熊本から気ままに山と自転車のブログ

城横穴群

城横穴群
2020/10/23(金) 曇/晴

天候曇/晴、最高気温19°、所用を済ませて午前11時からポタリングに出る。
目的地は山鹿市方面とし、熊鹿ロードを北進する。

熊鹿ロードの菊池川に吉田川が交流する地点(写真1参照)の東屋に立ち寄る。
写真中央の三角錐の山は、彦岳、右側方向に先日探訪した首石岩、更に写真右外に不動岩が見える。赤い橋を渡れば熊鹿ロード終点は近い。
この風景や、菊池川の川面を見ながら昼食とする。


当初目的は、円通寺口の岩地蔵
案内標柱の右側の切通の路?を、上ってみたが分からない。時間に余裕がないので諦めて、城横穴群へ移動する。

「熊本県指定史跡城横穴群」の標柱(写真2参照)がある。
この砂利道の突き当りの崖が横穴群の場所。


正面右側の横穴(写真3参照)


左側の横穴(写真4参照)。羨門入り口も明瞭に残っている。


内部正面屍床と右側屍床(写真5参照)


内部左側の屍床は消滅しており、そこから隣の横穴への通路(写真6参照)がある。
これは後世の造作と思われる。


そこで左隣の横穴(写真7参照)を見てみた。こちらは正面屍床右側から通路が開いている。


内部(写真8参照)は、正面屍床を一段高く、左右の屍床を通路より少し高く造ってある。


同天井(写真9参照)は、全体をドーム状に、奥屍床の天井をかまぼこ型に造ってある。


その左の横穴(写真10参照)は、羨門部が崩落している。
天井は屋根型に造ってある。


更に、左側に複数の横穴(写真11参照)が続くが、保存状態は良くない。


当初見た横穴の右側にも横穴(写真12参照)がある。羨門部も奇麗に残っている。
こちらは高い位置にあり、内部は覗けない。


現在時刻14時40分、帰途に就く。今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)35km→城横穴群34km→熊本(自宅)
所要時間6時間(実5時間) 総計69km 走行累計35,863km

自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

コメント一覧

asotakadakedake1592
Re:形名さんへ コメント有難うございます。お久しぶりです。
私は、東北、南関東の横穴墓を直接目にしたことはないのですが、露出した岩山一面に蜂の巣のような横穴群の、壮観な写真を見た記憶があります。横穴墓のルーツは、大陸江南地方ではないかとの説がありまして、熊本山鹿地方は、古代には湖があり水辺の文化としての横穴墓との説にも頷けます。熊本の横穴墓の内部は、コの字形に屍床が三つあります。
ご訪問、ご意見賜ればうれしく存じます。
形名
久しぶりです。
横穴墓は東北、南関東に多いのですが、九州も福岡、熊本には
多いようですね。形態は類似点もありますが、各地方の特色も
ありますね。
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