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熊本から気ままに山と自転車のブログ

伝 小野良実の墓

伝 小野良実の墓
2023/4/27(木) 曇

今日は最高気温23°午前は晴天であったが午後から曇天になった。目的地を弁天山公園、小野の泉水公園として、午後15時からポタリングに出る。

熊鹿ロードを北進し、明徳で国道3を横断し弁天山に向かう。途中の道沿いに、甘い匂いのテイカカズラの花(写真1参照)が咲いている。
今年は桜からテイカカズラまで、この一ヶ月で一期に咲いてしまったように思う。私の子供の頃のイメージでは、桜は入学式、ツツジやバラは五月の青空の下に咲き、ヤマブキは梅雨時に、テイカカズラはむせ返るような暑い日にあの甘い匂いを嗅いだような気がするが・・・記憶は薄れ、確かではない。


2015年5月5日の過去ブログに、弁天山山頂に鯉のぼりが風に泳いでいたのを思い出して行ってみる。残念ながら今日の山頂(写真2参照)には、鯉のぼりは見られなかった。


弁天山公園の中を通り、ツツジの花でも見られないかと小野の泉水公園に移動する。残念ながら花は見られない。移設復元された「滴水の眼鏡橋」(写真3参照)を写真に撮り、ここを折り返し点として帰途に就く。


帰路を植木町市街地方向として、坂道を上がると三叉路になる。その三叉路を左折すると左側に「伝 小野良実の墓」の案内標識(写真4参照)がある。


その小路を20m程進むと、左側に宝塔(写真5・6参照)がある。
説明板には、「小野良実(おのよしざね)は平安時代の人。父は遣唐使の小野篁(たかむら)、娘は六歌仙の一人で才色兼備の誉れ高い小野小町といわれ、藤原氏と父との争いに巻き込まれ、縁座の法に問われて、肥後国山本郡(現在の植木町)へ流罪になったという。このときに生まれたのが小町で、産湯を使ったのが小野泉水と伝える。ちょうどこの頃は、山本郡が合志郡から分立したばかりの時期で、かなり有力な地域であったことは、近年の遺跡発掘調査の成果をみても明らかである。中央貴族の良実は配流されたとしても、不思議ではない。ただし、ここにある宝塔は中世期のもので、良実の時代とは大きな隔たりがある。宝塔には彩色があり、菱形の円台寺との関係が強く考えられる。近くには土塁や堀が残り、五輪塔なども散乱しているので、中世領主の居館跡が存在したと思われる。」とある。


植木町市街地を走る旧国道3の緑地帯に、ツツジの花(写真7参照)が奇麗に咲いている。


18時に帰宅する。今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)17km→小野の泉水公園15km→熊本(自宅)
総所要時間3時間(実2.5時間) 総計32km 走行累計53,878km

自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

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