下手な横好き

家をたてる前に読む本

顕熱・潜熱の住環境への応用
除湿すると同じ温度でも涼しくなる
除湿すると涼しくなる理由も又、この顕熱と潜熱の関係で説明する事が出来ます。
人間は体温を調節する為に熱を発散させますが、このときは比較的に
温度が高くても相対湿度が低ければ対流や輻射で熱の発散(蒸発)が汗として
スムーズに行われ、不快な感じがしません。これが除湿による効果なのです。
一方、温度は同じでも相対湿度が高い場合には、潜熱(湿度)により熱の発散が
阻害され鈍くなり、汗の発散(蒸発)もスムーズに行かないので不快な感じを
受けるのです。
梅雨時などの無風の状態で感じる蒸し暑さは、体から発散した湿度が除湿されないための現象です。

減湿と快適冷房・・・クーラーで除湿すると涼しく感じるのは・・・・水蒸気に含まれる潜熱(湿気)が排除されるため、温度は変らなくても体感温度が低く涼しく感じるのです。

エアコンの使用方法の注意点・・・・・・除湿する時に水分を暖めて蒸発させてから
排出するものがあり、除湿設定がむしろ冷房よりも会費がかさむ場合も有ると言うことです。

扇風機の活用・・・・エアコンを低速で運転しながら扇風機を活用すると冬の
サーキュレーターのように室内に微風が起こり、体感温度が下がりますから
エアコンの効きが格段に良くなったように感じます。

コメント
今の住まいは断熱・気密性が高くなり冷暖房効果もここ数年前の住宅に比べて
一段と良くなっています。
リモコンのスイッチを入れるだけで、快適になります。しかし今日の環境(温暖化)を考えれば、その贅沢さに疑問を持って頂きたいのです。
より少ないエネルギーで快適に暮らす為には、住まい方や機器の使用方法に工夫を
しなければなりません。
勿論、一部の高気密・高断熱工法の住宅では、従来の工法に比べれば信じられないほど効率は良くなっていますが、冷暖房機器は必要です。
そこで、住む地域によっては、難しいでしょうが、冷暖房機器を使わないエコな
住まいを造りたいですね。そのような住い造りが必要でしょう。
まじめな社長のまじめな家造り実践会 代表米田正憲

写真を趣味に高齢者の戯言

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