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白いノート~アラフィフ南天の備忘録

50代半ばを過ぎました。日々気づいた事を忘れないよう書き留めていきます。

要介護2

2017-02-12 13:07:17 | 認知症の母

気がつけばもう、2月も真ん中にさしかかっていますね。

ずっと以前は、毎日毎日書きたい事があって、1日2回書いたりもしていたのに(苦笑)

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母は更新認定の結果、要介護2になりました。

ADLは問題なし。

87歳ですが、杖なしでも歩けます。姿勢も私なんかよりずっとシャンとしてる。

身の回りの事は、とりあえずできるのです。

ただ・・・・・・

認知症は進行していて

やらなくもいい事をやってしまうので、むしろ大変です。

分別したゴミを混ぜてしまったり・・・

隠してしまったり・・・・

本人も私たち家族も・・・・

毎朝、探し物からスタートする・・・・毎日。

大きな声で独り言を言い

テレビの音量はマックス80。

時間の見当識がなくなってしまったので

今日が何曜日か?

月曜日の次が何曜日か?

わからない。

今の季節もわからない。

昔と今が混在している。

 

日々いろいろな事が起きる中

娘は県外で一人暮らしを始める事になりました。

ずっと母の被害妄想のターゲットにされていたので

今は寂しさも大きい反面、ほっとしました。

これで娘も自分の人生を歩める、と。

 


覚書

2016-05-31 19:30:23 | 認知症の母

最近の母の様子を書き留めておきます。

専門医を受診した際『それはいつごろから?』とナースに何度も聞かれました。

いつ頃???

人間の記憶なんて曖昧。覚えておこうと思っていても無理。

① ひとりごとが増えた。声も大きい

② あんなに好きでこだわりがあった洗濯をしなくなった。私がやっていると以前は

『私がやるわー』と言ったが最近はそれもなし

③ 怒りっぽい。自分の思い通りにならなかったり、やろうとした事が上手くできないと怒る。

④ 近くに行っても気づかない?

デイのスタッフさんには、本当に良くしていただいているみたい。

それなのに、言いたい事を上からな言い方をしている事がわかった。

口も悪い。

こんなにお世話になっているのに・・・・ごめんなさい。


自我

2016-05-29 19:37:33 | 認知症の母

3年位前に読んだ本。

今読み返すと、新しい発見がある。前回とは違った場所に貼る付箋の山。

良書ですね。

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介護職・・・あれは何年目の頃だっただろう???

新規の認知症の利用者さんがデイに来られて

帰宅願望が強く、会話が途切れると『じゃあ、帰ります』と立ち上がってしまわれるので

ひたすら、話題を探していた記憶があります。

お風呂も、もちろん中々入っていただけない。

『何で家にお風呂があるのにここで入らなきゃならないの?』と。

そりゃそうだ。

知らない場所に連れて来られて、いきなり(ではないのだけど)お風呂に入りましょう!って言われてもねぇ・・・(^_^;)

パット内の失禁もあるのだけど、交換させてもらえない。

ご家族の事を考えると、何とかしてお風呂に入っていただきたいし

パット交換もして、清潔保持をしたい。

とてもプライドの高い方だったので、ご自身はデイサービスの利用者としてではなく

デイへボランティアで来ている・・・と思っていらっしゃる。

そこで、私たちは汚物入れに『職員用』と書いたテープを貼り、その方に

『女性の汚れ物は、職員は皆ここに捨てています。〇〇さんもここに捨ててくださいね』と言って

新しいパットを渡してみたのだけど、一度も成功しなかった。

今、思い出すと認知症の事あまり理解できていなかったと思う。

問題はそんな所にない・・・と今ならわかる。


家族支援プログラム2回目

2016-05-15 20:25:02 | 認知症の母

今日のプログラムは、病院の専門医の先生を招いて認知症の理解を深める・・・・の巻。

認知症とは?という講義なのですが、内容がとても素晴らしく、心から感動しました。

講義後の質疑応答も的確で、素人にも本当にわかりやすかったです。

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Q 母は独語が激しい。一日中『ん・ん・ん・ん・んーーーん・ん・-あ~疲れた。ん・ん』という具合に食べている時と寝ている時以外はずっと声が出ています。静かにして!と怒れて来ます。

A 独語は癖のようなもので、本人に自覚はありません。その場を離れるなどしてスルーするしかないと思います。例えば、僕が貧乏ゆすりをしていたとして、それを傍にいるナースに先生貧乏ゆすりしてますよ!と指摘をされても『ありがとう!』という気にはならんでしょう。『おおきなお世話や!ほっといてくれ。と思う。いい印象は持たない事は認知症の人に言わない方がいいです』

 

な~るほど!です。貧乏ゆすりの例はとっても具体的でストンと腑に落ちました。

 

 


じわじわ進んでる

2016-02-23 21:04:30 | 認知症の母

高校の部活で一緒だったお友達とUSJへ旅行を計画していた娘。

そのグループの中には交際3年目の彼氏もいて、娘はバレンタインの代わりに・・と

ブラウニーを焼いて持って行くと張り切っていた。

2日前に試作を終え、いざ本番。

美味しく焼けた頃を見計らって階下に戻ると・・・なんと!

母が勝手に焼き立てのブラウニーをオーブンから取出し⇒切り分け⇒ひと口頬張っていた!!!!

びっくりした娘は『何やってるの!!それ私が友達にプレゼントするお菓子だよ!』と怒ると

母は(@_@)な顔をし、ごめん、ごめんと謝り、しょんぼりしてしまった・・・・らしい。

娘は『いいよ!いいよ!気にしないで。荷物になるからやめとこうと思ってたとこ』などと慰めたらしいが

母は『アンタが許してくれても、こんな事をしてしまった自分が許せんの』と更にしょんぼり。

アン(愛犬)も空気を読んで、飛びつこうとしなかったくらいの撃沈ぶり。

その後娘はアルバイトに出かけたのだが、そこまでの母を見たのは初めてだったので

相当なショックを受け、バイトに行く道中のバスの中で泣いてしまった、との事。

『おばあちゃんが、買って返そうと思いたち買い物に出かけ迷子になったらどうしよう。

お金の払い方がわからなくて万引きと間違えられたらどうしよう。

●んでお詫びします・・なんて事になっていたらどうしよう』等々ブラックな想像ばかりして。

娘からのラインを見て、大急ぎで帰宅したのだけど、

母はすっかり忘れており、いつもように笑いこけながらテレビを見ていた。

やれやれ。

しょんぼりし、娘に何度も謝った割には、ブラウニーは2個目も平らげており、言葉を失う。

衝動を抑えられなくなってはいるが、今回のような事は初めて。

見た目は、姿勢が良く身なりもそこそこきちんとしている。

足腰は丈夫で杖の必要もなく歩ける。

だけど、話をすると確実に認知症。

本人にその自覚はもちろんない。

そのギャップが切なく苦しい。