ジャーナリストの苦悩

フィリピン、米カリフォルニア在住後、
現在は日本で活動するジャーナリストが
日々の生活をつづる。2006年8月開始

地方大会にいるROOKIES

2009-07-20 13:52:21 | 高校野球
三連休の最終日――。

夏の甲子園の地方大会真っ盛りだ。地元の埼玉大会は今日と21日で4回戦16試合が行われ、16強が出そろう。

高校野球の醍醐味は改めて言うまでも無い。最後の夏に賭ける球児の、勝者の笑顔、敗者の涙には感動させられる。僕は野球経験が無いが、元高校球児にもたまらない夏だろう。ワンセグで試合速報をチェックするオヤジたちが、近所のショッピングモールに何人もいた。

全国大会である甲子園に出るのは、約17万人いる高校球児(高野連発表)のうち、各大会で約1,000人。ドラフト候補者の見定めやプロ並みのスーパープレーに心が躍る。

地方大会の味も格別だ。実力のかけ離れたチームの、ラグビー並みのスコア。近所の知っている子どもを見られる。地方大会に必ずいるのがROOKIESさながらの茶パツの球児たちだ。部員不足で、陸上部あたりから調達されてきたメンバーで構成されているチームもある。

そんな学校がシード校にコテンパンにされたりする。それでも笑顔で、試合終了後、ロン毛くんも一礼し、しめやかにゲームは幕を閉じる。やつらもプロ予備軍も同じ18歳だ。

地元の選手。

早実(西東京)の1番打者、安田選手(1年)は中三の長男が所属する浦和シニアOBだ。昨日はその活躍が全国紙に載った。それ以外にも、1年生では浦和実業の金田選手がレギュラー出場しグランドを沸かせている。浦実は昨日、3回戦を突破した。シードの埼玉栄高校に惜敗したものの2-1と善戦した蕨高校の4番打者、根津選手(3年)は、蕨リトルリーグ時代の先輩である。

長男の中学の2年先輩、石川君は昨日、沖縄大会を制した興南高校のピッチャーだ。

これから、蕨リトルOBの西山君(2年)が背番号を付けている鷲宮高校(OBにヤクルトの増渕投手がいる)の試合が始まる。シード校相手に善戦してほしい。