Athletic Club de Fukuoka

アスレチック福岡

道半ば

2007-10-29 | ビルバ王07
●0-1仙台@ユアスタ

モチベーション120%の仙台を相手に、
京都戦以降、死に体で闘ってきたウチ。
その割に、意地は見せてくれた。遅いけど。
新しいチャレンジは、道半ばで終わった。

個人的には、残り半分をこのまま進んでほしい。
ただし、それを現監督の下でやるかどうか。
現時点では、リティ続投には「反対」かな。

翻意があるとすれば、残り試合の内容次第。
これまでは、いろんな足枷があったようだが、
これからは思い通りにやっていい状況になった。
どんな選手選考で、どんなプレーをさせるのか。
それで判断を……と思っていたら、もう確定?

120歩譲って善意に解釈してあげれば、
今度こそ本気で支える気になったということか。
それなら良いけど、今までのフロントを考えると…。
とにかく、苦しんだ1年を無駄にしないで下さいよ。

まずは次戦、左SBの人選に注目したい。■

7073人

2007-10-25 | ビルバ王07
○2-1草津@博多の森

札幌戦の敗因を「自分のせい」と言った城後。
その悔しさをぶつけるように90分、走り切った。
この際、細かいプレーの評価は二の次にして、
厳しい現状だからこそ「姿勢」が問われる。

数字上では可能性が残っているとはいえ、
現実的にはモチベーションの持ち方が難しい。
今さら連携に修正を加えても効果は薄いだろうし、
個人頼みの内容になるのは、まあ仕方あるまい。

ただ、「難しい」からこそ、選手の本質が見える。
自力で奮い立たせるだけの精神性を持っているか。
城後や久永のようにプレーで意地を見せられるか。
西京極や味スタより多く集まった7073人は、
来季につながる意地、姿勢を見にきたのだと思う。

逆に、個々の動き出しが周囲に波及した後半、
攻撃が「線」となってつながり始めた。
光平からユースケに通ったスルーパスとか。
連携とは、そういうものなんですよ、たぶん。■

1人分

2007-10-22 | ビルバ王07

●0-1札幌@博多の森

光平、恭平らが引っ張った中盤を筆頭に、
11人の運動量が尋常ではなかった。
04年の「ミラクル」は、だから起こせた。

札幌戦の運動量は11人で10人分以下。
それでミラクルを起こそうなど、恐れ多い。
一応、数字上は可能性が残っているけれど、
気概のないチームには何も起こりません。

いちいち久藤に預けず自分で持ち上がれば、
こぼれ球の位置に久藤が上がっていけた。
2バックで十分なのに、3バックのままだし。
一人ひとりが「1人分」の力を出し切れない。
そんなことでは何も起こりません。

柏に敗れても残るものがあった04年や、
最後まで走りきった昨年の神戸戦と違い、
フェードアウトするように火が消えていく今季。
このまま燃え尽きても、誰も納得できない。

選手はサポーターに「伝わる」プレーを。
首脳陣はメンバーを入れ換えるなりして、
来季につながる「希望」を見せてほしい。
残り6試合にプロ足る姿勢が問われる。

天皇杯もデス。■


時間の問題

2007-10-11 | ビルバ王07

△1-1京都@博多の森

ボールを額に近づけ、そしてコーナーに置く。
左CKを得るたびに、久永は祈りを込めて蹴った。
同点ゴールは逆からのCKが起点だったけれど、
60分過ぎからは、得点は「時間の問題」だった。
博多の森と選手は、それだけの雰囲気を醸していた。

とはいえ、60分過ぎでは遅いし、もう10月だし…。
でも、なぜか?まだ数字上は可能性が残っている。
選手はこの気迫を、博多の森はこの雰囲気を、
最後まで保ち続けられるかどうか、ですね。
昇格うんぬんは、それが出来てから語りましょう。

栃木戦もだが、城後の存在が大きくなってきた。
サイド攻撃のフォロー。前線への飛び出し。
あれだけ広範囲を動けば90分は持たないだろうが、
久藤が控えているから存分にやれている。
このリレー確立で、攻撃が息切れしなくなってきた。
得点が時間の問題だったのは、それも関係している。

鳥栖戦以来、審判の方が意識し過ぎのようだが、
そんなの関係なく「正攻法」で走るのみだ。■


交代要員

2007-10-09 | ビルバ王07

【天皇杯3回戦】○4-0栃木SC@博多の森

リスクをかけた分、得たものも多かった。
中2日の京都戦を控えてのベストメンバー。
昇格に向けて一種の賭けに出ましたか。
それだけに最高に近い結果だったと思う


逆に中10日を休んで京都戦を迎えたとしよう。
なかなか集中力がまとまらず、前半ぐだぐた…。
中7日の栃木戦でさえ、そんな感じだったし。
これで温まった状態で京都戦を迎えられる。

勢いをつけるには、勝ち方も問題だった。
その意味では「アレックスさまさま」でした。
あのヒールがなければ、ハーフタイムはブーイング。
その後、必死になって勝ったとしても後味は悪い。
前半のうちの1点で、徒労感は残らなかった。

ここからはオマケ。京都が負けたのも大きい。
温存したからには次、勝たないと恥ずかしい。
変なカタチで重圧を感じてくれたらなあ…。

心の持ちようではベストで臨める。
すべてを出し切る条件は整った。■


はちみつ

2007-10-01 | ビルバ王07
○2-1山形@NDスタ

起点は城後のチェックとスルーパス。
CBを引きつけたリンコンの背後から、
アレックスが時間差攻撃を仕掛け、
久永のはちみつクロスをズドン。
芸術的価値の高いショートカウンターだった。

別の角度から見ても高価なゴールだった。
愛媛、長崎、山形と3000キロに及ぶ旅。
移動だけでも体に負担がかかるだろうに、
背水の陣が続く闘いは精神力も削りとる。
早い時間帯の先制点が何より必要だった。
そこで決まったショートカウンターの価値は高い。

さらにさらに、別角度から見て価値があった。
高い位置でのチェックから始まったことだ。
ラインを上げて陣形をコンパクトに保てば、
中盤で効果的なプレスをかけることができる。
いちばん思い出してほしかった点です。

これでCBに自信が戻ってくれれば…。
扉を開く最後の鍵はトオルが握っている。■