汗と涙の着物生活 

突如着物に目覚め、ついに着物作成に挑戦。着付けに涙し、とどまらぬ物欲に冷や汗の毎日。

初釜リベンジ

2013-01-09 | お茶
「リベンジ」といっても、新しい着物を買ったわけではなく(笑)、昨年コーディネートしたまんま、着ていったのである。


 


唐花模様の訪問着に、金糸の入った木の葉が散った柄の袋帯。
「くるり」で購入した辛子色の絞り帯揚げ。
瓶覗色の帯締めと足袋は、初釜用に新しいのをおろす。
帯と帯揚げは、一昨年末、初釜用に訪問着にあわせて「くるり」でコーディネートしてもらったのである。
そして、訪問着用の下には、初めての補正下着。
訪問着みたいなどっしりした着物には、補正で身体を筒状にして、安定感を高めた方がよいかと思ったので。
これらすべて、昨年の初釜用に、一昨年末に買っていた。

そう。
一昨年は、私には珍しく、念入りに準備していたのだ。
補正下着まで準備していたのに。ああ、それなのに…。
まさか、この退院具で義父が亡くなるとは。

ここまで念入りに準備したのだから、せっかくなので今年はほぼそのまま着ることにした。


実は、今年も危うく初釜のリベンジをしそこなうところだったのだ。
義父の一周忌も済んだので、ちょっと二人で骨休みでもしようかと、お正月休みに静岡県の伊東の温泉を予約しており、
うっかりそのたびの最終日に初釜の日程がかぶってしまっていた。

今年はどうしても初釜に参加したかったので、温泉最終日の朝早く、5時には起きて着物を着つけ、柏の茶道教室に向かうことにした。
ところが、現地に行ってわかったのだが、高速に出るまでの一般道がかなり混む。
旅の中日に昼食を食べに来るまで出かけたら、渋滞で身動きとれなくなり、空腹に耐えかねて、結局道路沿いのコンビニで済ましたほど。
これは盲点だった。
そんなわけで、せっかく早起きしても渋滞に巻き込まれて初釜に遅刻するのを恐れた私は、伊豆急と新幹線を乗り継いで、帰ったのである。

途中、JRのドアの具合が悪くて点検のため遅れるというトラブルもあったが、なんとか無事、時間までに到着。
ちなみに車で帰った夫も、思ったほどの渋滞にはならなかったようで、ほぼ同時刻に柏に到着したそうな。

肝心の初釜は、例年にも増して、我慢大会の様相に(笑)。
すっかり社中で古株になってしまった私は、最近、お茶会や研究会でお詰めや正客の役を振り当てられることが多かったのだけれど、
この日は特段の役割もなかったので、落ち着いて参加できるはずだった。
ところが、最初の濃茶席が始まって間もないころに、もう足が痺れ始める。
足の重ね方を変えてみても、すぐに痺れてくる。

この痺れは、きっと体重の増加によるもの。そういえば、温泉でごちそうを食べまくったものね…。
そうして決めた今年の抱負は「ダイエット」。
来年の初釜では、軽々と過ごすことを目指します!



<濃茶席、薄茶席のお軸です。薄茶席でなぜ琵琶?巳年→蛇→弁財天→琵琶なんだそうです(^^)>

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