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THE ART OF STARS

天体写真、タイムラプス、登山の記録です。

溜まっていた天体写真の画像処理

2020-03-29 22:21:02 | 天体写真

昨年の年末に撮影した対象の中で、画像処理せずそのままになっているものがあったので、先週撮影したものと合わせてここ一週間で一気に処理してみました。

この中で、M101はBKP300+コマコレクターで、M64はC11+Starizona SCT corrector LFで撮影していますが、前者の方が解像度が高い印象です。

同じ空の条件で撮影したわけではないので、一概に言うことはできませんが、星像のシャープさもSkywatcherの方が良さそうです。

 

また、RedCat 51は思った以上に良い写りをしてくれます。久々に画像処理が楽しめました。

ZWO ASI1600MM Proのおかげもありますが、口径が小さくF値が暗くても分子雲の写りも申し分ないです。

 

M101

撮影日:2019年12月28日

望遠鏡:Skywatcher BKP300 + コマコレクター(F5)

赤道儀:タカハシEM400 Temma 2M

カメラ:ZWO ASI1600MM Pro

露出:L:3分×12枚 RGB:各3分×6枚 Ha:5分×6枚 合計:120分

 

M42

撮影日:2020年2月23日

望遠鏡:RedCat 51

赤道儀:Vixen GP

カメラ:ZWO ASI1600MM Pro

露出:L:3分×24枚 RGB:各3分×12枚 合計:180分

 

M64

撮影日:2020年2月23日

望遠鏡:C11+Starizona SCT corrector LF

赤道儀:タカハシEM400 Temma 2M

カメラ:ZWO ASI1600MM Pro

露出:L:5分×16枚 RGB:各5分×7枚 合計:185分

 

M78とバーナードループ

撮影日:2020年3月21日

望遠鏡:RedCat 51

赤道儀:Vixen GP

カメラ:ZWO ASI1600MM Pro

露出:L:3分×16枚 RGBHa:各3分×6枚 合計:120分

 

M81, M82周辺の分子雲

撮影日:2020年3月21日

望遠鏡:RedCat 51

赤道儀:Vixen GP

カメラ:ZWO ASI1600MM Pro

露出:L:3分×50枚 RGB:各3分×11枚 合計:249分

 

サドル付近

撮影日:2020年3月21日

望遠鏡:RedCat 51

赤道儀:Vixen GP

カメラ:ZWO ASI1600MM Pro

露出:L:3分×10枚 RGBHa:各3分×4枚 合計:78分


白鳥座中心部の星雲たち

2019-09-22 18:52:49 | 天体写真

白鳥座のデネブ付近をナローバンドで撮影してみました。

4コマ撮影しモザイク合成してみました。画面右側、Sh2-115周辺は龍が舞っているように見えますね。

通常のブロードバンドでは赤一色ですが、ナローバンドで撮影するとカラフルで綺麗です。


こちらは星々を全て削除して星雲だけにした画像です。


撮影データ:
カメラ:ZWO ASI1600MM Pro (Gain 139)
レンズ:SIGMA Art 105mm F1.4 DG HSM(F2.8)
*アストロメカニクスのASCOMレンズコントローラーにて絞り・フォーカス操作

Ha:180秒×10枚(30分)
O3:180秒×10枚(30分)
S2:180秒×10枚(30分)
合計:90分×4コマモザイク=360分(SAO合成)


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白鳥座の星雲 (NGC7000 & Sh2-119)

2019-07-27 14:35:22 | 天体写真

関東は5月下旬から梅雨空が続き、2か月近く撮影に行けませんでしたが、ようやく少しだけ撮影することができました。

とはいっても、空の暗い場所での撮影ではなく、東京の光害を受ける場所での撮影です。

 

撮影データ:

カメラ:ZWO ASI1600MM Pro

レンズ:SIGMA Art 105mm F1.4 DG HSMF2.8

*アストロメカニクスのASCOMレンズコントローラーにて絞り・フォーカス操作

Ha150×20枚(50分)

O3120×20枚(40分)

合計:90分(AOO合成)


ナローバンドだと光害地でも十分撮影できますね。

ただ、やはり一枚一枚の写りはイマイチです。空の暗い場所で撮影した作品にはかないません。

早く安定して晴れてほしいものです。


NGC3521

2019-01-18 22:19:44 | 天体写真

久しぶりに望遠鏡で真面目に撮影しています。

対象はしし座にある銀河NGC3521です。小さい銀河ですがとても美しい銀河です。

春先の対象なのでまだちょっと時期的には早いですが、今年は銀河を中心に撮影したいので、先走って撮影してみました。

まともに撮影できるのは夜半を過ぎてからなので、一晩で撮影できる時間はわずかですが、

2晩かけて5時間ちょっと撮影することができました。

ただ、淡い部分を描出するにはまだ露出不足のようです。春先までしばらくこの対象を撮り続けてみようと思います。

 

撮影データ

望遠鏡:C11 + Starizona SCT Corrector LF

カメラ:QSI690

赤道儀:EM400 Temma2M

L:10分×20枚、RGB:各10分×4枚 合計:5時間20分