汗と涙の着物生活 

突如着物に目覚め、ついに着物作成に挑戦。着付けに涙し、とどまらぬ物欲に冷や汗の毎日。

歌舞伎でキャリアを考える講座を開いています

2016-06-12 | 歌舞伎

ところで、なぜ、私が歌舞伎の講座を?と訝しく思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

それは、私自身が歌舞伎を通じて、自分の生き方を考えることが多かったから。
だからキャリアコンサルタントとして独立した後も、歌舞伎は自分の働き方、生き方に悩む人のヒントになりうるのではないかと常々考えていました。

そんなときに、歌舞伎クラスター友達であり、歌舞伎ライター&セミナー講師でもある仲野マリさんと意気投合し、
歌舞伎の講座をコラボ開講しようということになったのです。

4月には「東海道四谷怪談」をとりあげました。
お岩さんの妹、お袖に焦点をあてたのですが、「エリートビジネスマンだけど自分のことは二の次」の男性と、
「社会的な評価は低いけど、自分のことを一途に思ってくれる」男性と、どちらを選ぶかを考えることになりました。

自分は社会的な高い評価を重視するのか、
それとも実質的なものを重視するのか、
どちらが自分の価値観を考える材料となったのが「東海道四谷怪談」といえるでしょう。

▼4月歌舞伎講座の様子はこちら


7月に今回とりあげるのは「荒川の佐吉」。
7月の歌舞伎座夜の部で上演されます。

今回の上演は、猿之助丈、海老蔵丈、中車丈(香川照之さん)と人気者が勢ぞろい!
かっこいい男たちが演じるかっこいい生き様が呼び物がこの演目の注目ポイントです。

ただ、このセミナーでの眼目は、表舞台の男たちの生き方ではありません。
筋書上は脇役である女性の事情に注目します。

自分の身勝手で我が子の運命を翻弄する敵役ともいえるお新。
姉・お新の子どもで甥にあたる卯之吉の養育を頑なに拒む妹・お八重。
しかしそこにはある事情が隠されています。

彼女たちの心情を考えながら、対立する人間関係の裏側にかくれがちな人間の性を解きほぐしていきます。
いま、あなたが腹立たしいと思っている相手のことも、もしかしたら少しは理解できるかも…

そんなお話のほか、歌舞伎に着て行く着物はどんなものがよいか、
お食事は?
チケットのうまい取りかたは?
といった、観劇にまつわるお話もお伝えする予定です。

よかったら、ぜひお誘いあわせの上、ご参加ください。


【実施概要 】
・開催日時:2016年7月2日(土) 13:30~16:30
・開催場所:アートサロン香音里(東京神楽坂)
・参加費:5000円(お茶菓子付き申し込み)

・定員:先着6名
※事前振込をお願いいたします。お申込みいただいた方に振込先をお知らせします。

・申し込み方法
以下のサイトからお申し込みください。
http://www.kokuchpro.com/event/4a1b1b4ec2ecbf32eb64a45b28d42f90/



▼7月歌舞伎座公演詳細
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/483


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