汗と涙の着物生活 

突如着物に目覚め、ついに着物作成に挑戦。着付けに涙し、とどまらぬ物欲に冷や汗の毎日。

自家製防虫香

2010-02-08 | きものこもの

6日の土曜は、日本橋の三井記念美術館に柴田是真展を見に出かけた。超絶技巧なのだけど、どこか洒脱な彼の漆細工はすばらしかった。しかし、この日一番の収穫は帰りに立ち寄ったミュージアム・ショップでのこれ、かもしれない。

 

 手前から「白檀」「丁子」「龍脳」・・・と袋が並んで箱に収まっている。これは「香り遊び」と題された、匂い袋の原料セットで、ここから好きなものを選んで調合し自家製の匂い袋を作るというわけ(京都 山田松香木店製)。

 

原料は10種類あり、4つめからは「桂皮」「大ういきょう」「山奈(さんな)」「かっこう」「甘松(かんしょ)」「栂」と続く。こうして作った匂い袋は防虫香にもなるという。

防虫剤もいろいろあるが、最近はこうした天然スパイスでできたお香系を使うようになった。着物をしまってある箪笥を開けたときに、防虫香の良い香りが漂ってくる瞬間が好きなのだ。以前は「ネオ○ラ■ース」や「たんすに★ン」といった市販品(じゃあ、お香は市販品ではないのか?笑)を他の箪笥同様に使っていたのだけど、頻繁に着物を着るようになってから、特に着物についてはお香系を使うようにしている。着物には、それだけ改まった雰囲気を求めているのかな・・・。 さらにこの「香り遊び」で自分オリジナルの防虫香を作ってみたら・・・ なんだか平安貴族のごとく雅びな気持ちになれそうではないか!実物の自分がみやびかどうかはともかく(爆)。

こうして勇んで家に持ち帰ったものの、実はオリジナル防虫香つくりは足止めをくらっている。あいにくこのセットには肝心の「袋」がついてないのだ。今後はぜひ簡単なもので良いから、袋もセット希望!

ところで「三井記念美術館」へは、ぜひお着物で!入館料もかなりお得になるうえ、館内カフェやミュージアムショップで各種サービスを受けられる特典もあり。ただし、ワタクシの場合、カフェは閉館タイムぎりぎりだったのでタイムオーバー。ショップでも、自ら言い出さないと、向こうからは申し出てくれませんのでご注意を!

  (この日は久しぶりの定番大島紬に花柄博多帯)


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6 コメント

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匂い袋 (いとじゅん)
2010-02-08 16:32:41
子供の頃、意味無く好きで
お土産に買ってきてもらって喜んでたけど
タンスに入れることは一度もなかったな・・・。
こっちでは、サシェがよく売ってるけど
かなり強い香りのが多いです。
特にサンクスギビングからクリスマス頃にでる
シナモンのサシェは強烈です。。。
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サシェもタンスに入れる? (はつき)
2010-02-08 19:54:54
私も匂い袋に防虫効果があるのに気付いたのは最近のこと。サシェはタンスに入れるのでしょうか?着物には似合わないけど、ドレスには似合いそう。
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気づきませんでした (神奈川絵美)
2010-02-12 22:27:37
こんにちは! 私も是真展のあと、ショップに寄ったのですが、このような魅力的なものがあったとは…、見逃していました
これだけ種類豊富ですと、選んだりブレンドしたりも楽しそうですね。今度行く機会があったら、探してみたいと思います

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ぜひお試しを (ようこ)
2010-02-13 11:00:24
> 神奈川絵美さん

奥のほうにおいてあったせいか、ちょっと見つけにくいかもしれません。私の行ったときも、あまり関心を払う人はいませんでした。展覧会と直接関係のあるものでもないですしね・・・。
日本橋の高島屋か三越のお香のお店で、オリジナルのお香を調合する教室というのが開かれているらしく、そちらも一度参加してみたいものです。
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サシェは (いとじゅん)
2010-02-18 14:10:49
その辺に置いておくイメージです。

だいたい各部屋にウォークインクローゼットがついてるので
服はそのポールにハンガーで吊るすか、
その中の棚に置くのですが、
サシェは、ハンガーに服と一緒につるしたり、
棚に置いたり。
洋服に限らず 引き出しに置いたり車に置いたり旅行の時にスーツケースにいれたり。

ちなみに、こっちのタンスの防虫剤の匂いはかなり強いです。
あれをタンスにいれたら服が大変なことになりそう。。
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匂いへの感覚 (はつき)
2010-02-18 21:58:26
欧米の香りグッズって、下手に選ぶときつくて閉口しますよね。洗剤なども。昔の小説を読んで、匂い袋を使うのは日本と同じだー、と思っていたら、中身は全然違う。中にはほのかな香りもありますが。多分、体臭の強さと関係あるのでしょうが、お互いの体臭の強さに慣れてしまうのでなく、より強い匂いで消すというのは、彼ら自身も体臭をきついと思っているということで、なかなか面白いです。
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