う。

昇格優先なら勝率の高い方を選ぶべきとの声もある。
だが、育てながら勝つ方が案外、近道なのだ。■

見慣れた光景

2009-04-16 | 随想09

【第8節】○1-0愛媛FC

〔パビー〕
だんだん見慣れてきた気がするわ。
守って守って勝つ。「堅守」と言っていいのかしら。
〔スビー〕
チームキャプテンも抜群に当たってるけど、
両CBがだんだん頼もしくなってきた気がするね。
〔パビー〕
ゲームキャプテンも攻守に健闘してるんじゃない?
そしてナカジ。やっぱりJ1レベルの選手ね。
〔スビー〕
DFラインがこれだけ頑張ってるのに、攻め込まれる。
問題は連動した守備がまだまだ出来てないってこと。
〔パビー〕
それでもゼロで抑えちゃうから、スゴイとも言える。
出来上がるまでの間に一人ひとりがすごく鍛えられてる。
〔スビー〕
個がレベルアップした上で連動すれば怖いものはないよね。
〔パビー〕
それにクローベとユタカのコンビも悪くなかった。
2人とも上手だからフィニッシュまで持ってっちゃう。
〔スビー〕
シュート数が多かったし、遠くからでも際どいのがあったね。
見慣れたのもあるけど、熊本戦より「見ていられた」のは、
守りきればビッグチャンスが巡ってくる期待があったからだよ。
〔パビー〕
それにジョーゴも何かつかんだ気がしたけど。
ウエリもジュンもヒデヤも個々では良かったよね。
〔スビー〕
チームで連動するには運動量が不可欠だから。
個々で頑張る戦い方は、中2日なら悪くない。
〔パビー〕
悪条件のときは「とにかく結果」。
こういう試合を積むことで「勝ち慣れ」てくれるといいね。■


ダービーマッチ

2009-04-14 | 随想09
●雑観(九州ダービー

ウルトラに言わせれば、
熊本戦はダービーではないのかもしれない。

でも、クラブが営業として盛り上げているなら、
それなりに乗ってやってもいいのではないか。

アウエー側のスタンドは燃えていた。
その勢いに選手たちも乗っていった。

ダービーの厳密な意味合いはさておき、
「九州のチームには負けられない」というのは、
十分なモチベーションになるのではないか。

厳密にいえば、
鳥栖戦のダービーにも違和感はある。
そのこだわりが、一般市民には分かりにくい。

J1での北九州戦。
同じ県内の100万都市同士のぶつかり合いこそ、
将来の福岡ダービーとしてふさわしいと思っている。■

オートマチック

2009-04-12 | 随想09

第7節】△1-1ロアッソ熊本(H)

〔パビー〕
後半の途中から足がばったり止まっちゃったね。
暑さのせい…だけじゃないでしょう。
〔スビー〕
相手に合わせて動けば、そりゃあ疲れるよ。
受けて立てるような立場じゃないのに。
〔パビー〕
九州では格上だ、しかも3連勝中…。
なんか変な自信があったんじゃないの。
〔スバー〕
しかも前半が「受けて」うまくいっちゃった。
いなして、いなして、ジョーゴがドスンッ!
〔パビー〕
痛快だっただけに自信が過信になったのかも。
でも実際は「いなして」じゃなく「しのいで」だった。
〔スビー〕
ディフェンス陣はよく体を張ってたものね。
それだけギリギリの対応だったんだろうけど。
〔パビー〕
結局、決壊するのは時間の問題だったもの。
PKは必然だし、1点で済んでよかったくらい。
〔スビー〕
連勝中も、まだまだ連動した時間は少なかったしね。
オートマチックだと余計な動きがなくて疲れにくい。
もう一度、約束事を確認してほしいな。
〔パビー〕
もう一度と言わず、しつこく、しつこく。
しつこさが足りないのよ。3連勝したくらいで。
〔スビー〕
約束事の一つとして、ユタカを中心に据えてほしい。
岐阜戦の後半でうまくいったことを継続したいね。
〔パビー〕
ユタカへのファーストコンタクトが厳しかったから、
ボールを出す方がびびっちゃったんじゃないの。
覚悟の上のユタカは楽しんでたみたいだけど。
〔スビー〕
お互いを信じないとオートマチズムは熟成しない。
次は中2日だから、疲労との戦いになるし。
〔パビー〕
しかも連戦になる四国勢は、どっちも好調でしょ。
また受けて立とうものなら、ひどい目に遭いそう。
〔スビー〕
篠田パスサッカーは仕掛けてこそ威力を発揮する。
次もホームだし、アグレッシブに闘いましょう。■


春に咲かせた

2009-04-11 | 随想09
●雑記(オデッセイコミュニケーションズ様

東京の会社で、高知出身の社長さま。
縁もゆかりもない福岡へ、ようこそ。

ニュースリリースや黒犬通信によると、
知名度アップを期待してのスポンサードとのこと。
応えるためには、昇格してみせましょう。
精いっぱい頑張らせていただきます。

最近、ホモ弁をめぐって賛否あるようですが、
Jリーグを通じて間接支援していただいており、
それはそれで、たいへん感謝しております。

もちろん、地場企業が地元チームを支えるのも、
それはそれで、たいへん美しい姿だと思います。
エバーライフさま、ありがとうございます。

一方、Jチームを広告塔として活用することも、
企業活動と社会貢献を両立することであり、
それはそれで、たいへん結構なことです。
オデッセイさま、ありがとうございます。

企業にはそれぞれに経営理念があり、
社会貢献も企業活動の延長線上にあるものです。
その中でサッカーと福岡を支えていただく企業さまには、
間接直接を問わず、たいへん感謝しております。

ついでに七社会さまもネ。■

左のユースケ

2009-04-09 | 随想09
●雑記(TM/福大戦)

ユースケを左MFで使うのはおかしい…ですか。
途中出場でなら「あり」だと思う。

ユタカが最後まで危険な存在であり続けるから。
ジョーゴにカウンターのパワーが残っているから。

そういう勝ちゲームなら、左MFに入れた方がいい。
ゲーム展開、チーム事情から課された
ベンチ要因としての重要な役割である。

FWもでき、サイドもある程度こなせるとなると、
サブとしてユースケが第一選択肢なのだ。

先発するならFWしかない。右MFでもない。
あくまでゴールゲッターとして大成させるべきだ。
TMでも、そういう起用をされている。

ユタカを超えるか、ジャンボを差し置くか。
先発を奪い取った時のユースケが楽しみだ。■

適度なピンチ

2009-04-07 | 随想09

●雑観(A/岐阜戦)

GKには「当たりの日」がある。
その日に限って好調…というのではなく、
「適度なピンチ」がリズムを生むからだ。

ピンチの連続だった岐阜戦の前半だったが、
チームキャプテンは気持ち良くプレーできていた。
大半のシュートは手が届く範囲だったし、
反応を間違わなければストップできる類だった。

ピンチが「適度」だったのは、
相手の
決定力不足もさることながら、
コースを限定させたDFの粘りも見逃せない。
バランスを崩しても、飛び出しを捕まえきれなくても、
最後の最後で最低限の責任を果たす。

吉田も試合後、そこを重視した発言をしている。
バランスや飛び出しへの対処は修正できる。
責任感は選手の意識の問題だ。

内容が悪くても勝つには不可欠な要素だろう。


余地

2009-04-06 | 随想09

【第6節】○2-0FC岐阜(A)

〔パビー〕
MVPは文句なしで我らがキャプテン。
それにしても「のどかなアウエー」は相変わらず苦手ね。
〔スビー〕
裏返せば、レベスタの雰囲気が恵まれてるってこと。
専用スタジアムで、常時1万人前後の観客。
片や、陸上競技場で2千人台だと、なかなかねぇ。
〔パビー〕
でも、ここはJ2なんだから。
環境に左右されない「たくましさ」を身に付けなきゃ。
イヤなら、一刻も早く昇格すること。
〔スビー〕
ただ、悪いなりにセットプレーで沈めたのは進歩の証し。
〔パビー〕
まあね。ピッチもかなり悪かったみたいだし。
それでも粘り強く闘ったのは素晴らしいです。
特にジャンボとユタカ。JFLを知るだけに、たくましい。
〔スビー〕
後半から戦い方を修正できた点も評価しようよ。
サイドバックからサイドに起点を移したり、
ユタカを張らせたりと、工夫して流れを引き寄せた。
〔パビー〕
最後はダイキをボランチで出してもよかったんじゃない?
押し込まれる時間帯だけに、守りを万全に…。
〔スビー〕
逃げ切れるほど、たくましいチームかどうか。
慣れた選手を入れてバランスを崩さずキープするか。
賛否あるけど、結果論として正解だった。
〔パビー〕
選手のコンディションとか、ベンチ内の事情もあるしね。
ハライさえいれば、議論の余地はありません。
〔スビー〕
ユージの方がハライに近いと考えれば、まぁ合点もいく。
ダイキの場合、栃木戦みたいなアンカーだと効きそう。

〔パビー〕
それにしても、3連勝したけど課題は満載ね。
裏返せば進歩の余地が十分にあるということだわ。
〔スピー〕
ただし、次は「恵まれたホーム」。言い訳の余地はない。
4連勝しましょう。■


アンタッチャブル

2009-04-02 | 随想09
●雑記(FWの選択)

好調を維持するクローベを先発で見てみたい。
前線の守備が効いているジャンボは外せない。

クローベもコースを限定するプレスの技術は高い。
前節からクロスを折り返すジャンボの高さが生きてきた。

パスをつなぐサッカーにはクローベ&ユタカの技術が効く。
試合ごとにジャンボ&ユタカの役割が明確になってきた。

うむむ、贅沢な悩みですね。しかもハイレベルな。

気になるのは、
ジャンボが決定機をいくつか外していること。
ユタカのように一人で何とかする選手でないだけに、
お膳立ては確実に決めないと、雑音が出てくる。

黙らせるには、結果しかない。
FWに求められる結果は、ゴールだ。

ウルトラに熱烈に支持されるジャンボとはいえ、
プロである以上、アンタッチャブルではいられない。
次こそ「99%ユタカ」などと言われない明確な結果を。

ジャンボは立派なプロ。言わずもがな、でしょうけど。■

分水嶺

2009-04-01 | 随想09

●雑観(元代表DF)

久々にブログを更新したマコさん。
ようやく余裕ができてきたかな。

キック&ラッシュに慣れなくて、
4バックにもなかなか慣れなくて、
期待に反比例した心労もあったと思う。

それでも、シノさんは使い続ける。
経験に比例した読みや駆け引きでも
十分に勝負できるのがディフェンダー。
世界を見渡せば、30代後半になっても
第一線で活躍している選手は珍しくない。

スピードの衰えを理由にピリオドを打つのか。
経験や統率力で補って余りある存在になるか。
国内最高の技術を持つ元代表DFの「復活」は、
本人にとってもチームにとっても望ましいことだ。

マコさんにとって、今季は選手生命の分水嶺。
現役時代、大ベテランの存在価値を肌で知る
シノさんらしい配慮した起用ともいえる。

そして連続零封。兆しは見えてきた。

カズもトシヤも必死にやってくれている。
日本サッカーのボトムアップにつながる
元代表の頑張りには、頭が下がる。■