「昨日、全国高校サッカー準々決勝があり、青森山田対昌平の対戦は
青森山田が4対0で勝ちました。」と影田
「いい試合だったよね。」と川端
「ポイントはどこになりますか。」と影田
「やはり開始4分で青森山田が2点を奪ったことにつきると思う。
それで昌平は相当厳しくなってしまったから。」と川端
「なんか昌平はセットプレーでのディフェンスがあまりうまくないみたいだね。
それに対して青森山田はセットプレーをよく練習しているみたいだ。」と川端
「特に2点目がキーだと思う。青森山田のフリーキックから始まり、
青森山田の選手と昌平の選手が空中で競ってそのボールが昌平の選手の
アタマに当たって、そのボールがなんと昌平のゴール正面に飛んできた。
まるでバックヘッドのようにだ。」と川端
でなんとそこに青森山田の選手がいてその選手がすぐにボールをトラップし、
シュートを打とうとしたが、トラップがうまくいかず、
ボールはゴール左の方向にこぼれたが、そこにまた青森山田の選手が
いてすぐにシュートを打ち、ゴールを決めた。」と川端
「そのシュートもさ、全然角度がなかったのに青森山田の選手が放った
そのシュートはゴールポストとキーパーの間をうまく抜き、最後はゴール右側の
ポストに当たってゴールに吸い込まれた。」と川端
「不思議な点かもしれない。もしヘディングで競ったボールが青森山田の選手の
アタマに当たっていたらゴール前にいた青森山田の選手はオフサイドとなり、
得点にはならなかった。」と川端
「でもサッカーっていろんなことが起きるゲームでオウンゴールだってよくあるしさ。
この試合に関していえば青森山田の選手のポジショニングがすばらしく
よかったということ。ゴール前でのバックアップもあったし。」と川端
「なのでこの試合に関していえば青森山田がうまかったと思う。」と川端
「はい。」と影田が返した。