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下手な横好き

こうして家は朽ちていく

昨日は「木あらわしの家」の見学会はお陰様で盛況の内にしかもご好評を頂きまして
大変喜ばしい結果と成りました。御礼を申し上げます。

一方、金沢の産業展示館での「元気祭り」は約5000人【主宰者発表】も来場を頂きました。
此方も準備万端にとの意気込みでしたが・・・・・残念ですが成果を挙げる事は
出来ませんでした。

住宅・サッシ関係を含めて5社出店していました。
夫々に特徴のある創り手でしたが、ご来場頂きましたお客様のご来場目的と
少しずれが有った気がします。

さて家はこうして朽ちていくの続きです。
住まいはほっておけば傷みが激し朽ちるのも早いですね。
だから、創り手は腐りにくい木を用い腐りにくい造り方に励んでいるのですが・・・・・・。

あさひホームで言えば、
土台・柱等の構造躯体部分は、特に湿気に強くシロアリを寄せ付け難い樹種【ひのき・ヒバ材】を用いています。

そして一番住宅では劣悪な環境に晒される屋根部材においても注意が必要ですね。

それで弊社では創業から屋根下地材には合板を使っていません



【弊社の施工例で必ず杉の4分板】

これは、弊社に限らず私共と同様の考えを持った創り手なら同じと思います。

ところが、
土台・柱は腐りにくい「ひのきやヒバ材」を用いながら、
近年は屋根下地材に合板を用いる創り手がいるのです。

以前は工務店においては
洋風の住まいで屋根材がスレート【コロニアル】葺きの場合に下地材【野地板】に
合板が用いられ、
瓦葺きの場合は下地材【野地板】に杉の4分板を用いると、屋根材で色分けされていました。
【合板を主に用いる工法やプレハブメーカーの場合は考えことなりますが、腐る事には変わりが無いです】

それが、
近年はコストダウン・工期短縮のためでしょうか、瓦葺きの場合でも屋根下地に合板を
用いる創り手は増えました。
又外観のデザイン性で屋根材に鋼板を用いたお住まいも増えています。
この場合も大半が合板を用いていますね。

中には、壁は合板の結露を恐れて使わず、他の面材を用いながら、
なぜか屋根下地材には合板を用いる業者の方も多いですね。

そしてある制度が出来ました。
それは性能表示制度や長期優良住宅制度です。
これらの制度で新築時の耐震性能を容易にアップさせる為か 
合板を多用されています。

その合板が容易に腐るのです。
それも10年とは言わず、わずか築7年程度で腐り始めた記事が記載されていました。
この場で記事を紹介したいのですが、それは出来ませんのでご興味ある方は
お気軽に御相談下さい。

合板が悪いのでは有りません悪いのは施工方法ですね。


写真を趣味に高齢者の戯言

コメント一覧(10/1 コメント投稿終了予定)

米田です。
新築強度の重視?
http://www.asahi100nen.com/
合板は住まい造りの上で重要な部材の一つですが・・・・・・屋根下地材に使うのは如何と常々思っています。
使うのであれば濡らさない、蒸させない、せめて通気をさせる工夫が必要では。

しかしコストダウンを重視する今日ではそれも十分では無いと思っています。

谷村先生の言われる通りです。
中でも、高温多湿・低温多湿の北陸では
使う場所と施工方法だと思います。
たにむら
適材適所
 正に適材適所ですね。
使用箇所や工法(処理方法)を間違えなければ、これほど便利な材料も少ないでしょうね。
2インチ×4インチの材とベニア(集積材・一種の合板)を組み合わせて開発されたのが、乾燥地帯の多い米国などであると言うことと、高温多雨の日本での材料的な問題を踏まえて考え直していただきたい物ですね。ロスアンデルス(LA)などでは道路に雨水の為の側溝も存在しない地域です。東部地域でも殆ど側溝を見かけません。
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