『ashの森へようこそ』の 毎日製作 …「人っていいな」と笑える動物モチーフバック 制作日記

読むと笑えて、「人っていいな」と思うカード入りの“動物モチーフバッグ”を制作する ashの制作日記

人は本質的には「生きたい」と思う生き物…ドラマ「空白を満たしなさい」

2023-01-21 11:01:28 | お針子ashの日々のこと
ようこそ「笑える“愛おし”動物バック」を制作ashの日記へ
今までの作品の画像は ash.no.moriのインスタ☆コチラ☆  


「私、ash(あっしゅ)と申します」
森に棲んでひっそり動物仲間のバッグを作っています←(設定)

    

↑こんなような…
こちら帆布生地のトートバッグ。
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さてさて、昨日の続き、   
「空白を満たしなさい」という平野啓一郎原作のドラマ。

昨年夏放映ということと
ちょっと私には内容が重く
主人公や登場人物のセリフに正確さは欠けるかもしれませんが、
そこのところはご了承くださいませ。


主人公は30代営業職のサラリーマン。
いろいろあり左遷させられ
職場では孤立し厳しい立場にいる。
子どもは生まれたばかり、
マンションを買ったばかりで仕事を辞めるわけにもいかず、
子育てに大変なのにお弁当を作ってくれる妻に相談もできない。

そんな主人公が、鳩を蹴り殺す警備員を咎めたことから、
その警備員に執拗に「そんなにつらいのにどうして生きているのか」と
事あるごとに責められ続け・・・

という背景。


主人公は自殺し、「復生者」として生き返り、
自分が自殺などするわけない、と真実を探すストーリー。


結論から言うと、主人公は自殺していた。
でもそれは「死にたい、逃げたい」という気持ちからではなく、
「生きたい、きちんと生きたい」という強い気持ちからだった…

というもので、
最後まで見るとちゃんと救いようがある内容でした。
重く苦しかったけど最後まで見てよかった、本当に。




主人公は自殺してしまったけど、
その時どうしようもないほど孤独でここから抜け出せない…
という絶望だけだったんだけど、
事実はそんなことなくて
彼のことを大好きだったり仲間と思ってくれる人たちがいて、
喪失感と彼を救えなかった罪悪感にさいなまれているということも
生き返ったことで彼自身が痛感できた…



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でも前半が
主人公が本当に辛くて出口がない状況、
絶望感に食事ものどを通らないのに
妻が作ってくれたお弁当を高架下の暗いベンチで小さい一口で流し込み、
帰宅したら「お帰り」と迎えてくれる妻に笑顔で
こんなに仕事うまくいってるんだよ、と言ってる彼。

この重く辛い状況に、
警備員が畳みかける本質を突いた言葉の数々。
「どうしてこんなに辛いのに働く必要があるのか」
「愛しているのにどうして相談できないのか」
「逃げたいと思ったことはないのか」
「どうして生きなきゃいけないのか」


ここがもう私にはきつくてきつくて、
気が付いたら呼吸も浅くなっていて
とても辛かったです。

もちろん生きていることは素晴らしく
それを実感できる瞬間もたくさんあるけれど、

でも誰だってうまくいかない時があり、
「どうして自分ってこうなんだろう」とか
「私のことなんてきっと誰も大事に思ってないだろう」とか
そういう弱気になることがある・・・


そんな時にこの警備員の
「どうしてこんなに苦しいのに生きなきゃいけないんだ!」
という心の叫びは、
胸に刃のようにぐっさり突き刺さります。



最後まで見ると、
この警備員もやっぱりビルから飛び降りるのですが、助かり
「本当は生きたかったんだ、
きちんと、きちんと生きたかったんだ」
と主人公に呟きます。


主人公の自殺の事実も

必死に警備員の言葉を振り払いながら
最後まで生きたいと思いながら、
小さい息子が自分に向かってくる幻覚に

「こんなお父さんに向かってくるんじゃないよ!」
と会社の屋上から飛び降りてしまう。。。
というものでした・・



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ちなみにあらすじは こちら を読んだらわかりやすいかも、
ネタバレありですが…

心に余裕があるとき
ぜひ原作も読んでみたいと思います。


余談ですが、実際の自殺も「死にたい」というより
あまりの辛さに精神的にやられて幻覚など見てしまい、ここから逃げなきゃということなのではないか…
とも思いました。
ドラマは、「人間は基本的に「生きたい」と願う生き物」と言っていた気がします。









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ashは
「一つ一つ丁寧に作られたあたたかなモノを、大切なあなたへ」をコンセプトに
くすっと笑えるバッグを作り続けています。


雑誌minaに掲載されました。2021年8月号p135

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