定年退職のこの三月、会社員の次男が伊勢神宮への2泊3日をおごってくれた。この春大学を卒業した長女が荷物持ちの同伴。
お参りの後、内宮近くの鈴屋さんという喫茶店でお茶を飲みながら立派な松の庭を見ていたら、久し振りに描いてみたくなった。隣でお茶を飲んでいた長女に、紙と鉛筆ないかなと聞いたらスマホを寄こした。これで描けるという。
庭を描いている私の姿がよっぽど楽しそうに見えたらしく、娘が、旅行の後すぐにiPadで描けるように設定をしてくれた。iPadは次男からの借り物で、今まで私は将棋を見たりするのに使っていた。
そうして、私はデジタル画にハマってしまった。