あるまこ~

ITコンサルタント&山岳ガイド協会公認 山岳ガイド&インターネットショップ ラブジアース店長&LOC代表の徒然日記。

【E遠征】#3 7/13 ツェルマット→オーバーロートホルン(3,414m)登頂

2012年07月13日 23時41分30秒 | 【2012年ヨーロッパ遠征】

今日が登山1日目。体調を整えるため、高所に体を慣らすため、土地勘を得るために、ほんと手軽に上れる3,000mオーバーのオーバーロートホルン(3,414m)へ。天気予報とおり、午前中の遅い時間から雪がぱらつき、3,000m以上の山々はガスがかかったり、晴れたり。午後は、雨の予報でしたが、そこまで降ってはなさそうです。下山後、マッターホルンミュージアムに行って、Alpine Center in Zermattに明日の予約の確認し、ユースホステルで夕食です。ステーキ、スープ、ピラフ、サラダ、プリン等で満足。

■行程
6:00 起床
6:50 朝食(ユースホステル)
7:30 ユースホステル出発
8:00 スネガパラダイス駅到着
8:30 スネガパラダイスのケーブルカーへ乗車
9:00 ロートホルンパラダイス到着
9:10 ロートホルン出発
9:20 Fruggji
10:15 Oberrothorn(3,414m)到着/10:40 出発
11:30 ロートホルンパラダイス到着(※後はだらだら休んだり、寄り道したり。)
12:30 Stellisee
13:30 スネガパラダイス駅
15:40 Alpine Center in Zermatt
18:40 夕食

■登山道の説明

ロートホルンパラダイスからオーバーロートホルン(3,415m)は、登山道が良く整備され、ツェルマットに到着した次の日の高所順応に最適です。ここで、しっかり体調、装備、周辺の山々を確認しましょう。

(0)アプローチ

(1)ロートホルンパラダイス(Unterrothorn山頂駅、3,103m)→フルッギ(Furggji、2,981m)【登り20分、下り15分】
山頂のロープウェイの駅を出ると目の前にレストランがあります。その駅とレストランの間からオーバーロートホルンのコルへ明瞭な登山道はなさそうですが、ところどころ雪渓がのこる道を下ります。Furggiまでは、ゆっくり歩いても下り15分、登り20分程度でしょう。

(2)フルッギ(Furggji)→オーバーロートホルン(Oberrothorn、3,415m)【登り1時間10分、下り45分】
フルッギから比較的なだらかな登山道が始まります。オーバーロートホルンを大きく回りこむようにトラバース道がつづら折に続きます。ショートカットの道がいくつもありますが、のぼりの際は高所に身体を慣らすためなるべく傾斜の緩い道を選択しましょう。逆に下りはショートカット道で下れますが、浮石が多いので落石に気をつけることと、ざれているので転倒に十分気をつけてください。登山道のセクションで1箇所固定ロープが20m程度設置されていますが、ロープを使わなくても、その上部の道を通行することも可能です。稜線近くなるとスラブの岩山を登ります。岩の上の砂や細かい礫を踏むとスリップする場合がありますので、そういった箇所は避けましょう。こういったスリップしやすい登山道は確実に体重移動で重心を移動させることが重要です。滑りやすい斜面に体重をしっかり乗せて摩擦を大きくすることによって、滑りにくくなります。山頂までの途中で道標はほとんどありませんが、ガスった時に役立つであろう大きな「目」の看板みたいなものが立っています。

(3)オーバーロートホルン山頂(Oberrothorn、3,415m)
山頂はあまり広くありません。休憩するスペースは斜面になっているので、荷物(特にペットボトル)を落とさないように気をつけましょう。転がったら彼方下まで落ちていきます。風が強い場合は北側に多少風除けできるスペースがありますが、あまり大きくないので、団体が占領している場合もあるでしょう。西側はすっぱり切れているので十分注意してください。

■写真

↓スネガパラダイスのケーブルカー。黒部を髣髴させます。

↓どうしても出てこないモンテローザ。結局、今日は頂上は見えませんでした。

↓ツェルマット。ちいさなおもちゃのようです。

↓オーバーロートホルン頂上。

↓オーバーロートホルンへは九十九折の登山道を登りますが、くだりは、ほぼ一直線に降りていきます。

↓こっち見てます。

↓風があったので、まったく湖面に映らず。

↓マッターホルン天気悪そう。

↓スネガパラダイスの乗り口。

↓相変わらずツェルマットは大混雑です。原宿みたい。


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