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行き当たりばったり言いっぱなし

気になったアニメの話など。

シンカリオン12話(2周目)

2019-09-29 | シンカリオン(旧作)感想2
昨夜お腹が痛くて泣きそうになったから今日はシンカリオンの再放送見ないと思ってたけど、ふと思い出した台詞が急に気になって結局見ることにした。

「友達が、仲間が困ってる…そんな気がするんだ。だから…」

これ、なぜ友達を仲間に言い換えたのか疑問だった。言い換えたのか、そうじゃないのか。
6話でカガリちゃんにお兄ちゃんの友達って名乗っている→加入前のツラヌキくんは『友達』。以降→?
シャショットは『相棒』(仲間)。これは確定。

「待ってよ!俺達にはアキタみたいな力を持った仲間が必要なんだ!」(4話)

→アキタ=『仲間』?
5〜7話を確認してみないと、この頃二人に対してどう思ってたかわからないな…。でも、7話みるのやだなあ…。
シノブくんを友達と思うような機会はここまでではなかった。
12話戦闘にシノブくんが来てるか知ってたらだけどな…この台詞の『仲間』に彼が含まれているかは。
20話でグレたシャショットが求めてたのは『友達』って言葉だろう。
でも、ハヤトくんから見て、彼は『相棒』。
それは、かつてシャショットがハヤトくんのことを『相棒』と呼んだから。
64話、ハヤトくんの台詞。

「そして、アキタやツラヌキ達との友情も強くなった気がする」

ハヤトくんの中で、『友達』『仲間』は別物。まあ、確かに違う言葉だ。
『仲間』は特別な(戦いに必要な?)『力を持った』人である。
20話でこの人にとっての『友達』と『仲間』の“重さ”に違いがありそうな気がしたんだけど、どうなんかなあ。
『友情も強くなった気がする』…だから、彼らを友達だとは思ってたってことか。でも『気がする』なんだよ…。
64話時点でハヤトくんは、アキタやツラヌキ達を『力を持った仲間』と考えているんだろうか。

64話の台詞をもうちょっと前から。

「それを知れば知るほど、最初に乗ったときよりシンカリオンをもっと好きになった。超進化研究所のみんなも。
そして、アキタやツラヌキ達との友情も強くなった気がする」

この時のハヤトくん逆光だったな。顔が暗い。こういう内容の台詞でどうしてその効果?
『超進化研究所のみんな』と『アキタやツラヌキ達』を分けたのって何だろう。
まあ、超進化研究所のスタッフは友達って間柄じゃないけどさ…。アキタやツラヌキ達は好きになってなかったんかい。『達』って誰まで指してるんだ。
76話のどっかに答があるはずだけど、どこかなあ…モヤモヤする。

キッズアニメではよく『仲間』と『友達』がごっちゃにされがちだけど、そういうお約束にいちいち設定をつけるのがこのアニメなんだよな。
『友達』と『仲間』って言葉にはかなりこだわってそうだけど、何だべな…。


それ以外。

ハヤトくんが真っ先に飛び込んで行かなくなった原因は、シャショットが15・17話で『(アキタ・ツラヌキの)二の舞になるぞ』みたいなことを言ったからってことと、

「その代わりこれだけは約束して。
何があっても、自分の安全を真っ先に優先させること。
そうじゃないと、友達の力になんてなれないからね」
「うん、約束する。
オレは時間と言ったことは守る男、だからね!
行ってきます!」

これか。
この時の家族のいる空間は明るい。
お母さんに行かせてほしいってたどたどしく訴えてた時は、薄暗かったんだよね。
妹を介さずにお母さんに意思を伝えたのは、番組初だと思う。じゃなきゃこのシーンの意味がない。
ここでは鉄道例えも使わない。ストレートな親子の会話だ。
これは2話のお父さんに理解を求める場面と対になっている。
2話でシャショット、12話でハルカちゃんが『黙っていて』と親に遮られた。
この子はずっと間接的にしか両親と話せなくて心配だったから、ここらは非常に好きなシーンなんだけど。やっぱ何かスッキリしないものが入ってくるなあ。

ここでハルカちゃんのパーカーは肩からずり落ちているが、お母さんがそれを直してあげるのは23話になってから。
初詣の時には車内で手を繋いでいる(これも気になるところがない訳じゃない…)。
ハルカちゃんは23話までしばらく可哀想だったね。一人だけお兄ちゃんが何をやってるか教えてもらえなかったし、転勤の話も知らされなかった。

グランクロスが効かずゲンブに殴られて電源が落ちた時と、8話でE7に殴られた時のハヤトくんの描写は、滅多にない表現なので覚えておかなきゃいけないと思う。
後は36話でゾラの攻撃から逃げ回ってる時。これはすごく怖かったんだって分かる。
彼は友達と殴り合いをするようなタイプじゃないし、12話みたいな敗北も初めてだろう。
殴られるの嫌なんだろうな。当たり前か。
リュウジくんがまた危ないことをさせないようにしているから、どんどん自分の安全が最優先になっていったんじゃないかね。
リュウジくんは厳しいように見えて過保護。出水指令長も。

ツラヌキくんもお母さんに安全第一って言われたのに、自分から飛び込んでいくスタイルはなかなか変えなかったな。自信は失っていったようだけど。
12話はハヤトくんのために必死に頑張ってた。
18話で役に立てないって悔しがっていたし、27話では自分の技術やアイディアが勝利に繋がって嬉しそうだった。
求められているのは戦闘能力だからツラヌキくん頑張ってと思ってたけど、結局67話戦闘で独自のやり方を編み出したね。
敵を解体っていうのは建設業の彼らしいし、戦いに縁のない生活をしてきた彼のポリシーでもあるんだろうな。
彼が好きなのは“建設”であって、基本的に破壊行為好まないんだと思う。解体はOKみたいだけどw


グランクロスを浴びたゲンブ。

「これだ。この力だ、シンカリオン。
お前たちヒトが今の段階で辿りつける科学の最果て。
存分に味わわせてくれ」

この人がシンカリオンに執着するのはこれなのね…科学の最果てが見たい。
まあ、そう言ってるけどさ。
科学の進化が見たい。最終段階の『科学の最果て』ってどんなものだろう?
人間自身も過酷な環境にあると進化するし、新しい技術を開発しようとする。
だから、ドクター・イザはハヤトくんに負荷をかけて進化を促した訳だ。
キトラルザスって高度なテクノロジーの持ち主で、本人達も新しいものを作り出す人達だもんな。
黒い粉でキラキラっとさせると怪物体になっちゃうから、兵器を製造してるイメージあんまりなかったわ。
ドクター・イザの顔の右目部分はゲンブとよく似ている。彼がゲンブを操っているかどうかは分からんけど、そうじゃなくても二人の感性は近いだろう。
ハヤトくんも新しくて洗練された技術が好き。鉄道全般が好きでも、一番速い新幹線が好き。
わざわざこだまの良さを主張するのに『各駅停でも』ってつけるんだから、本音としては新幹線でも最新最速が一番なんだろう。
シンカリオンでもE5やN700Aが特にかっこいいと思ってたみたい。700シリーズ運転士加入回の戦闘でそんな台詞があった。
ホクトさんもそういうタイプかなあ…トリニティ合体の時の言葉とかね。
ハヤトくんとゲンブさんは理解し合える仲だろうな。
ゲンブさんはまあ、仲間を裏切ったりなりふり構わないところがあったり、ちょっとアレな人だけど。
彼はキトラルザスの掟を当然知ってる。ハヤトくんがビャッコを殺さなくても、彼がどうなるかは分かっていたはず。
それでもゲンブ・セイリュウ・スザクの3人共、ビャッコを助けに行かなかった


割と12話は繰り返し見直してた方だけど、後になって気づくことも多いね。


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