先にも言いましたが、この制度には10項目に分けられ、おのおのに性能の
ランク付けが有ります。
もっとも全ての項目において最高ランクが「いい家」とは限りません。
又、ランクアップに伴い費用対効果も考えて重点項目を決めればよいと思います。
(ここで、私の思う「いい家」とは、住み心地が良くしかも永く安全に暮らせる家です)
この制度は皆様もご存知と思いますが任意で設定されています。
住む人の安全を確保する上で大切な「構造の安定」地震・暴風・積雪等に対しての
強度のランク付けが有ります。
最高ランクは耐震等級3です。耐震等級1より3の方が強い建物になります。
しかし、強いから良い家とは言い切れません。
ここに住まい造りの難しさがあるのではと思います。
あさひホームは標準基本性能で「耐震等級2」です。
最高ランクの3では有りませんが3に近い2と言えます。
それでは、「耐震等級1」とは極めて稀に起こる地震(関東大震災や阪神淡路の大震災)にたいして倒壊・損壊しない程度になっています。
きちんと正しく造れば大抵の地震では壊れない強度が有ります。
では、「耐震等級3」と言えば「耐震等級1」の約1.5倍の壁倍率が有る家ですが、
「耐震等級1」の家が悪い(弱い)と言う事にはあたらない場合も有ります。
もっとも建築基準法ギリギリの強度(耐震等級1)をクリアーした家(実験棟)では
倒壊した実験結果も有りますから、等級3の家はそれだけ安心と安全が約束された家と
言えます。
昨年、ビックビルダーの建築した大量の物件で耐力壁不足が発覚しました。
手抜きと経済設計を重視すれば建築基準法ギリギリの家に相当すると言う事でしょう。
これらは法的に強度を確保しても現場のモラルが欠落していれば
何の意味ももたないのです。
もっとも地域に根ざした造り手は、この様な制度に関係なく、住んで頂く方の
安全と安心を常に確保した家造りをして来ました。・・・・・次回に続きます。
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