2023/8/29(火)晴
今日は最高気温予想35°に午前中の帰宅を予定して、午前8時過ぎからポタリングに出る。久しぶりに風を爽やかに感じての出発である。
今日の目的地は、玉名市の熊本県平成の名水百選「小田瀬戸口公園」と、和水町日平の「巨石(湧き水)」とする。
往路は、熊鹿ロードから県道31国道208を経由し、玉東町稲佐から右折し安楽寺で蓑田六地蔵(写真1参照)を拝して北方向へ進む。
玉名リサイクルプラザ前に、石碑を御神体とする山下神社(写真2参照)が鎮座する。この石碑に「古墳在」の文字があるので、山下古墳は消滅したものと推測する。
玉名市ホームページ「日置氏全盛の時代」のページ内には、山下古墳について、「古墳時代は、主として古墳の形態や内容の変化によって前期(4世紀)、中期(5世紀)、後期(6から7世紀)に分けることができます。玉名の前期古墳としては山下古墳があります。全長59メートルの前方後円墳で、前方部には舟形石棺1基、後円部に舟形石棺1基と石棺の短辺両端に壷棺2基が検出されました。前方部石棺には1体分の女性人骨、後円部石棺には老年女性1体分と、老年男性2体と熟年男性1体分の頭骨と四肢骨が残っていました。壷棺には複数の若年男女の人骨がそれぞれ収められていました。後円部石棺内外から鉄鏃、鎗、鉄斧等が出土しています。
舟形石棺は古墳時代中期を中心に多く、各石材の産地で制作されたと考えられています。阿蘇溶結凝灰岩製石棺はすべて菊池川流域、宇土半島、氷川下流域の3つの地域で造られ、一部は遠く畿内まで運ばれています。」とある。
金栗瀬戸口公園の標識(写真3・4参照)を見て細い道に右折して進むと、農業用溜池の上側に公園は在る。
公園案内板の右側に、水汲み場と名水百選認定証、その奥に水車(写真5・6・7参照)が見える。
水車の反対側に、神仏の石像が六体習合(写真8・9参照)している。
水車の上流側に、水と緑の小さな泉水苑(写真10参照)が造ってある。
園内最奥に滝と水源点検のための隧道?(写真11・12参照)がある。上部を道が通っている。
地蔵尊(写真13参照)が鎮座する峠を越えて、玉名市小田から和水町日平に移動する。
日平瀬戸の集落内の旧道に入り下ると、左側に注連縄が掛る巨石(写真14参照)がある。丁度、巨石(湧き水)の廻りを除草されていた地元の人にお聞きすると、この巨石は現在道になっている所あったが、道を改修した時に移動したという。
岩を左に廻り込むと、巨石の下から湧水しその下部は池(写真15・16・17参照)を成している。巨石を水神と見立てているのか神聖視するように築造されている。ここを最後にして帰途に就く。
帰路は県道3に出て南進する。途中、北区植木町清水(写真18参照)を通る。清水菅原神社は千田川の上流部に当り、境内にある湧水池を御手洗さんと呼ぶようである。今日は立ち寄らず通過する。正午を過ぎると気温も上がり、苦難のサイクリングになった。
13時過ぎに帰宅する。今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)25km→巨石(湧き水)27km→熊本(自宅)
総所要時間5時間(実4.5時間) 総計52km 走行累計55,743km
自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。
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