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いろはにほへと

Corro atras do meu sonho.

ナイス記念日。

2006年06月29日 | 日本語学校センセイ時代

日本語学校の前学期が終了。
まだ今週いっぱい授業自体はあるけれど
子どもの生徒ちゃんの授業はもうない。
テストもなんとかして3週間の休みに入る。
いやはや、人数は増えなかったものの
なかなかタイヘンでした。。。

ちょっと大きい子たちは漢字の勉強に突入している。
しつこく練習させたせいか、最後に一言メッセージを
書かせたら全員「先生」という字をばっちり使ってくれた。
その中でひとりのお言葉。

「先生はナイスです。」

・・・いやあ、今までの人生で「ナイス」と言われたことはなかったわあ。
その前にこの生徒ちゃん、どこで覚えたんだこんな言葉。
わたしは教えてないぞ。またアニメの影響かしらん。
いろんな意味で嬉しかったので、今日は「ナイス記念日」と命名。



*写真は日本語学校カレンダー。自作でございます。えっへん。

それいけ生徒ちゃん。

2006年06月20日 | 日本語学校センセイ時代

  いつか町に 戻っても 変わらないままでいて
  空よ ぼくを 忘れないでくれ
  大空よ ぼくを あの場所へ 連れて行ってくれ
   (須藤晃作詞 玉置浩二作曲「カリント工場の煙突の上に」)



本日またひとり日本語学校を卒業した生徒ちゃんあり。
日本へ行くワクワクを語ってくれた彼が元気で
頑張れますように。いい出会いがきっとありますように。

だけどこの複雑な寂しさと嬉しさは
生徒ちゃんを何人送っても慣れない。

W杯ネタ。

2006年06月20日 | 日本語学校センセイ時代

おそらくブラジルだけじゃなく、どこの国でも
W杯で盛り上がっている昨今。
日本語学校でもW杯ネタが続いている。

「ワールドカップ」「サッカー」「試合」などの語彙を覚える。
「勝ちます」「負けます」「応援します」などの語彙を使う。
国旗と国の名前を覚える。
地球儀や世界地図で各国の場所を知る。
国旗の色を言う。国名をカタカナで書く。
各国の対戦表(↑写真)を作って、対戦国と試合の結果を言う。

やっぱり時節柄、のっておかないとね。
生徒ちゃんの関心も高いし、話題としても使えるしね。
(その他のネタがカツカツなのも理由として大きいんですけど)

いろんな意味でいちばん記憶に残るW杯になりそう。

広報企画チラシ部。

2006年06月16日 | 日本語学校センセイ時代

日本語学校生徒ちゃん募集のポスターを自作してみた。
実はワタクシ、パソコンでこういうの↑作るのとても好き。
手書きもいいけどパソコンも好き。
コレ全部MicrosoftのWordで作りました。
誰が地図までWordで作ったと思いましょうか。
わたしってば器用。自画自賛バンザイ。
やっと愛用のプリンタが直ったのでカラープリントもお手のもの。
ちなみにプリンタ内部に問題はなく「揺りかご」を交換したら見事復活。

早速わたしの家の下の写真屋さん、向かい側のお菓子屋さん、
生徒ちゃんが働いている店、顔見知りの床屋さん、スーパー、
自動車学校、仲良しの八百屋さん、わたしが通っているギター教室などなど
調子に乗ってバンバン貼らせてもらった。
もうね、気分は広報企画部長。あ、実働部隊も兼ねてますけど。
ネットカフェとか郵便局とか市役所にも貼りに行こうっと。
カラオケ大会とかでもちゃっかり宣伝しちゃおうかな。

我が日本語学校はなぜか子どもの生徒ちゃんが増えない。
大人の生徒ちゃんは増えてもすぐに日本へ旅立ってしまう。
日本語は未だマイナー言語なので日本へ行くとか日本フェチとかじゃない限り
地道に生徒集めをしないと学校がつぶれてしまう。
(実際わたしが赴任する前に一時期つぶれていたし)
英語教室に圧されがちだけど、いると思うんです。
日本語に興味がある人って。・・・いると思いたい。。。

でも宣伝文句が「会話、読み書き」だけじゃなくて
「習字、日本の歌、折り紙も教えます」とは
我ながら大きく出たもんだ。。。

なにはともあれ、新生徒ちゃんカモン!

ひとり+ひとり+ひとり。

2006年06月15日 | 日本語学校センセイ時代

前回のカラオケ大会でその魅力にすっかり
ハマッてしまった生徒ちゃん2人。
来月、お隣任地pipi姐の町のカラオケ大会に3人で
また出ようということになった。
・・・「3人」?生徒ちゃん×2人+わたしかい!

ま、まあわたしも楽しかったし生徒ちゃんたちも
キャッキャしているのでヨシとしましょう。
再び3人で「世界にひとつだけの花」を歌うことになった。
しかし次の授業で会ったときに1人が「乾杯」を歌うことに(選曲シブイなあ)。
もう1人も刺激されたのか「世界に・・・」を単独で歌うことに。
わー。ユニット解体ですかー。あっけないなー。

しかししかし、また次の授業の時に「世界に・・・」を1人で
歌うことにしたはずの生徒ちゃんがこっそりささやいた。
「ひとりで歌うかもしれないし、センセイと一緒に歌うかも」。
キンチョーやさんの彼女はちょっと不安なご様子。
前回も舞台裏でかなりドキドキしてたのを見てるから
思わず笑ってしまった。
もちろんセンセイはいつでもそばにいるようにするよと言ったら
安心したように小さく頷いていた。

んもう、かーわーいーいー。
んもう、日本へ連れて帰るぞー。(←?!)

ガミガミ。

2006年05月30日 | 日本語学校センセイ時代

生徒ちゃんを叱った日はなんだか寝たくない。
眠いし疲れてるし布団大好きだし
とっとと寝てしまいたいんだけど
なんとなく寝たくない。
眠れないんじゃなくて、寝たくない。

マジックで机に落書きした上に
みんなが使う教材にも落書きした生徒ちゃんを叱りつけた。
机の落書きは洗剤で落とさせたけど教材は紙だったので消すことはできない。
まだその教材を使わないと上手に答えられない生徒ちゃんもいるのに。
以前にも何回か落書きをしたことがあるし
授業で使うおもちゃを壊したこともあった。
何回かは注意だけで見逃してきたけど今日こそはゆるさん。
息巻きながらも一応は冷静にガミガミ。
ポルトガル語が破綻していようと文法がおかしかろうと構わずガミガミ。
・・・でも日本語じゃなくてヨカッタと思う。
日本語でだったらキビシく言い過ぎてたかもしれない。

みんなで使うものをカンタンに壊したり汚したりしてほしくない。
ものを大事にしない人になってほしくない。
自分がしたことに責任が取れない人になってほしくない。
その生徒ちゃんがわたしはとても好きだから。

子どもの頃、大人は叱ることができていいなあと
思っていたけどとんでもない。
叱る方がよっぽど気分も良くないし疲れるし悲しい。

叱っている間とその後、他の生徒ちゃんが妙に
イイ子になっていたのもなんだか申し訳なくて笑えた。。。



写真は日本語学校の裏に植えられたabóbora(カボチャ)。
見るたびに大きくなっているけど熟れるのはまだまだ。

「世界にひとつだけの花」。

2006年05月14日 | 日本語学校センセイ時代

日本語学校で「世界にひとつだけの花」を練習したこと
前に書いたけれど、この歌を異常に気に入っている生徒ちゃんがいる。
今月末に日本人会カラオケ部が開く「親睦カラオケ大会」に
生徒ちゃん2人とわたしで参加することになった。

生徒ちゃんたちだけで出たらいいと思っていたけれど
(わたしは写真を撮りたいから)なぜか3人で出ることに。
今までは1番だけしか練習してなかったけれど
ここはやれるとこまでガンバローということで急きょ2番も練習開始。
意味もわかっていて欲しいから急きょ2番もポルトガル語訳作成。

歌詞の翻訳はなかなか難しい。
ポルトガル語の先生にも手伝ってもらったけれど
カンタンですてきな言葉に訳すのは至難の業。
翻訳家ってスゴイわあと改めて感心した。
「彦麿呂」風にいうと「まさに言葉の錬金術師や!」ですよ。

 Sim, nós somos
 Uma única flor no mundo
 Temos sementes diversificadas
 Apenas devemos nos preocupar
 Para fazê-la florescer
 そうさ ぼくらは
 世界にひとつだけの花
 ひとりひとり ちがう種をもつ
 その花を咲かせることだけに
 一生懸命に なればいい

生徒ちゃんよりもわたしが歌詞を全部覚えられるのかが
今のところ最も心配。。。

母の日工作。

2006年05月09日 | 日本語学校センセイ時代

5月の第2日曜日は母の日。
ブラジルも日本も同じ。
商店街は母の日セールを行いみなさんプレゼントをお買い求め。
日本語学校では特に行事はしないけれども
季節のイベントにかこつけて紙工作なんかをする。
とはいってもわたしは折り紙はそんなに得意じゃないので
何かいいものはないかとインターネットで探したところ
目にとまったのは「ペーパークラフト」。これなら得意。
しかもカンタンでかわいい(写真右下が完成品)。
素材をダウンロードして印刷して切って貼って完成。

よくわからないけどこのキュートな「ちょボット」くんに
なんかメッセージを貼り付けて母の日プレゼント。
このかわいさ。やっぱ日本のキャラクターってばカワイイ。
うーん、子どももお母さんもこいつにメロメロ間違いなし。
でもこの「ちょボット」くんはこんな顔して
一人旅が趣味というとシブいヤツ。
ペットの猫はシュールなギャグを言う「スナギモ」さん。
このキャラたちにちょっとハマりそう。。。

しかしインターネットって便利。
ブラジルに来るときに折り紙の本やら工作の本やらを
買って持ってきたけど、いちばん使ってるのはネット上の素材やネタ。
ちなみに今回チャレンジしたのは「Yahoo!きっず」のペーパークラフトコーナー。

さて、問題はあまり器用ではない生徒ちゃんたちに
いかに楽しく作らせるか。
わたしが楽しんでる場合じゃなかった。。。

歌って踊る。

2006年05月04日 | 日本語学校センセイ時代

今年の日本語学校は「歌って踊る」がひとつの目標。
・・・とはいってもわたし自身がそんなに
歌って踊れるタイプではないので、ガッツリはできない。
得意、不得意があるんです。仕方ないんです。
にんげんだもの。(←byあいだみつを)
「大きな古時計」を同期に教えてもらった手話付きで教えたくらい。

しかし。
今年は1か月にひとつ歌を決めて練習することにした。
先月はご存じ「世界にひとつだけの花」。
歌詞の内容もいいしリズムもポップなかんじで楽しげ。
ただ歌っていてもしょーがないのでサビの手話部分以外は
逐語訳的な振り付けをつけてみた。
(「争うことも・・・」のところで闘うフリをするとか、
 「どうして・・・」のところで腕組みして考えるフリをするとか。
 冷静に考えるとけっこうハズカシイ)

我が日本語学校の生徒ちゃんの年齢は10~13歳くらいまで。
小さい子ほどノリノリで毎回盛り上がる。
歌い踊りながら現れて、歌い踊りながら帰っていく。
12,3歳になるとちょっと照れが出るのかやや控えめに。
でも兄妹できている生徒ちゃんの妹曰く
「お兄ちゃんは家でいっつも歌ってる」。
なんだー。好きなんじゃないのー・・・かなり安心した。

今月は「上を向いて歩こう」。
メロディも言葉もやさしいし、すでに知っている子もいた。
いかにもベタなかんじでタイヘンよろしい。
ご家族で口ずさんでもらいませう。

ああでも次、その次は何にしよう。
まさか中島みゆきは歌わせられないしなあ。
うーむ。ネタはすでにカツカツですわ。。。


*写真は日本語学校の窓から見える風景。今日もいい天気だった。

辞書さんじゅうご。

2006年05月01日 | 日本語学校センセイ時代

わたし   「これは、なんですか?」
生徒ちゃん「それは辞書です!」
わたし   「(よくできました!)はい。これは辞書です。
        Como fala quanto custa em 日本語?
       (いくらですかって日本語で何て言う?)」
生徒ちゃん「い、いくらですかー?」
わたし   「(っしゃー!そうそれ!)さんじゅうごヘアイスです!」
生徒ちゃん「・・・」
わたし   「・・・(なんで黙る?)」

サンパウロでAliança Cultural Brasil-Japão というところに
見学に行った際にこれはいいなと思う辞書を紹介してもらった。
『Dicionário Básico 基礎日本語学習辞典』(写真)。

何がいいかって
①小ぶりで基礎的な語彙しか載っていないこと。
②ローマ字で引けること。
③すべての語彙に対して文例が日本語とポルトガル語両方で載っていること。
しかも日本語の文例には全部ローマ字読み付き。
④日本語の漢字に全部ふりがなが付いていること。
⑤文例が全体的に易しいこと。

ブラジルは世界一日系人が多いけれど、日本語は学習言語としてはマイナー。
本屋の辞書コーナーにも英語やイタリア語は目立つけれど
日本語の辞書はかなり少ない。
これは日本人が見てもわかりにくいというものしかなかった。
去年なんかはいっそのことイラスト付きの「絵辞典」でも
作っちゃおうかとさえ思っていた。
しかしこの辞書。試しに1冊買ってみんなに見せたところなかなかの評判。
日本語学校を手伝ってくれているカツエさんは
速攻で「わたしも欲しい!」と辞書をナデナデしていた。

さて、冒頭の会話でなんで生徒ちゃんが黙ってしまったか。
生徒ちゃん「さんじゅうご?trinta(30)、cinco(5)?」
わたし   「・・・高い?安い?」
生徒ちゃん「高い!」「高い!」「高い!」
わたし   「・・・(そうかなあ)」

35ヘアイスは日本円に換算すると約1900円くらいだって(5月1日現在)。
おいおい。。。心配になってカツエさんの顔を見たら
「そんなに高くないわよ」みたいな顔してる。ほっ。
わたしのポルトガル語の辞書なんて安い方は2000円くらいだったけど
もう1冊高いのは7000円近くしたんだぞー。
んもう、わたしゃ本屋でのけぞったねマジで。
ポルトガル語も日本ではマイナーだからね。

ま、まあ「高い!」と言いながら欲しそうだったし買いそうな雰囲気だった。
学習するにはそれなりに投資が必要ですからね。
なんだかんだ言ってカツエさんのほかに5~6人お買いあげでお取り寄せ。

それにしても、何度も言うけど35ヘアイス。そんなに高い?
我が日本語学校の授業料(←安いと評判)と同じ値段よ?!

ドカーンドカーンドカーン。

2006年04月12日 | 日本語学校センセイ時代

わたしは自分で言うのもナンだけど
けっこう辛抱強い方だと思う。
よっぽどのことがない限り他人に対してキレたりしないし
キレたとしてもアキレの方が多いので爆発型ではないし
ちょっとムッとするくらいで抑える(と思う)。
でもこの「ムッ」が度重なるといかに(自称)温厚なわたしでも
「ドカーン」になったりもする。

本日、また、生徒ちゃんに授業をすっぽかされました。

火曜日と木曜日の朝は生徒一人。しかも4歳。
特に日本に行く予定もない。
1対1で1時間というのは結構ツライ。
しかも4歳なんて、ポルトガル語のしゃべりは一応達者だけど
読み書きはまだまだアヤシイ。
それでも日本好きのお母さんの
「もう一人友だちを連れてくるから」という条件で始めた
この時間だけど、2か月経った今も一人だけ。
そしてたびたび無断欠席あり。

想像してみてほしい。
4歳児にどんなことをしたら楽しい授業ができるかと
めちゃめちゃ低いテンションのなかで考えて
朝っぱらからうさぎさんやらネコさんやらを準備して
いざスタンバイして授業の脳内シミュレーションをして・・・
無断欠席。
なんだこれは。
ここで怒らねばどこで怒るのだ。

休む場合は電話をしてくださいと何度言っても毎月何回かは
必ずある無断欠席。
「ムッ」が今日はついに「ドカーン」になりました。
もうこれ以上ガマンはできん。明日電話してハッキリ言ってやる!
・・・鼻息荒くこんなことを書いているけれど本当は
「ドカーン」よりも「ぐったり」の方が濃厚。わたしつかれました。。。

桜の季節に。

2006年04月05日 | 日本語学校センセイ時代

我が日本語学校は実は大人の生徒ちゃんの方が人数が多い。
日本に働きに行くために習う人も多いけれど
家族(ダンナさんとか奥さん)が日本人だからとか
日本に働きに行ったあとで勉強したくなったからという
理由で来る生徒ちゃんも多い。

火曜日と木曜日の夜はまったくの初心者生徒ちゃんのための授業。
挨拶、自己紹介、物の名前、時間の言い方、
日付や曜日の言い方などなど、まさに手取り足取り
ちょっとずつ教えていく。
もちろん文字もひらがなカタカナを少しずつ書いて覚えさせる。
彼らからしたら不思議な絵にしか見えない文字がいずれ
組み合わせによって意味を持つコトバに見えるようになるまで。

本当は火曜日の夜だけだった授業も
「Nós queremos aprender mais. Uma vez por semana é tão pouco!!
(もっと勉強したいんです。週に1回だけなんて少なすぎるよ)」
なんて言われて週2回に拡大。
さらに「Eu quero bastante tarefas!!(たくさん宿題を出してください)」
なんて言われて思わずどかーんと渡してきた。
歩きながら帰る生徒ちゃんにバッタリ会ったら
「Agora a gente está falando que aprendeu hoje.
(今ね、今日習ったことを話してたところなの)」
なんて言われて思わず抱きつきたくなった。

ことばが違う国に行って困った経験や苦労はものすごくわかる。
だからこそガンバローと思う気持ちもものすごくわかる。
だけど繰り返しの日々のなかでわたしはどこか逃げたり怠けたりしがち。
そんなわたしをいつも奮い立たせてくれるのは、何よりも誰よりも
生徒ちゃんたちなのでした。
その熱心さにはいつも脱帽です。
もっともっと一緒に勉強したいと思わせられるセンセイになりたい。

写真は日本で今、満開であろう桜。
来年見る桜に恥じないように夏のブラジルより決意表明。



P.S.
最近受けた心臓検査の結果が出た。
ポルトガル語だし、妙な数値ばっかりだし
専門用語も多いのでよくわからないけれど
どうやら「これはヤバイだろう」ということではなさそう。
よくあるフツーの不整脈で大したことないみたいです。

心配してくれたみなさん。
どうもありがとう。
大丈夫そうです。

新聞デビュー。

2006年03月24日 | 日本語学校センセイ時代

日本語学校の記事が、町の新聞に載った。
市役所であれこれインタビューをされて
カメラマンが学校にやってきて生徒ちゃんとわたしの
写真を撮ったのが昨日。
今日の新聞に載っていた。意外と早い。。。

今年になって生徒ちゃんたちの出足がニブイので
宣伝も兼ねて町中にPR。
これでまた新規生徒ちゃん獲得となる・・・か??

それにしてもこの記事、けっこう余計なことも書いてある。
聞かれるままに応えていたらわたしがどこに旅行に行ったかとか
どこが気に入ったとかブラジル料理が好きだとか。
ネット版ダイジェストもあるようなので
お時間のある方はこちらもどうぞ。(もちろんポルトガル語のみ)
地元紙Diário do Noroeste
LÍNGUA JAPONESA Intercambista ensina japonês em Paranavaí
というトコロをクリックしたら記事が出ます。


本日の日本語学校。

2006年03月23日 | 日本語学校センセイ時代

ついに言ってしまった。

「Se você nao quiser estudar mais, vai embora.
(勉強したくないのなら帰りなさい)」

今年になって反抗期になりかけの生徒ちゃんは
あまりにも反抗的というか、それでなかったら無気力。
遅れて学校にやって来て(しかも手ぶらで)
ほかの生徒ちゃんのジャマになることが最近続いていた。
結局、帰りはしなかったけれど反抗期特有のふくれっ面。
「帰れ」と言ったわたしだって腹が立つやら悲しいやら。

まあわたしもこのくらいの年齢の時はなんとなく
イラッとしたり、やる気がまったく出ないことはよくあった。
誰もが通る道ながらも、目の前でソレをやられちゃうと
ヤレヤレです、まったく。

あの頃、親や先生にどう接してほしかったのかを
思い出せたらいいんだろうけど
悲しいかな、それは今となっては思い出せない。。。

姉さん、事件です。

2006年02月22日 | 日本語学校センセイ時代

日本語学校の新学期は始まったものの
生徒ちゃんたちの登校状況はニブイ。
カーニバルが終わるまではブラジル全体が落ち着かないらしいので
大人も子どももなんだかそわそわ。
去年まで来ていた生徒ちゃんたちの大半が姿を現さず。
集団登校拒否かと焦りかけたけれど、どうやら「そんなもの」らしい。
カーニバルはところによっては既に始まっているけれど
一般的に今年は25日から28日くらいまで。
コレが終わらないと何も始まらないというけれど
そんなこと言っているウチに1年の6分の1が
終わってしまうことに気がついているのか。。。

さて、一応「お試しお遊び期間」で始まったカーニバル前の
我が日本語学校にちょっとした事件が。
前々から夜間クラスに行くと学校の周りに高校生くらいの
ワカモノたちがたむろしていた。
それが最近雨が降ると、または深夜になると塀を乗り越え
日本語学校の敷地に侵入して座り込んでいるという。
タバコの吸い殻が校舎(寺子屋レベルだけど一応校舎)の周りに
たくさん落ちていてなんだか不愉快だった。
そのことを町の学校担当者にちょっと言ったところズバリ一言。
「それはmaconha(マッコーニャ)だね」

どうやら麻薬の一種らしい。辞書によると
maconha(マッコーニャ) 大麻の一種、マリファナ
maconheiro(マコニェイロ) 大麻(マリファナ)の売人;
                 マリファナ常習者、マリファナ中毒者

あれはタバコじゃなくて麻薬だったのか。
キュートな語感にダマされかけたけどおそろしかー。
学校担当者は続けて言う。
「警察に言って見回ってくれるようにしよう。
カーニバルのあとにでも、僕に電話をしてくれる?」

・・・なにゆえ麻薬の取り締まりもカーニバルのあとなのかは
なんだか聞いちゃいけない気がして聞けなかった。。。


*写真は今年もうきうきしながら登校した数少ない生徒ちゃん。
鏡に写る自分を撮影。小指がたっているところがカワイイ。