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下手な横好き

家をたてる前に読む本

 さて住宅の性能表示制があります
この制度は当時は9項目でしたが現在は10項目にわたって各分野で等級付けがあります。
これで住い造りの問題点が全て解決したのでは有りませんが、従来のように、いい加減な家造りは許されないのです。
もっとも、10項目において全て最高等級の住いが、住む人にとって一番良い家とも言えません。
例えば耐震等級(等級3)が高い程、丈夫で地震に強い住いとなりますが、
建築費のアップや設計的に制限が生じます。もっとも耐震等級が低くても
(等級1)、まじめな施工者が作れば大地震に壊れるものではありません。
又その逆で経済設計にこだわった耐震等級1だと、阪神淡路大震災の地震力に耐えられない結果も出ています。同じ等級でも造り手の取り組み次第で変わります。
勿論、性能表示制度にのっとれば度々問題となった、欠陥住宅はほぼ防げます。
しかし10項目にはそこに住む人の感情面、肝心の「住み心地良さ」が一切問われていません。
それでも間違いのない家づくりへの一歩で、性能表示制度の10項目を再確認して
おく事は大切です。
知っているのと知らないのでは大違いです。
この制度は任意です。当然費用負担が発生します。そこであさひホームでは、
お施主様の信頼の元に、経費負担軽減する為に自主性能表示に取り組んでいます。(今まで二軒この制度を利用しました。その内一軒はモデルハウスです)
それでは下記は性能表示制度の概略の抜粋です(詳しくは住宅情報協議会の
ホームページを参照して下さい)


            住宅の性能表示
10分野の概要は以下の通りです
1.地震などに対する強さ(構造の安定)
地震などが起きた時の倒壊のしにくさや損傷の受けにくさを評価します。等級が高いほど地震などに対して強いことを意味します。
等級1でも、建築基準法を満たす住宅なので、大地震が起きても倒れてしまうことはまずありませんが、性能表示制度を使うと、評価機関が建築工事を検査するので、ミスや手抜き工事の防止に役立ちます。
このほかにも、強風や大雪に対する強さに関する評価もあります。

2.火災に対する安全性(火災時の安全)
住宅の中で火事が起きたときに、安全に避難できるための、燃え広がりにくさや避難のしやすさ、隣の住宅が火事のときの延焼のしにくさなどを評価します。

3.柱や土台などの耐久性(劣化の軽減)
年月が経っても土台や柱があまり傷まないようにするための対策がどの程度されているかを評価します。等級が高いほど柱や土台などの耐久性が高いことを意味します。
木造の場合は主に土台や柱が腐らないようにするための対策、鉄筋コンクリート造の場合は主に柱や梁のコンクリートがもろくならないための対策、鉄骨造の場合は主に鉄の部分が錆びにくくする対策を評価します。

4.配管の清掃や補修のしやすさ、更新対策(維持管理・更新への配慮)
水道管やガス管、排水管といった配管類は一般に構造躯体の修繕などを実施するよりも早く取り替える必要があります。
そこで配管の点検や清掃のしやすさ、万一故障した場合の補修のしやすさなどを評価します。等級が高いほど配管の清掃や補修がしやすいことを意味します。
また、共同住宅等については、排水管が寿命となった際、新しい排水管に更新する工事のしやすさや、間取り変更のしやすさの情報として、躯体の天井高等の評価、表示もします。

5.省エネルギー対策(温熱環境)
暖房や冷房を効率的に行うために、壁や窓の断熱などがどの程度されているかを評価します。等級が高いほど省エネルギー性に優れていることを意味します。


6.シックハウス対策・換気(空気環境)
接着剤等を使用している建材から発散するホルムアルデヒドがシックハウスの原因のひとつとされているため、接着剤を使用している建材などの使用状況を評価します。
建築工事が完了した時点で、ホルムアルデヒド等の化学物質の濃度などを測定することも可能です(ただし、測定はオプションです)。
また、住宅の中で健康に暮らすためには適切な換気が必要なので、どのような換気設備が整えられているかについても評価します。

7.窓の面積(光・視環境)
東西南北及び上方の5方向について、窓がどのくらいの大きさで設けられて
いるのかを評価します。

8.遮音対策(音環境)
主に共同住宅の場合の評価項目で、上の住戸からの音や下の住戸への音、隣の住戸への音などについて、その伝わりにくさを評価します(この評価項目はオプションです)。

9.高齢者や障害者への配慮(高齢者等への配慮)
高齢者や障害者が暮らしやすいよう、出入り口の段差をなくしたり、階段の勾配を緩くしたりというような配慮がどの程度されているかを評価します。

10.防犯対策
外部開口部(ドアや窓など)について、防犯上有効な建物部品や雨戸等が設置されているかの侵入防止対策を評価します。

 先ず性能表示制度を確認して頂いた上で、続いて施工業者向けとして作られた
家をたてる前に読む本から、皆様にその一部を抜粋してご紹介したいと思っています。一緒に勉強しませんか?
      まじめな社長のまじめな家造り実践会 代表 米田正憲

写真を趣味に高齢者の戯言

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