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白いノート~アラフィフ南天の備忘録

50代半ばを過ぎました。日々気づいた事を忘れないよう書き留めていきます。

認知症の人の頭の中

2015-10-27 16:45:56 | 認知症の母

先日の講演をしてくださった先生が書かれた本

これが、とってもわかりやすく、興味深いないようでした。

徘徊と言うけれど、本人は下肢筋力を維持するためと言う目的を持って歩いているだけ。

目的のある散歩は徘徊とは呼ばないのだ。

いかんせん、何故歩いているのかを忘れる。帰り道を忘れる。だから徘徊老人として排除されてしまう。

これで地域で支えて行きましょう!何て言えるのか。

周囲は物盗られ妄想と言うけれど、本人には本人の理由がある。

支えていこうと思ったら関わりを持つ事は必須。しかし関わりを持てば物を盗った人にされる可能性がある。

その時、支える側になるのか?排除する側になるのかが、問われる。

・・・・・難しい事から先に書きましたが、内容は実際にあった話を小説にしてあって

具体的でわかりやすく、かつユーモアもたっぷりで面白かったです。

認知症を支える夫婦の仲にもひびが入ってしまったり、実際の会話もリアルです。

1ページ1ページ頷けました。

 


ずっと泣いていました

2015-10-20 11:48:56 | 認知症の母

実は・・・・・

普段、滅多に泣かない私。

夫はすぐもらい泣きをするし、涙もろいのですが

私はクール・・・ってわけでもないと思うのですが

泣かない女。

しかし、先日職場の発表会で記念講演を聴いているうちに

涙が止まらなくなってしまいました。

 

テーマは認知症。

2~3年前より認知症に罹ったと思われるご講師の先生のお母様とのやりとりを

ユーモアたっぷりに語ってくださったのですが・・・・・

身につまされてしまって。

『認知症の介護は、身内に起きて介護を体験してみなければわからない』

私にはこの言葉で十分でした。


スイカ

2015-07-07 13:52:28 | 認知症の母

今日はデイの日。

和は仕事が休みなので、羽を伸ばせる日・・・なのだけど

母が風邪気味だからデイを休む・・・・と言う。

とりあえずお粥を炊き、買い物に出かけた。

のど越しの良い麺類と母の好物スイカを買って帰宅すると

受話器を持ったまま顔を真っ赤にしている母が立っていた。

電話の相手先は私の実姉。母にとって長女。

母の妄想は最近姉に向かっている。

『長年親しくしていた時計屋さんから電話がかかり、長女さんが店に来てくれたわ~と言った。』

という妄想。

姉が勝手に高級時計を買い、母に支払いを押し付けようとしている!!!という作話。

もちろん、時計屋さんから電話などかかっていないし、もう営業されているかもわからない。

そんな説明をしても、スイッチが入った時の母には通じない。

せっかく、大好きなスイカを買って来たから一緒に食べようと思ったのに・・・・。


先々を見越して

2015-07-05 10:13:36 | 認知症の母

母がお世話になっているデイサービスを変えようと思っている。

不満があるわけではない。

むしろ、とっても良くしていただいていて、母は前日から楽しみに待っている。

しかし、楽しいだけではね。。。。この辺りの話になると、介護の仕事とりわけケアマネの領域になってくる。

母が利用しているデイは、デイの他グループホーム、小規模多機能を運営している。

夕方以降不穏が強くなるので、私は残業が一切できなくなったし

ちょっとした遠出をする事もできなくなった。

服薬の管理や義歯の手入れなど、少しずつできなくなる事が多くなった母の先々と経済力を考えると

楽しいだけのデイでは、介護の隙間ができてくるという事。

ショートステイ、施設入所を見据えて、利便性が良くかつ経済的負担の少ない所を

私が提案し私が探した。。。体験利用を問い合わせ、見学もさせてもらった。

体験は月末。

上手くいくといいな~