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熊本から気ままに山と自転車のブログ

平畠支石墓・二田の六地蔵

平畠支石墓・二田の六地蔵
2023/5/25(木) 曇

今日は最高気温26°夏日ではあるが曇天の自転車日和に、午後13からポタリングに出る。目的地を、熊鹿ロード沿いの熊本市指定史跡「平畠支石墓」と「二田の六地蔵」とする。

平畠支石墓は、熊鹿ロード米塚休憩所から0.5kmほど行った左側の台地に上った菅原神社境内(写真1・2参照)にある。


支石墓は、神社境内拝殿東側(写真3・4参照)にあり、切妻屋根形をしている。


説明板(写真5参照)には、「縄文時代の末期から弥生時代中期のころ(約二千年前)、北部九州地域に朝鮮半島の影響の強い墓制=支石墓が広がりました。支石墓とは大きな平たい上石と上石を支えるための石を三、四か所に置くもので、ちょうどテーブルのような形になります。
植木町周辺は支石墓分布域の南限にあたり、大変重要な位置を占めています。石材は木葉変成岩(蛍石)で岩野山産と考えられ、屋根形に整形されています。重量は二トンほどでしょう。「石に乗ると腹が痛くなる」などの言い伝えがあり、御神体として意識され、大事に守られています。
熊本県内でも数少ない支石墓で、しかも植木町では現在見ることができる唯一のものです。南方にある県下最大級の規模を誇る県指定史跡慈恩寺経塚古墳などとともに、地域の歴史を語る貴重な歴史遺産です。」とある。


支石墓から熊鹿ロードを北へ0.5kmほど行った左側の坂道を上がって右側に曲がった交差点(写真6・7参照)に旧植木町指定文化財「二田の六地蔵」が鎮座する。


六地蔵龕部(写真8参照)は風化が進んでいるが、人為的な損壊の形跡はなく概略形状は保っている。


説明板(写真9参照)には、「二田小路の路上の中央に建立されており、ここは集落の入口ばかりでなく、山鹿市より長迫の白金を経て、小柳いぬの堂より二田に通じる旧道にあたる。またそこから慈恩寺八反田を経て熊本に至る重要道路の要地であった。したがってこの六地蔵は、この往還を利用する人々の安全と里人の繁栄を願って建てられたものであろう。
六地蔵の材質は凝灰岩、全高約三米であり、幢身にはー天保六末八月中旬、田中氏 徳七 貞助 次平 慶七 栄助 幸三 永七 彦七 才助―の陰刻がある。建立された天保六年は1835年である。毎年三月二十四日には建立関係の子孫の人達が輪番に座を設けて供養を行っている。」とある。ここを折り返し点として帰途に就く。


17時に帰宅する。今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)21km→二田の六地蔵21km→熊本(自宅)
総所要時間4時間(実3.5時間) 総計42km 走行累計54,462km


二田の六地蔵
2019/4/4(木) 晴

今日も青空、桜満開の季節。朝からは少し寒いので、温かくなる午前11出発する。
熊鹿ロードを北へ走る。田底小学校の桜花に誘われて自転車ロードを逸れた。
すると、さほど広くない旧道らしい道の中に六地蔵(写真3参照)が立っている。


説明板では、この往還を利用する人々の安全と里人の繁栄を願って・・・天保六年(1835)建立とある。
近くに墓所があり、消防倉庫があり、集落の草刈り場的であり、聖地の雰囲気の場所であるように感じる。


平畠支石墓(熊本市指定史跡)
2019/2/6(水) 晴

今日も午後からポタリングに出る。
目的地は、帰宅時間を考えて植木町平畠支石墓とする。
方向は、熊鹿ロードを北へ走り、米塚から一般道を少し走ると、左側の丘の上に目的地がある。
コンクリート舗装の進入路を上がると、菅原神社(写真1参照)がある。


拝殿外壁に、旧建屋のものだったと思われる鬼瓦(写真2・3参照)が飾ってある。
鬼瓦のデザインは獅子か?なかなかの傑作と思う。


支石墓(写真4参照)は、拝殿右手前にある。支石部分は見えず、天石のみか?


説明板では、支石墓分布域の南限とある。八代市の鬼の岩屋古墳は、分類としては別種なのか?
石材は、岩野山産で2トンほどの重量があるという。岩野山からここまで直線で6kmほどある。2千年前の人力のみの土木工事はいかようなものか?シュラに乗せて引くにしても道づくりからしなければならない。
古代の人々の凄さを思う。

今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)20km→平畠支石墓20km→熊本(自宅)所要時間3.5時間(実3時間) 総計40km 走行累計27,150km

自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

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