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汗と涙の着物生活 

突如着物に目覚め、ついに着物作成に挑戦。着付けに涙し、とどまらぬ物欲に冷や汗の毎日。

こんな着物が着たい! 清方/Kiyokata ノスタルジア―名品でたどる 鏑木清方の美の世界―

2010-01-04 | お出かけ
お正月休み最後の日は(私の勤める会社は4日までが公休なのだ)、サントリー美術館で開催中の鏑木清方展に出かけた。

新しい着物を増やすのは、今年は抑えていこうと心に誓ったばかりなのに。
ああ、それなのに。
鏑木清方の描く女性の姿に、ひどく着物熱を刺激されてきてしまった。


特に、私が惹かれたのは、その色彩感。
なんといったらよいのだろうか、「けぶる」というのか・・・日本がだから当たり前なのかもしれないけれど、どの色にも潤いを感じるのだ。黒や朱といった強い色であっても、欧米絵画のそれとは湿度が違う印象がある。きっと日本の気候の特徴である湿度が色彩感覚にも影響しているのだろう。あー、この色の着物がほしいー・・・と何度、絵の前で心の中で叫んだことか(^^;)。

色に感じる湿度は、日本女性の、良くも悪くも独特のセクシーさにもつながっているというのが私の持論。気候の異なる国でみると、日本女性って妙になまめかしかったりするんだよなー。たとえばハワイを歩く観光客の女性って、妙にエッチっぽくないですか?一方、長年海外に住んでいる女性には、そのエッチっぽさは感じないのだ。日本から運んだ潤いが肌の下にたっぷり蓄えられていて、傍から見ると、その潤いに触れて抱きしめて、しっとり感を確かめたくなるのでは?

「現実的ではない」と前述したが、それは清方の男性としての理想を投影しているのだろう。「西の松園、東の清方」と称されたという。比べてみると、上村松園の描く像は、どこかきりっとしたものを感じるのに対し、清方のそれから感じるのはたおやかさ。「西のはんなり、東の粋」と着物の嗜好を考えると逆のようだけど、同性である松園が描くと女性の強さが前面に出てくるというのは、なんとなく理解できる。私自身も同性の理想とするのは強い女性像だし。

私自身も、「もうやたらと着物増やさないぞー」と強い意志を持つ女性でありたいもんです(爆)。

■清方/Kiyokata ノスタルジア―名品でたどる 鏑木清方の美の世界―@サントリー美術館
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/09vol06/program.html

サントリー美術館は、着物ででかけると300円割引よ!私は、昨年、京都南座の歌舞伎観劇に着ていった「傘と格子柄」の小紋で!帯は、「竹蔵龍」のサイトで購入した古い着物をリメイクしたもの。

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