膀胱癌闘病記(予後と再発)

TUR-BT経尿道的膀胱腫瘍切除術→坑癌剤投与2クール→放射線治療('13年4月~)【TNM等は下段プロフ参照】

10,膀胱癌全摘手術(TUR)

2013年01月06日 20時55分12秒 | 日記
「腫瘍摘出手術の結果」

退院して、遂にこの日を迎えました。
結論から申し上げると、絶望間を感じ得ました。

生体検査の結果は、病期が“T1”から“T2~3”に昇格!?筋肉層に浸潤の可能性がある、と。
今後は、再入院による抗がん剤投与を約一ヶ月する。それを2クールした後に膀胱の全摘手術。
「人間やめますか?」って聞かれた感じです、職場はどうなる?

しかし“異型G3”は恐ろしいなぁ、あっと云う間に進行している感じです。
この治療方針は全国の最先端医療団と共に近年に確立した最新の治療方法らしく、実績があるとの事。話題は既に“命”にシフトした感がある。春に発症した時に県立病院に行かず、真っ先に岩手医大に来ていれば、と、後悔先に立たず。

初診から、この時点迄に要した治療費は、初診の内視鏡等の検査等で約3万円。検査入院は約4万。手術で約8万円。入院買い物に約2万円、総額約17万円くらいです。
健保組合(社会保険)の高額医療費限度額設定を申請し利用しました。
私の年収で区分は“B”とされましたが、この場合、1ケ月~3ケ月連続本人負担が約80,000円を超えた場合4ケ月目以降は約45,000円となります。

この時点迄にスピーディーに治療が進んでいる事に気が付きますが、実はこの岩手医大の泌尿器は絶えず満床情態であり、予約待ちに列を成している事に、次の入院で知ることになります。僕の年齢からくるリスクを考え優先されたのでしょうか?

9,膀胱癌全摘手術(TUR)

2013年01月06日 20時30分00秒 | 日記
「腫瘍摘出手術」入院

手術の三日前に入院。体調を整えて三日目の手術に備えます。
前日夕食後から絶食、飲み物も禁止。
当日、点滴が入り、浣腸(苦手です)し、歩いて手術室へ入り、半身麻酔。
あっと云う間に脊髄麻酔は効き、カテーテルも内視鏡も何でも来いっ!!てな感じです。

いよいよ開始
モニターを視ていましたが、腫瘍の様子が検査時の画像と違うように感じる。。。増えてる?
時間も予定の40分位を大幅に超え、電気メスが腫瘍を焼く時のモーター音が手術室に響く。全工程約2時間と予定の倍になった。
医師によると、検査のカメラで確認出来なかった隠れ腫瘍が想定より多かったが全て切除したと思われる。

手術を終え病室に。
膀胱鏡での手術ですからICUにも入りません。体には、尿を出すカテーテル、点滴のライン、当日だけ足をマッサージ(まれに血腫が出来、肺に行く合併症予防)するマシン、直後だけ酸素吸入。ほとんどが翌日あたりに取れます。
尿の管は3日目に取れコードレス、手術4日目に退院。

詳しい結果は、今回の手術状況と生体検査の結果を待ち、12月26日外来で。

7,膀胱癌全摘手術(TUR)

2013年01月06日 18時53分16秒 | 日記
「検査入院」

メインの検査は前回と同じ膀胱鏡検査です。
前回との違いは、内視鏡ケーブルが少し太い事。また、血圧の薬の中からバイアスピリンを入院7日前から止めて確り腫瘍細胞を採取する事です。

2回目の膀胱鏡です。
尿道から入れるのですが、男性は勿論、おちんちんから入れるのです。
男性は女性に比べケーブルの挿入距離が長く、恐ろしく激痛を伴います(個人的感想)。おしりの肛門の上にある骨の隙間を狙い麻酔するのですが、今回も効きませんでした。正に激痛で、古代の拷問か?的な痛さです(個人的感想)。
しかし凄いですね、我が家の地デジ並みの画像で膀胱内を写し出され、ドクターの作業が良く見えます。
が、しかし、尋常ではない激痛には参ります。
余談ですが、後に膀胱を残す治療をした場合は3ヶ月毎に膀胱鏡を入れると言うのです。再発の監視的な検査の為です。
私には考えられません、気持ちが折れそうです。
無事に検査を終え、翌日退院。結果は後日。

6,膀胱癌全摘手術(TUR)

2013年01月06日 18時22分35秒 | 日記
「生体検査結果」

この日は夫婦で参りました、家内に正確に伝えたかったのです。
ドクターの説明によると“悪性”、つまり膀胱癌である。
病期は“T1”俗に云うファーストステージに相当するでしょうか?。
また、腫瘍の異型(医師は“顔つき”と表現します)は“G3”G1~G3の段階中、最も凶暴な癌細胞と理解していただければ、と。
実は膀胱鏡検査の時に普段から服用している血圧降下剤の中に“血をサラサラ”にする薬(バイアスピリン)がある為に、多量の出血の可能性があり確りとした腫瘍採取はしていなく、偶然とれた組織で検査をしたとの事。
治療方針を立てる為に、検査入院をして事前準備をして確りとした検査をするとの事。一泊2日です。
医師の診断は患者にとって、客観的、且つ、確定的であるべきと感じます。思いやりから来る希望的観測は患者には酷になる事があります。僕のように…