投資家の目線

投資家の目線131(大和ハウスの小田急建設への出資)

 大和ハウスが小田急電鉄から株式を取得し、小田急建設に33.1%出資する。時間外取引(市場内の立会外取引)でも、買付け後の所有割合が3分の1超になる株式を取得する場合(著しく少数の者からの買付の場合)には公開買付(TOB)規制の対象となる法改正があったが、今回の比率はTOBを行わないで株式を取得する法律ギリギリの比率といえよう。通常の議決権行使の比率を考えれば、実質的には3分の1以上の影響力を持つと考えられる。少数株主への配慮としてはいかがなものか。
 株式の移転は時間外取引を利用して行うつもりなのであろうか。
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・今週、船場吉兆の賞味期限偽装事件について記者会見があった。賞味・消費期限の改ざんは10年前から行われており、福岡の店舗では、賞味・消費期限を偽ったラベルの貼り方のマニュアルもあったと報道されていた。これで責任まで取らされては、パート社員はかなわないだろう。
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