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THE ART OF STARS

天体写真、タイムラプス、登山の記録です。

NGC6914

2013-07-18 19:01:37 | 天体写真
今日は珍しく早く帰れた~!
でも7月下旬~8月末までの予定が詰まりすぎてて、現実逃避したいです(笑)
アメリカ、韓国、南アフリカ、チュニジア、カタール、イランへの出張が入っていて、
それ以外にもイレギュラーで出張させられそうで、夏休み取れるのか分からなくなってきました…。

ま、それはそれとして、以前撮影したNGC6914をアップします。



撮影データ:
鏡筒:タカハシ ε180
赤道義:タカハシ EM400 Temma2M
カメラ:FLI ML8300 (冷却温度-35℃)
フィルター:Astrodon Gen2 LRGB(Iシリーズ)
ガイド鏡:BORG 77ED2
ガイドカメラ:SBIG ST-i
露出:L (10分×12コマ), RGB各 (10分×2コマ) 合計180分
ステライメージ6.5、フォトショップCS6にて画像処理
撮影地:栃木県日光市戦場ヶ原

たまに早く帰れるとゆっくりとブログの更新ができるので嬉しいですね。
8月は第一週に夏休みを取る予定なので、晴れれば日本全国晴れそうな場所に遠征する予定です。
北海道ももう一度行きたいんですが、EM400とε180だと以前のように車中泊はできないと思うので、移動の自由が奪われそうです。
海外遠征も考えましたが、仕事で海外行くので休みの時ぐらい日本にいたいなぁということで却下です。
上手い具合に晴れてくれることを期待します!

アイリス星雲

2013-06-25 22:36:05 | 天体写真
この前の土日は、CANPに参加してきました。
確かこの前参加したのは4年前。ずいぶん参加人数も増えて大盛況でした。
いろいろな方とお話ができて、とても有意義な時間を過ごすことができました。皆さんお疲れ様でした。ありがとうございました。

さて、しばらく天文関係の記事がなかったので、6月8日に撮影したアイリス星雲を公開します。



撮影データ:
鏡筒:タカハシ ε180
赤道義:タカハシ EM400 Temma2M
カメラ:FLI ML8300 (冷却温度-35℃)
フィルター:Astrodon Gen2 LRGB(Iシリーズ)
ガイド鏡:BORG 77ED2
ガイドカメラ:SBIG ST-i
露出:L (10分×12コマ), RGB各 (10分×2コマ) 合計180分
ステライメージ6.5、フォトショップCS6にて画像処理
撮影地:栃木県日光市戦場ヶ原

CANPでhanaさんや様々な方に見て頂きご批評頂いたので、またいろいろと弄ってみました。
だいぶ滑らかに立体感を表現できたかなぁと思うのですが、どうでしょうか…。

初めてこれだけ分子運が漂っている領域を撮影したので、画像処理も試行錯誤で毎日徹夜でした(笑)
まあ、こういう試行錯誤をしている時間が楽しいんですけどね。

今回の撮影でεの課題も見えてきたので、7月の新月期までにはもう少し追い込んで、さらにシャープな像を得たいと思います。

5月6日のパンスターズ彗星

2013-05-13 23:05:15 | 天体写真
5月6日の朝に撮影したパンスターズ彗星。
先月に比べてだいぶ光度が落ちましたが、望遠鏡ならまだまだ尾まではっきりと写ります。



彗星のコアでコンポジット合成しました。
もうパンスターズ君も今月で見納めでしょうか。
先月は広角レンズで尾まではっきりと写ったのに、今月はどこに写っているのかよく分かりませんでした。

最後の最後で、薄明前ぎりぎりで撮影できて良かったです。




コーン星雲~バラ星雲

2013-04-24 18:40:18 | 天体写真
久しぶりに風邪をひいてつらいです。
昨日と今日は休みをとって寝てたのですが、ようやく起きられるようになりました。

最近、以前撮影したものを再処理しています。
当時は画像処理技術が未熟で満足のいく結果の得られなかったものも、今処理しなおしてみると意外と良かったりして面白いです。
以下の、コーン星雲~バラ星雲もその一つ。



撮影データ:
2010年12月5日 22時27分
BORG 77ED2 EDレデューサーF4DG
GPD2赤道義
EOS 50D (冷却、IRカット改造)
Meade DSIカメラによる自動ガイド
10分×2枚×9コマモザイク合成 合計180分
栃木県日光市戦場ヶ原

2010年ってずいぶん前ですね。
このころ無謀にもモザイク合成にはまっていて、いろいろな対象をモザイクしてました。
それらの中でも、このコーン星雲~バラ星雲はよくできた作品の一つ。もしかしたら唯一かも。
この領域は星で埋め尽くされていますね。

以前公開したオリオンと同様に、当時はこれらを上手く処理する術を持ち合わせていませんでした。
というよりも、当時は淡い部分をいかに描出するかみたいなところに注力して、作品全体をダメにしてしまっていました。

最近は、淡い部分の抽出よりも、全体の透明感とか彩度とか、作品作りの上で重要な部分により目を向けるようになりました。
いま当時の作品を見返すと、諧調が破綻していたり、淡い部分を強調しすぎて星の回りにブラックリングできていたりと、酷いものでした。

それにしてもCANONのPRO-1は本当に良い仕事をしてくれます。
PRO9500とは比べ物にならないくらい、素晴らしいです。
クロマオプティマイザーの恩恵もあるのでしょうが、光沢感がすごく増しました。また、黒の締りがすばらしい。
インク代がばかにならないですが、これだけ素晴らしいプリントをしてくれれば文句は言えません。
このプリンターに見合うだけの作品を作れるよう努力したいと思います。

オリオン大星雲

2013-04-09 22:35:49 | 天体写真
ブログタイトル変えました。
4月頭に見切り発車的に適当につけてしまったので、一応考え直してみました。

さて、少し時期外れになりつつありますが、パソコンの中を整理していたら、
2年前の冬に撮影したオリオン大星雲が出てきましたので、再処理してみました。

当時は今のような冷却CCDではなく、冷却改造したデジカメでの撮影でした。



撮影データ:
2011年11月1日 23時59分
BORG 77ED2 EDレデューサーF4DG
GPD2赤道義
EOS 50D (冷却、IRカット改造)
Meade DSIカメラによる自動ガイド
6分×16枚、3分×16枚、1分×4枚、30秒×4枚、5秒×4枚 合計150分20秒
栃木県日光市戦場ヶ原

当時は画像処理技術も未熟で、多段階露出をしたのはいいものの、上手く処理できずそのままになっていました。
あれから2年。だいぶ画像処理技術も向上し、自然な感じに仕上げることができました。
人工衛星の跡がまだ残っていますが、どこかに応募するわけでもないので、気にしません^^;

冷却CCDでの撮影も楽しいですが、デジカメの画像もなかなか良いものですね。
さすがにもうフィルムで撮影する気にはなれませんが、デジカメはもう一度使ってみたくなりました。
冷却改造したEOS 50Dはシャッターが調子悪く使えないので、修理に出してみようかと思います。