

安全基準値が有ります。この基準に守られて安全に私共は暮らしているのですが、
現実はそうでは有りません。問題が度々生じています。
以前ブログで安全基準に付いて考えてみましたが、最近大きな事件が発覚しましたので
再度取り上げました。
それは電力各社が原子炉で起こした臨界事故です。
これ等は悪質で長年隠していました。
幸いな事に大きな事故に発展しなかったから、今は何事も無く平穏無事に
暮らしていますが、間違えばウクライナのチェルノブイリ原子力発電所と
同じ事になっていた可能性も有ったのですから背筋が寒くなります。
能登半島は震災で大変なのですが、
万一この事件が先に起きていたら・・・・・想像するだけで恐くなります。
安全基準は意外と危ういと再認識しました。
別の意味では関西TVのあるある辞典で起きた捏造事件も
放送業界の倫理(安全基準)を無視しました。
又、ある製薬会社が販売した風邪薬のタフミルを服用した子供が奇行に走り、
幾人も亡くなっています。
もっともこれはまだ因果関係が特定できていませんが、
安全対策は後手後手と感じます。
いずれも社会的に大きな責任のある大企業が関わっています。
大企業ゆえにもっと安全を高める事が出来るはずなのにと、疑問が残ります。
皆様は如何でしょうか。
戦後の経済発展の陰で、色々な企業が公害問題を起こし多くの被害者を生みました。
今でもその後遺症に苦しんでいる方がいる事を忘れてはいけません。
又、記憶に新しいエイズ薬害被害、建築関係ではアスベスト、防蟻剤、
建材の化学物質、など等ちょっと考えただけでも幾つかの問題が記憶に
よみがえって来ます。数えればきりが無いほど起きているのでしょう。
その都度、被害者を出し安全基準値が厳しくなっていますが、
残念ですが繰り返し事件が起きています。
住宅関係でも、建築基準法があっても守らない悪質業者に
基準値ギリギリの利益追求型の家造り業者、さらには設計士の構造計算偽造など等
これは造り手としてのモラルの欠落としか言えません。
次回に続きます。